松江市街

実に45年振りに島根県の松江市街に寄った

京橋

学生時代に松江城と小泉八雲の住まいと、このあたりを歩いた記憶がある

京橋川端の珈琲館京店

堀川めぐりの乗船場

京橋とカラコロ館

カラコロ広場

松江市街で時間がとれたのは、小一時間

遠目に島根県立美術館

2022年6月1日リニューアルオープンだったが、

松江を訪れたのは、数日前だったので行くことはできなかった

千鳥南公園から宍道湖と松江市街を遠望

「食エネ自給のまちづくり」小山田大和著

耕作しながら太陽光発電する「ソーラーシェアリング」に取り組む小田原市の社会起業家・小山田大和さんの20年わたる実践の書で2022年3月に出版された。

ソーラーシェアリングというのは、太陽の光を発電と農業で分けるシェアすることから名づけられているが、一般的な日本語では「営農型太陽光発電」と言われている。

単に太陽光発電をするというのではなく、日本の農業をどう再生していくのか、地域の活性化・再生という観点に立たれている。

日本の農業が抱えている後継者不足、耕作放棄地の問題、鳥獣害等の問題をどう解決していくのかソーラーシェリングの実践はその解決の糸口を秘めている。

また幅広い活動をされているが、故郷の環境を守るとともに、地域の復活、地産地消の地域循環型経済による元気なまちづくりを目指していることは一貫している。

今や東京ではカロリーベースで食料自給率0%。神奈川県では2%しかない。日本全体で38%。ちなみにフランスは122%。イタリアは62%。

食べ物はなくならない。お金を出しさえすれば買って来れると思っている人は多いが。東京大学大学院教授の鈴木宣弘教授が「農業消滅・農政の失敗がまねく国家存亡の危機」(平凡社新書)で書かれるいるように「食料の確保は、軍事・エネルギーと並ぶ安全保障の要」であるはずなのに そういう危機感を抱いている人は多くはない。

小山田さんの会社の名前は「かなごてファーム」というのだけど、「かなごて」というのは、御殿場線の神奈川にある駅の総称の事で、つまり一つの自治体ではなく領域でとらえられている処。テリトーリオで問題の解決を図っていこうという姿勢に共感を覚えた。

「テリトーリオ」とは、長く法政大学の建築学科で教えられていた陣内秀信さんが「都市とその周辺の田園・農村がつながる経済的・文化的なアイデンティを持つ、こうしたまとまりのある地域」と定義づけられたが、流域圏=経済圏で問題の解決を図っていこうという取り組みである。

全国各地を歩いてみると日本の地方のポンテシャルはまだまだ残っていて、若い人達が地方再生の為に汗をかいているところも増えてきたと感じる。

もうひとつ、小山田さんの根底には、小田原出身の二宮尊徳の「推攘の精神」に裏打ちされていることに感心した。「どんな人にも必ず能力=「徳」がある。その「徳」を今の自分のためだけに使うのではなく、将来の自分の為に磨き、社会の為に使っていくべきである」。

二宮尊徳が実践した思想は、協同組合思想と言って良く、至誠、勤労、分度、推譲を実践し地域の皆が幸せになる健全で活力あるまちづくりに取り組んでいることだ。小山田さんは1979年生まれと若く、今後一層の活躍に期待したい。

植田正治写真美術館 -6

植田正治写真美術館(うえだしょうじしゃしんびじゅつかん)は、鳥取県西伯郡伯耆町にある写真家植田正治の個人美術館である。1995年9月23日に開館した

本人から寄贈された12,000点の作品を収蔵、常設展示し、植田の芸術とプロフィールを紹介している。

植田さんの写真は、写真という表現方法を借りているが一カット一カットが完成されたデザインという印象が強い。

美術館は植田の故郷鳥取県境港市近くの伯耆町に立地し、建物のスリット状の隙間から伯耆富士の形状の大山と水面に写る「逆さ大山」を望むことができるように設計されている。以前はのどかな田園地帯が広がっていたが、隣接地に工場も建設されていて、今後美術館の環境が守られていくことを切に願う。

幾つかのホテルの事

1、地方の古くからの温泉宿

岡山県のとある温泉。バスがホテルまでの狭い道を行けないと観光案内所で降車させられ、雨の中坂道を五分ほど歩く。という始まりだから、そもそも第一印象が悪かった。

関東でもさびれた温泉は沢山あるが、平日の夕方とは言え、ほとんどの店が営業していない。というどころか廃業し少し朽ち果てた、さびれた温泉街を歩くと、現実に引き戻されて陰鬱になってくる。

