the crack of dawn

【写真は2022年暮れ、群馬県川場村にて】

英語ではとても早い朝のことを言う時に使うらしい。

crackは裂け目、割れ目という意味なので、太陽の光が少しずつ差し込んで朝が明ける「夜明け」をイメージさせるような言葉。とても的確な表現だと思う。

歳をとったこともあるし、会社勤めを辞めた時から、深夜に起きて仕事をするスタイルに変わった。なにしろ電話は来ないから途中で仕事が中断することはない。意外と仕事がはかどる。まあ息抜きと思って見始めたら動画を全部観てしまったということも結構あるが。

寝ている家人にはうるさいと言われるのでBGMは流せない。たまにラジオを聞くが、結構面白い。しばらくラジオの存在を忘れていたが、最近は日中でも結構聞くようになった。なにしろPCに動画だと目が疲れて本が読めないから。

独りの時間が、とつても大切。

そして、しらじらと夜が明けていくときが一番好き。

窓を開け、朝の空気を入れる。

そして朝7時には、毎日同じ音楽が流れるようにセツトしてある。

もう その頃には一日のディスクワークは、ほぼ終わっている。

建築ストックの長寿命化計画

 もともと「長寿命化」という言葉は、文科省が10年ほど前に使い始めたような記憶があります。

 鉄筋コンクリート造の公立学校施設は、従来老朽化の進行に伴い建築後およそ40年ぐらいで改築が行われていましたが、技術的には劣化等の状況に応じて必要な対策・改修等を行う事により、70~80年程度使用することは可能でした。それは民間の建物も同様です。

 長寿命化は、既存建物の構造体を利用する為に、構造体の構築が不要であり、また既存建物の取り壊しを行わないので、それらに係る工事費を削減できます。又排出される廃棄物量も削減されるので改築(スクラップ&ビルド)に比べて極めて安価な工事費で、しかも短い工事期間で実施することができます。一般的には、改築コスト総額の60%程度を上限にすると考えられています。

 またライフラインや建物環境の改善などもあわせて行うために新築(改築)と同様な環境改善を図ることが出来ます。

 鉄筋コンクリート造の場合、第一段階として構造体の劣化状況等の把握が不可欠です。コンクリートの中性化深さや鉄筋の腐食状況、鉄筋のかぶり厚等の状況を確認しますが、耐震診断や耐震補強を実施している場合は、その時の資料は参考になりますが、時間が経過している場合もあり、又耐震診断で調査するコンクリートの圧縮強度や中性化の試験体数は極めて限られている為に、耐用年数評価をする場合は、建物全体にわたっての調査が必要となります。

 建物を改築とするか長寿命化とするかは、個々の建物毎に判断しなければなりません。結局は長寿命化整備とその後の維持にかかる費用が判断基準となることが多いと思います。これには総合的な判断、将来を含めた全体を俯瞰した判断が必要となります。

 弊社では建築ストックの長寿命化計画にあたって、第一段階で耐久性評価と遵法性調査を一体的に進めます。民間の建物の場合、改修計画、リーシング計画、概算工事額の算出、長期修繕計画、事業収支計画を一体的に行います。

 これは今までの私(弊社)の設計・監理経験、建築審査の経験、エンジニアリングレポート等の業務経験等を全て生かせる業務です。

 そろそろ「建築法務専門事務所」という肩書は変更しなければならないかも・・・

BCJ技研レポートを読む

一般財団法人日本建築センターの建築技術研究所の発行するレポートを読み返してみた。

調査研究 | 日本建築センター (bcj.or.jp)

第5号:マニュアル・レポート2023では、既存RC造建築物の耐用年数評価件数が、2019年5月から2023年3月までの累計件数で128棟にのぼったと報告されている。耐用年数が100年超と評価されたものが75棟、58.6%と最多で、評価不能のものが12棟とある。80年から100年と評価されたものが8棟あるので、80年以上の耐用年数評価でみると64.8%になる。

「BCJが評価する耐用年数」は、外壁等の屋外側から進行する中性化がその屋外側鉄筋の鉄筋のほとんどには到達しない年数を、調査時点から起算して推計している。

「評価不能」とは、中性化が一定に進行しており上記の耐用年数を正の値として算出することができないケースと書かれている。多分コンクリート中の塩分濃度が高かったものと個人的には推察している。

この耐用年数評価から築年数と耐用年数のあいだには必ずしも強い相関関係があるものではないということが判明したと書かれている。築古のものは総じてコンリートの圧縮強度は低いが、外壁モルタルが厚くこのモルタルによる中性化抑制効果が発揮されコンクリート躯体には中性化があまり進行しておらず長期間の耐用年数が評価されるものが多かったと書かれている。

 これには実感する。弊社で戦前の昭和12年のRC建物、地下1階地上6階建ての建物を調査した事があるが、外壁は厚いタイル貼りとそれ以外は20mm~30mmのモルタルの上に塗膜材仕上。一部補修した面ではモルタルが二層になっていたので外部からのコンクリートの中性化はほとんどなく、むしろ内部の躯体あらわしの面から中性化が進行していたケースを思い起こした。

 ただしモルタル等の仕上げ材の中性化抑制効果に対するポテンシャルは高くないので持続性には特段の留意が必要だと書かれている。

 築浅でコンクリートの圧縮強度が高いものでも、仕上材の塗料等が早期に劣化することにより中性化が進んでいる事例もあると書かれている。

いずれにしても調査件数が増えてデーターが蓄積されてきたなと思った。現在、このRCの耐用年数評価をする機関は増えてきているが、そのデーターの取り方や分析方法は各社まちまちと聞く。

以下弊社からの質問に対してBCJから教示してもらったことを転載しておく。素晴らしい内容だったので、参与ごめん了解とらずに転載します。

「耐久性設計では新築時の設計耐用年数、つまり使用期間をどれくらいに想定して耐久設計をするかという計算モデルはありますが、現に築数十年の風雪を経た建物の実際の中性化の状況を調査しそれを踏まえた残余の耐用年数推計方法は学会や国ともにありません。また、それに正面からトライするような研究もこれまではないと思います。おそらく建築センターの7名の評価委員の先生方は我が国のRCの耐久性分野をリーダーの方々ですので、建築センターでの多数の個別建物毎の耐用年数評価を通じて、その方法が徐々に収れんしていけば、いづれはデファクトスタンダードになるのではないかと思います。
 もう一つの問題は建築業界等での「耐用年数」という言葉が、正確な定義なしにそれぞれの観念で使われ混乱しているということです。広辞苑などでは「使用に耐え得る期間」というのが一般的な意味ですが、それを科学的・工学的に突き詰めることは極めて困難です。劣化要因は様々です。そこで、BCJでは一般的に劣化の支配的要因である
中性化に着目して外壁等の屋外側の最外側鉄筋の一部に到達する年数を推計して、耐用年数としています。

これは実際の構造耐力性能の限界から見た場合かなりの安全側の評価だということになります。現在の工学的知見レベルではすべての劣化要因を調査し、その劣化スピードを推計し、最終的・総合的な寿命を推計することは不可能です。
 だからと言ってこれまでのような一般論での耐用年数に縛られていては、現実社会での建物の長寿命化による有効活用は進みませんので、建築センターでは中性化による評価を実施しているということです。中性化以外の要因についても学識経験者が現地調査で目視等の範囲で確認し、他の要因が問題であればそれを評価書にも反映することとしています」

中古マンションを購入する際の調査方法を紹介する動画をYouTubeで見ていたところ、目視と表面上の劣化調査。修繕履歴の確認の必要性を言っていた。それはそれで必要な事だが、それだけでは足りないと思う。

人間の場合に置き換えてみると、症状の問診と過去の病歴だけで病気を判断するようなことはない。血液検査もし、レントゲンをとり、場合によつてはMRIや各種検査を駆使して病気の原因を追究する。それでも外科的手術で開いてみないとわからない事もあると医師から聞いた。