そもそも視察ツアーなのに、この温泉街の中のホテル・旅館を自分で予約しなければならなかった。皆ツアーの客だと知っていれば送迎用の車を出せたと旅館の人は言う。

どうやら主催者側がまとめて予約した部屋もあり、ネットで予約した私たちは宴会場の下でエレベータ脇で建築計画的には、おそらくリネン室だったものを後で客室に改造したものではないかと予想できるなんともちぐはぐな部屋だった。

掃除が行届いてない。部屋の換気が悪い。Wi-Hiのパスワードを聞いても答えられずチェックインの時に書いた紙を渡したとしか答えない外人の従業員

お湯だけは良かったが、これは自然の力

ツアーの懇親会を観光案内所近くの居酒屋でやるというので雨の中坂道を降りて向かう。油ぎとぎとの唐揚げ、刺身もどき、砂糖をどれほど入れたのかと思うほどの鳥すき焼き、まともに食べれたのは冷凍枝豆とおむすびぐらい。

それでも懇親会で関連する業界の人たちと話せたのは良かった。

賞味期限が残り少ない商品を飾っているだけの売店。地方の魅力を感じない 業務用スーパー品ではないかと思うのような品が並んでいる朝食。

負のスパイラル状態で抜け出すことができないでいるのだろうと想像してしまう。

2、地方都市の駅前にあるビジネスホテル

鳥取県のある主要都市の駅前という立地と有名ホテルチェーンということもあり金曜の夜は満室だという。ネットでツインを予約していたが、一人当たり料金ではなく室あたりの料金だという。おかげで半分の料金で済んだ。

ツインでも部屋はギリギリの大きさ。ユニットバスとトイレと手洗いが一緒。実は このスタイルのユニットバスは嫌い。換気悪いし、夫婦だからといって臭いを我慢することはできない。

朝食がひどかった。のどぐろの干物というが生臭かった。客単価と原価率を考えたら こんなものとは思うけど。建物は立派な大きさだが安かろう悪かろうの典型のようなホテル。稼働率は高さそうだが、利益は出るのだろうかと心配してしまう。

3,コンテンツ・ツーリズムに乗った地方都市のホテル

島根県の中心的な都市から車で一時間あまりの港町にある宿が、知人のお薦めだったので行ってみた。全国的に展開していたホテルをパワーアップした和風温泉宿シリーズ。

最上階に展望風呂と露天風呂があり、湯上りにはアイスキャンデーが無料で食べられる(朝風呂にはヤクルト)。お風呂は夜通し利用することができ、掃除は日中するとの事

部屋の冷蔵庫には、今時珍しくカットフルーツとミネラルウォーターが入っている

コンセント、有線LANとWi-Hiが完備。コンセントが要所要所に配置され宿で仕事をする私にとって有線LANはありがたい。全館畳マツト式で清潔、しかも完全バリアフリー

売店は設置していない、和風のデザインで統一されているが自己主張の強いデザインではない。朝食はバイキング方式だが品数豊富、地方食が取り入れられており、評判通り大人気。

夕食もバイキング方式らしいが これは予約いっぱいで食べれなかった。

土曜の夜とは言え、小さな子供の家族等で満室。旅館の専用駐車場で車のナンバープレートを見ると、かなり広範囲の地域から客が来ていることがわかる。温泉旅館とビジネスホテルの良さをミックスしたようなホテルの業態。ここの主体は学生寮やサービス付き高齢者住宅を展開してきた企業なので、運営ノウハウの蓄積があるのだと思う

細かい部分に従業員の手間を省く工夫がみられ、様々な部分を合理化した一方でお客さんが喜ぶ客室・食事(料理)に集約している様子がみえる。

ある漫画家の出身地であり、街全体がコンテンツ・ツーリズムに彩られている。
妻は10年程前に訪れているが、その頃は寂れた港町という印象だったというが、随分と店舗も増え、港もきれいになったと言う。

インバウンドに依存しない これからの日本のホテル業態のひとつを見ることができ紹介してもらった知人に感謝。

あわくら会館 -5

建物の中央にあるあわくらホール。

西粟倉村議会議場も兼ねていると聞く

ウェーブ型重ね透かし梁構造

百森ひろば

「あわくら会館」は、森林経営、素材生産、木材流通や木製品・木製家具デザインなど、地域の川上から川下までの事業者が協働することにより建てられた木造庁舎及び多目的交流施設で、工期の分割や木材供給スケジュールに合わせた工程の設定等の工夫により、建物に使用する木材の村産材率97%を実現しているとの事。