中古マンションを購入する側では、非破壊検査や微破壊検査をする事には限界があるので、売主側で実質耐用年数評価をきちんと行っておく必要がこれからはあるのではないか。

コンテクスチュアリズム・Contextualism

私の建築設計の考え方は「コンテクスチュアリズムだね」と言われた。懐かしい言葉を聞いた。ポストモダニズムの影響を受け、その時代の中で設計活動をしていたから当然色濃く残っているのかもと思った。

コンテクスチュアリズムとは、敷地や周辺環境などの街区の形状や風景、歴史や文化などのコンテクストを重視する設計姿勢や設計思想のこと。

1950年に建築家ロバート・ヴェンチューリが「建築の構成におけるコンテクスト」と題する修士論文を執筆し、ゲシュタルト心理学におけるコンテクストの概念を建築に導入した。

1970年代後半、チャールズ・ジェンクスやロバート・スターンによりコンテクスチュアリズムはポストモダニズムのなかに位置づけられたが、文化的コンテクストに偏重した概念として理解され、また歴史主義などとともに受容されたために、ポストモダニズム建築への批判が強まるにつれてコンテクスチュアリズムも退潮していった。

でも21世紀になった現在の建築設計でもコンテクストの概念は多用されており、歴史保存やリノベーション、地域再生が重要なテーマとなっている現代においてその重要度は再評価するべきだと思う。

そういえばロバート・スターンは 今どうしているのかと思って調べた。たぶん若い人は知らないと思うし、日本ではあまり評価されていないから邦訳の著作も少ない。

Robert A. M. Stern Architectsという大きな組織事務所になっていた。
https://www.ramsa.com/

写真は、事務所のパートナーズによって設計された2023年のパラディオ賞を受賞したイェール大学のシュワルツマンセンター。

もう結構な御歳(80代前半)だと思ったら、1998年からイエールスクールオブアーキテクチャーの学部長を務めていると書いてある。まだ現役なのかな。

日本ではリノベーションはマイナーな仕事とされていて学会や業界の中での評価は低いけど、アメリカでは大規模なリノベション案件は多い上に、きちんと評価されてるように見える。

建築ストックの長寿命化と耐用年数

 日本にはすでに有り余る建築ストックがありますが、建築業界の意識や市民の意識もスクラップ&ビルドから、建築ストックを長期に活用するという転換は中々進んでいないように思います。

 地球環境問題に加え、公共建築では地方自治体の厳しい財政状況。この数年の建築コストの大幅な上昇から民間建築物の事業収益性の低下等。今後の日本経済を見通すとスクラップ&ビルドの継続は困難であろうと思われます。

 しかし一方で、鉄筋コンクリート造の高経年建築物の長寿命化については、その方法やプロセスが必ずしも確立されていませんでした。

 長寿命化へのファーストステップの一つが耐用年数です。高経年建築物への多額の改修投資を決断するには、それが今後どれくらいの期間、必要な構造安全性等が保持できるのかについて、工学的な検証・評価が必要です。

 実は、もうひとつのファーストステップは、遵法性調査なのです。日本の建築ストックには、完了検査済証が無い建物、増築や用途変更が無届でなされてきたような建築物が官民ともに多いという特徴があります。

 長寿命化計画の最初の仕事として、耐震化や長寿命化の改修工事の費用を金融機関からの融資により調達するために耐用年数の適正な評価を行います。その上で個別に構造安全性が継続する期間を耐用年数と考え、その期間を確認したうえで長寿命化計画の策定、長期の改修資金の融資の可能性、事業採算性を検討する必要があります。

中央区立日本橋公会堂

誘われて日本橋公会堂で開かれた日本舞踊のおさらい会に行ってきた

日本橋公会堂は、迫り・花道(スッポン付)を設置した舞台機構があり、本格的な日本舞踊の公演を可能にしたホール。付帯設備には「藤娘」「娘道成寺」などの舞台写真を含めた定式道具も常備している。

たまには、琴の音色を聞いたり、舞を見るのも良いものだ。

調査現場の弁当

既存建物の現場調査をしたときの昼弁当

ロケ弁で有名な練馬区にある津多屋さんの海苔弁

マッコデラックスがロケ弁ナンバーワンと推していたということで、妻が注文し池袋西武の売店から21個の弁当を運んでくれた。

調査参加者やクライアントも含めて皆で和気あいあいと弁当を食べることが出来た。久しぶりだなこんな楽しい食事。マツコが推しというだけあって美味しい弁当だった。

海苔は二段だし、おかずは全て火が通っていて、手作りの味

これは、一週間後の2回目調査時の弁当

同じく津多屋さんのロース生姜焼き弁当

この時は、18個

豚肉の生姜焼きが2枚載っていて、おかずが海苔弁の時とは少し違う

ビルが2棟あったので2回に調査を分けたのだが、調査の後にそれぞれの調査担当の感想を言い、質問とかにも答えるカンファレンスを2回とも開催した。クライアントも参加してくれて、とても有意義だった。「てら小屋」らしくなってきたかもしれない。

「ながの社長のハッピーチャンネル」

孫娘からは、「爺ちゃん いつもYouTube見てる」と言われる昨今だが、

ちゃんと深夜には仕事しているんだよ。

そんな私が最近、YouTubeではまっているのが

「ながの社長のハッピーチャンネル」

仕事をしている社長のところに部下がやってきて、油が飛びはねるような料理を作る。社長は「おいおいおい!」と怒りながら、最終的に出来上がった料理を美味しく食べるというお決まりの動画。会社の事業内容を全く言わない。何の会社かもわからない。気になりすぎて、知名度が上がったという創業数年の会社。

何しろSNS総フロワー数190万人だというからビックリ。

実は、15種類の建設業許可を持つ総合建設業の「株式会社リンクロノヴァ」のYouTubeアカウント。宮城・仙台を中心に新築、改修問わず基礎建て方から内装設備全般まで一括で施工管理している会社で、専門は、「空調設備・電気設備工事を手掛けるプロである我々は、モノづくりを通じ、お客様に満足のいく「完成度」を提供して参ります。
我々は商品を滞りなく納めるだけではなく、商品の作り手である職人の技と知識と対応にも満足していただけるよう「モノと作り手を合わせた完成度」を追求し、磨き続けて参ります。みなさまとの1つ1つのご縁と絆を紡ぎ、時代が抱える問題の解決にむけて貢献し続ける企業として存在して参ります。」と書かれており、ちゃっんと理念を持つた会社だ。

建設業のSNS活用方法としても参考になるし、このチャンネルを見て知った機器もある。

「コロナック」という空気循環装置設置型ウイルス抑制システムで、空気循環装置(室内機)に設置し、様々な菌・ウイルスを特殊な波長の紫外線によって抑制する装置。。コロナックの深紫外線LEDは、ナイトライド・セミコンダクター株式会社製。

https://koronakku.com/

孫娘よ。爺ちゃんは遊んでいても 結構仕事に役立つ勉強はしているのだよ

「魚乃目三太作品集①②」

私はスパゲッテイ(パスタではない)だとナポリタンが大好きで

さらに丼物で言えばカツ丼が好き

つい本の題名である「金曜日のナポリタン」と「祖母のカツ丼」

に吸い寄せられて読んでみた漫画家・魚乃目三太さんの作品集

店構え・台所・食卓、食に関わる昭和の情景が懐かしくも魅力的

父母や兄弟たちとの食卓が思いうかび、ついほろりとしてしまう

美味しいものを食べると人は幸せを感じることが出来る

多くの人と集い食事をすることができる

戦争をしない国を残して死にたい。

既存建物の「負のオーラ」

 人間の場合、「負のオーラ」とは一般的に、「ネガティブな印象や雰囲気」のことを言います。 周囲に暗い雰囲気やマイナスな印象を与えてしまうので、負のオーラを放つ人は周囲からは敬遠されがちです。 考え方がネガティブな人は、負のオーラが出てしまうと言われています。