地域の木造活用の為に材料寸法の制約も多かったようだが120×240という寸法を上手に利用していていた。

健全な森林経営の推進を目指す「百年の森林構想」に基づく計画的な設計プロセスと美しいデザインを実現している。

「あわくら会館」(岡山県英田郡西粟倉村)は、施主が西粟倉村、設計がアルセッド建築研究所、施工が梶岡建設です。

主要構造は木造軸組と鉄筋コンクリート地上2階建て(延べ3461平方㍍)。主な使用樹種 スギ、ヒノキ、クリ、カシだそうです。

内外装の大部分に同村産のスギとヒノキが使われています。

ドア開けると無垢材の木の香りが。大断面集成材の木造建築とは一味違う。人への優しさを感じる建物でした。

亀さん

いつもの美容院に行ったら、待ち椅子の脇の水槽から亀さんが首をあげて挨拶して来た。

もう10年以上 家族全員が同じ美容院に行ってるせいか、この亀さんもすっかり顔なじみで、最近はあいさつしてくる。

「こんにちは」

「はい。こんにちは」

「元気でやっていますか」

「なんとか元気にやっています。水槽の中ではマスクとかしなくていいですね」

「はい。軽快です。今日は婆ちゃんは一緒じゃないんですか?」

「今日は婆ちゃんは、後楽園スタジアムのコンサートに行きましたよ。虹色のマスクして 推しのTシャツ着て行ってます」

「婆ちゃん元気ですね」

「多分 明日は腰が痛い、湿布貼ってというと思うよ」

「アッハッハ カメカメ」

【省エネ適判】完了検査時の軽微変更

このところ省エネ適判の「軽微変更該当証明申請書」を交付してもらうのに慌ただしかった。完了検査日の10日前ぐらいに「軽微変更該当証明書」(軽微変更ルートC)を添付するように役所(計画通知案件)が設計者に言ってくるものだから、先週末に急ぎ省エネ適判機関に連絡をとり、書類を作成し若干の補正のやり取りをして、何とか完了検査に間に合わせることができた。

そもそも省エネ適判は、何ともせわしい業務だと思う。

適判時には確認申請事前審査であれこれと変更されることが多いが、それが確認申請本受付から決済までの短い期間で、再チェックし再計算し確認申請決済前に省エネ適判も決済させないといけないというタイムスケジュール上の課題がある。

確認申請の事前審査での各居室の面積や開口部の面積等を始め細部の変更は、構造適判に比べて省エネ計算上は多くの影響を及ぼす。現代の数値等の整合重視の審査ではとりわけ。

また聞くところによると省エネ適判の審査はどこも滞留気味、つまり審査時間がかかっていると聞く。

指定確認検査機関に勤務時代。ありとあらゆる建物の審査をし、沢山の設計者の書類や図面を見てきた。設計者の技術的力量は様々で一級建築士だから、有名アトリエ事務所だから、著名な会社だからと案ずることなかれ、未熟な設計者に出会うと通常の何倍も手間がかかる。そこからの教訓は、物事や設計者を一様のものととらえない事。不特定の設計者を対象にせず、ある程度技術的力量が判っている設計者だけを対象にしたビジネスモデルの方が効率が良いだろうという事だ。マーケットを限定するのだから小規模経営しかできないのは自明だが。

こうして技術的力量がある程度わかっている旧知の設計者の場合でも、あたふたしてしまうのが省エネ適判だ。だいたい「軽微変更該当証明申請書」を10日弱で交付できると思うのが役所の無茶ぶり。

その無茶ぶりが分かったのか、今回は「軽微変更該当証明申請書」を計画通知本体の軽微変更の添付書類には含まず、完了検査申請時に提出する書類として扱つてくれることになったのは良かった。もっとも こちらも変更箇所を細かく聞き再計算してみて、確かにルートCだなと判断できたのだが。もっと早くにチェック依頼があればあたふたすることは避けられたかもしれない。

省エネの軽微変更には、「ルートA、B、C」があると言うと「えっ。そうなの。知らなかった」というのが大概の設計者の反応だ。そのカテゴリは

「ルートA」・・・「省エネ性能が向上する変更」

「ルートB」・・・「一定範囲内の省エネ性能が減少する変更」

「ルートC」・・・「再計算によって基準適合が明らかとなる変更」

なのだが、意外とその区分はデリケート。そのルートの詳細は別の機会に記載するが、意匠設計者の思い込みと独断で判断しない事が大事。完了検査の最低でも1ケ月前にはアクションを起こしていないと、後々大変になる。