 既存建物も「負のオーラ」を放っているものがあります。それを感受するかどうかは個人差があります。


 そして、それらの多くは事故物件でもあります。既存建物調査の際に「事故履歴」が添付されてくるものがありますが、ほとんどが「事故履歴無し」と記載されてきます。

 しかし弊社では一応「大島てるの事故物件サイト」で確認をすることにしています。すると書類上は「事故履歴なし」という建物でも「自死」「殴殺」「焼死」「孤独死」「飛び降り自殺」等などがあったりします。

 既存建物から「負のオーラ」を感じる人は感受性の強い人、霊感のある人で、私は鈍感な方ですが、妻は霊感が強いので最近は既存建物の室内には極力入らないようにしています。

 鈍感な私でも今までいやだなと思った既存建物は幾つかあります。

 長年放置された地下室の照明が全くない空間。とある工場の用地取得でオーナーに同行した時、うっそうとした樹木の中に古い蔵と墓場があった。敷地内に墓場あるところは西日本では結構見られるが、「近づくな」と言われているように思ったこと。

まあ思い起こせば結構あるかな。

「負のオーラ」を感じたら「正のオーラ」を受容して中和しなければならない。

神社に御参りして清浄な空間に包まれるようにしています。



「クイーンメーカー」

ちょつとひと休みと思って見始めたら、朝まで12話見てしまった。

Netflix独占配信の韓国ドラマ「クイーンメーカー」は、イメージメイキングの鬼才で大企業の戦略企画室長だった女性(キム・ヒエ)が女性人権弁護士(ムン・ソリ)をソウル市長にするため選挙戦に挑んでいく様子を描いた作品。

韓国実力派女優の共演は、見ごたえあり

すごいよ捏造、隠蔽、血なまぐさく、金まみれの選挙の裏側

舞台を日本に移し替えると、

ここにきて6月衆議院解散という情報も出てきた。

点の出来事は、ひとつに集束していくのかもしれない。

日本のカール・ユンは、どこかにいるのかも

キリコテラス

東急プラザ銀座の屋上庭園「キリコテラス(KIRIKO TERRACE)」

芝生が広がるグリーンサイドと

オーナメンタルプールのあるウォーターサイドがあります。

緑に囲まれている感じがします

周辺部からは数寄屋橋交差点と銀座の街並を観ることが出来ます

11階レストラン街から屋上へのエスカレーター

【てら・アソシエイツ通信2023・第9号】を発行しました。

【てら・アソシエイツ通信2023・第9号】
(VOL09~2022年の業務と現在進行形のプロジェクトの紹介)
を、4月7日発行しました。

例年は正月に発行しておりましたが、

本年は年末年始に業務が集中し、発行が新年度になってしまいましたが

A4 16頁と盛沢山の内容になっています

主としてメール及び名刺を交換させていただいた方に

メールにて送信しています。

弊社は一斉メールではなく個々にメール送信を行っています。

現在あいうえお順で発送しています。

届いていない方は今しばらくお待ちください。

ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル

1階ロビーでクライアントと待ち合わせ・打合せ

横浜でも、このあたりは苦にしないで出向くことが出来る

湘南新宿ラインがあるので

グリーン車に乗ると時々寝過ごしそうになるが。

外人客が多い

1階ロビーの写真のみ撮影

ホテルフロントは2階・横浜港を眺望

「工務店の日報」福田雄一著

工務店の日常を綴った「現場あるある本」(漫画)