尚「軽微変更該当証明申請」には省エネ適判機関の申請手数料がかかる。当然弊社のような省エネサポート会社からも請求書が届きますので宜しく。


盆栽の手入れ

欅の盆栽の苔に黴が生えたようで、妻が盆栽の手入れ方法を教えてもらいに大宮・盆栽村に行ってきた。黴は元々の根に付いていたものらしい。盆栽の手入れの仕方、葉の切り方、水のやり方などを教えてもらう。

鉢から盆栽をとり、根の間の土を取った後に、根を水洗い

鉢をもう少し深くて大きいものに取り換えてもらい、新しい土を入れる。土が流れないように鉢底につけたメッシュの固定方法、植木の固定方法等を教えてもらったようだ。

藤樹園さんは盆栽教室を昭和40年より開講していると聞く。現在も老若男女が盆栽を楽しみながら勉強をしている。伺っときは意外にも若い人が多かった。

大宮盆栽村のかえで通り。その風情ある石畳の街並み

こんな素敵な街並み、住宅地がさいたまにあることを知らなかった。

「特積み」市街化調整区域の開発行為

「特積み」とは、貨物自動車運送事業法第2条第2項に規定する一般貨物自動車運送事業のうち、同上第6項に規定する特別積合せ貨物運送を行う事業の事。

法的には、都市計画法第29条第1項第3号に規定する「公益上必要な建築物」に該当するのだが、ほとんどの自治体が条例で特別積合せ貨物運送事業に係る開発行為の諸手続きが必要としている。

今不動産会社から流れてくる物件情報には、市街化調整区域の物件で特積み条件付きのものが目立つ。運送事業者のなかでも「特積み」の認可申請を検討する一般貨物事業者が増えていると聞く。

特積み事業者の特権は、市街化調整区域の開発行為。

市街化調整区域の開発行為は、都市計画法第34条各号に立地基準があり、物流施設の建築は容易ではないが「特積み」だけは可能性がある。

あくまでも可能性であって市街化調整区域の開発行為にはクリアーしなければならない他の法律が沢山ある。安易に考えている不動産事業関係者も多いのが現状。

特積みの申請は国土交通省運輸局自動車交通部貨物課になるが、特積みによる開発行為は計画地を所管する都市計画課に条例に基づき、一般的には最初に相談票を提出する。その相談票が特積みに該当するか否か国土交通省運輸局自動車交通部貨物課に照会され、その回答後に事業者へ「相談結果通知書」により通知する。このあたりの手続きフローは各自治体で多少異なる。

市街化調整区域の開発行為は、都市のインフラが整備されていなところが多いので開発行為の申請は容易ではない。大概は農地なので農地転用許可が必要となる為に結構なハードル。規模によっては都市計画審議会の決定が必要なものもあり、汚水雑排水等の排水経路・排水同意。青道・赤道の存在もあり、それらの廃止、付替え等の業務も発生する。結構面倒くさい。

今 弊社はコロナ禍のもと東京と埼玉で二拠点業務となっているが、埼玉でのつながりでは、物流と生産施設の話題が大半。

中銀カプセルタワービル 解体中

あの黒川紀章が設計した集合住宅・中銀カプセルタワービルの前を通った。解体用に足場がかけられて準備が進んでいる。

1972年に完成した中銀カプセルタワービルを「雑誌・新建築」で見たのは、田舎の高校生の時だった。黒川紀章の建築が好きだつたわけではなかったが、この建物は衝撃的だった。

黒川紀章は情報化社会の主役になるのは「移動しながら仕事したり暮らしたりする人物像」と予言し、「ホモ・モーベンス(移動する人民)」と名付けた。

そして「ホモ・モーベンス」の家がカプセル建築だと宣言していた。コロナ禍でテレワークやワーケーションなど仕事がどこでもできて多拠点生活が現実になって、時代が黒川に追いついたと誰がが言っていた。

高速道路の反対側の歩道橋から眺めていたら、何だか哀しくなってきた。

LANケーブルのカテゴリ

既存住宅の増改修で建築主からLANケーブルの敷設替えを依頼され、その時LANケーブルはカテゴリ5からカテゴリ6にと言われた。最終的にはカテゴリ6Aに敷設替えする事になつたのだが、材料費は意外とかからず、ほとんど電気屋さんの手間賃。