妻が書店で見つけて、読んでから私に回ってきた

妻は、比較的大きな本屋さんを隅々まで回って本を買ってくる。

好奇心の固まりのような人だから、色々なジャンルの本を読んでいる。

他方、私は最近は書店歩きはしない。

読んだ本で参照・引用された本や、各種書評欄等で紹介された本を

もっぱらアマゾンで買ってしまい、

これから読む本がいつも積みあがっている。

読書家だけど本屋さんの敵

さて この漫画のこと

建築現場を多少なりとも知っている人ならくすっと笑ってしまう

もともとツイッターやインスタグラムで評判になっていたそうだ

工務店の日報(@KOBA_co_osaka)さん / Twitter

「キツチン革命」第一夜

3月25日放映の「キツチン革命」第一夜を観た。

と言っても深夜TVerで観たのだが

とても面白く、元気をもらつた。

第一夜は、計量カップ・計量スプーン、四群点数法を考案し、日本の栄養学の発展と普及に尽くした、香川栄養学園(女子栄養大学・短期大学・香川栄養専門学校)の創設者である故 香川綾がモデル。

香川綾先生は、まさしくイノベーターだと思った。

我が家の本箱にある妻の蔵書「香川綾の歩んだ道・現代に生きる実践栄養学」を以前読んだことがある。

我が家の主食は、女子栄養大学から買っている「胚芽米」だ。

第二夜は、建築家・浜口ミホがモデル。

楽しみだ

オニバスコーヒー八雲

クライアントに連れて行ってもらったオニバスコーヒー八雲店

内装も魅力的な店舗だった

バリスタお薦めの浅炒りを飲んだ

旨い

この珈琲カップは陶芸家のイイホシユミコさんの作品らしい

買ってくればよかった

クライアントからお薦めのエチオピアを頂戴した

明日 飲んでみよう。楽しみ

世田谷区役所

久しぶりに世田谷区役所へ行ってきた

区民会館のあった部分の鉄骨がだいぶ組みあがってきていた

工事看板の脇に飾られていた完成イメージ

この世田谷区本庁舎等整備工事に伴い

建築・土木系の部署は二子玉川分庁舎に移転しているとの事

日を改めて二子玉川分庁舎に行かねばならない

世田谷線松陰神社駅前にあるブーランジェリー スドウに寄った

妻は役所に行ったんだか、パンを買いに行ったんだかわからないぐらい購入

たまにしか来れないからと言うけれど・・・

大規模庇の建築面積緩和

2023年(令和5年)4月1日より、建物用途限定で大規模庇の建築面積が緩和される。

令和5年国土交通省告示第143号

対象は「工場又は倉庫」で「貨物の積卸し等の業務」。建物の一部に当該用途があっても適用。

柱で支える形式の軒は不可。

緩和されるのは建築面積のみ。

男の独居老人は60歳代で死ぬ

古くて大きな団地の建物調査に行った時、男性の独居老人が部屋で亡くなり数日後に発見され、親族が家財道具を片付けに来ていた場面に出くわしたことがある。

その片付けに来た親族との対応で管理人さんが忙しくしていた中での会話を思い出した。

管理人さんに聞くと、総じて男性の独居老人は60歳代で死亡することが多いそうだ。それに比べて女性の独居老人は、結構長生きするとの事だった。

何故 男の独居老人は早く死ぬのか。食生活が不規則とか、周囲とコミュニケーションとかが無いからではないかと管理人さんは言う。

私は、いろんな要素があるが 長生きに一番大事なのは食生活ではないかと思う。男だと好きなものを適当に「餌」として食べるが、妻が作る食事は塩分やカロリーに配慮した健康的な食事が中心。

感謝しなきゃ・・・

それにしても独りで死んでドロドロになるのは嫌だな。

東京雲海

椿山荘の庭園で繰り広げられている「東京雲海」

ホテル上階から撮影させてもらった

携帯電話の画像

日中よりも夜7時以降の方がたくさん霧を噴出する「大雲海」があるとの事

以前長野県立美術館で観た「霧の彫刻」

こういう演出 色々と応用できそうだと思っていた

上二枚の画像は長野県立美術館

これから「夜桜雲海」というのも開催されるとか

江戸川橋の神田川畔と椿山荘の庭園は桜の名所

薄桜色に染まってきれいだろうな。

「朽ちるマンション老いる住民」朝日新聞取材班

ここで書かれているのは分譲マンションの「老い」の問題である。現実を突きつけられると、何だか廃墟マンションが林立する荒涼たる都市のイメージしか思い浮かばなくなる。

分譲マンションの世界から足を洗って15年以上経過するが、経済合理性だけの新築重視は相変わらず続けられている。持ち家・持ち家と幻想をふりまく市場。

住宅が余っている一方で、住宅に困っている人達がいる。高齢者、独居老人、シングルマザー、障害者等の所得が低い人や入居差別を受ける人を公的に支援する仕組みは未だない。