実のところLANケーブルに幾つも違いがあることを知らなかった。そこで備忘録的に記載しておこう。

「上図・サンワサプライのサイトより」

【LANケーブルのカテゴリ詳細】

【CAT5】…通信速度:100Mbps「100BASE-T」
数年前まで広く流通していた低速規格で安価。セール品などの安価な無線LANルーターやハブに同梱されているケースがある。

【CAT5e】…通信速度:1Gbps「1000BASE-T」
最近は超高速な光回線サービスも増えてきたが、基本的にはCAT5eで十分な速度を得ることができる。コストパフォーマンスに優れ、オフィスでの利用にも十分なカテゴリです。

【CAT6】…通信速度:1Gbps「1000BASE-T」
通信速度はCAT5eと同じですが、CAT6の周波数は2倍以上。周波数の上昇に合わせてより多くのデータ転送が可能になる。ネットを快適にと考えている方は、CAT6導入を検討する。

【CAT6A】…通信速度:10Gbps「10G-BASE-T」
液晶テレビやパソコンで動画コンテンツを楽しみたい方や、テレビ会議などを利用する方に最適。今後、主流になってくる10Gbpsにも対応できる通信規格なので、これから一般家庭で動画を観る場合、在宅勤務でWEB会議等が多い人にはCAT6Aの購入がおすすめと聞く。

【CAT7】…通信速度:10Gbps「10G-BASE-T」
CAT7は速度面もノイズ耐性も高く、ちょっとしたタイムラグが命取りになるようなオンラインゲームをプレイしている方におすすめです。また、負荷が高い業務用サーバーとの接続にも最適。

【CAT8】…通信速度:40Gbps「40G-BASE-T」
40Gbpsという超高速、2000MHzという広帯域を実現。現在における最上位規格。ノイズ耐性も高く、高速で安定したネットワークの構築が可能で、主に業務用。


【2022.05.22 件のクライアントよりLANケーブルについて追加情報を頂戴しましたので、下記に掲載します】

GIGAスクール構想の学校内LANはCAT6A以上が義務付けられています。
学校の場合今後はCAT7設置が中心になると思われる。

LANケーブル
CAT6Aにはシールドさないもの UTPケーブル (従来のCAT5、CAT6は UTPです) と
シールドされた STPケーブルの2種類がある。
CAT7以上はSTPになっています。正しいアース処理が必須です。

本来、STPシールドケーブルでアース処理をするとノイズの発生が抑えられます。
CAT6AでもSTPケーブルでアース処理した工事が多くありましたが、アース処理が下手、アース処理漏れ、あるいはUTPとSTPケーブルの混用、でノイズ発生が多発したようです。
現在もこの種混乱が続いているようです。

それで戸建て住宅なんかでは最近はCAT6A UTP にして旧来のCAT5 CAT6 同様に特殊な処理をせずに 配線するケースが中心になっています。
それで我が家も業者が置いていた使用予定のケーブルを確認し CAT6A UTP だったのでそれでよいと回答しました。

学校、事業所、データセンターなどではCAT7(当然STPシールドケーブル 正しいアース処理)が必須です。
なお、戸建て住宅の様に短距離の配線であれば、CAT6でも実用上は10Gは出せるようですので体感上の違いはないでしょう。

盆栽の風景

我が家の盆美人達が一目ぼれした欅の盆栽

直幹と言って幹が真っ直ぐ伸びるタイプのものらしい

少し遠くから眺めると緑の丘の上に植えられた一本の欅の大樹のような風景を持っている。しかし盆栽は手入れが大変そうだ。まずは水やり。夏は朝昼夕と一日3回ぐらい水をやらないとならないらしい。陽にあてるのも大切。よほど暇じゃないと育てられない。大変だ。

「盆美」さいたま市大宮盆栽美術館

駐車場から竹林の雰囲気のある路を通って正面玄関に向かう

外壁の左官壁と目地

配置図、右が駐車場で配置上の建物のサイドを通って玄関にアプローチ

中庭には、立派な盆栽が一杯。

館内には真行草の床の間がしつらえてあって、それぞれの床の間に盆栽が飾られている。盆栽にはひとつひとつ風景があり、異なる世界があって面白い。盆栽をめでながらお茶するようなところがあれば一日中いれそう。

さいたま市で「和」の空間に包まれたかったら「盆美」

日本国憲法前文

『日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。

日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。』

憲法記念日に家族が集まった時に「憲法で何条が好きか」という話題になり、「99条」「9条」「25条」あれこれ・・・。全員一致で「前文」が最も好きな条文になりました。