日本には、アメリカのアフォーダブル住宅のような家賃補助制度もない。市場任せではない住宅政策の転換点にあるのだと思った。

そういえば若い時に秀和レジデンスに住むことに憧れた時期があった。青い屋根と白いうろこの外観にホテルライクな贅沢なエントランス。今では所謂ヴィンテージマンションなのだが、たしか秀和レジデンスの初期のものは、築60年近くになっているのではないだろうか。リノベーションするにも制約が多い、お風呂は追い焚き機能付きとかユニットバスに出来ない、銀行融資が難しく投資向きではないと聞いたことがある。

鉄筋コンクリート造の法定耐用年数は47年なのだが、デューデリのエンジニアリングレポートで使う推定耐用年数は、比較的状態が良いもので60年。実際は詳細に調査をすれば実質耐用年数を工学的に評価することはできる。最近は中古物件の売買に関係して耐用年数を聞いてくる人が増えている。多分金融機関が借入期間に見合った耐用年数のエビデンスを求めるからだろう。

器も大事なのだが設備の更新性とか管理体制、修繕記録が大事なのだが・・・

まあ日本の住宅を巡る問題は、糸がねじれて絡み合って複雑すぎて容易ではない課題を残している。

椿山荘でアフタヌーンティー

近くまで行ったので、

たまにはゆったりと妻とアフタヌーンティー

と思い椿山荘に立ち寄った。

ところがロビーラウンジの「ル・ジャルダン」は満席。

アフタヌーンティーは、前日の夕方までに予約しないとならないとか。

もうひとつカフェがあったと思い聞くと

バンケット棟のカフェ「フォレスタ」は平日は営業していないとの事。

結局は、少し待ってル・ジャルダンで普通のお茶

アップルパイ+アイスを食べた。

庭園のあるホテルは、気持ちが安らぐ

それにしても以前より従業員の数が少なく感じた。

宿泊客を部屋に案内するのを止めたり、サービスを見直したとか

都内の一流ホテルでさえコロナ禍の影響は色濃く残っている

「徳川家康 弱者の戦略」磯田道史著

昨年来からの9ヶ月にわたるプロジェクトがようやく終わり、少しリフレクションに充てる時間が出来そうだ。

「リフレクション」とは省察・内省という意味でビジネス界や教育現場で注目されている。即ち実践を振り返り教訓を導き出すこと。これまでに、このリフレクションをきちんとやっていれば自分の人生も少し変わったかもしれない。

さてNHK大河ドラマ「どうする家康」が放映されている関係で書店には家康・徳川の本がたくさん並んでいる。その中から磯田さんの「徳川家康 弱者の戦略」を読んでみた。

徳川家康は、最初から天下を目指していたわけではない。戦国一の激戦地と言われている三河の弱小大名の子として生まれ、頼みの今川義元はまさかの戦死。織田信長とは同盟関係だけど酷使され、最強信玄軍団に攻められ、秀吉には関東に追いやられと、本当に厳しい選択の連続だったということがわかった。それが何故、どうやって天下を手に入れることが出来たのか。その「弱者の戦略」を学ぶことが出来る本になっている。

磯田さんは「パブリック・ヒストリー」(生きるみんなのための歴史)・人生の参考書としての歴史書を目指していると書いているけれど、この本は経営書でもあり戦略論でもあり多いに示唆に富む内容だった。

この本の中で書かれいるキーワード「弱者の自覚」「力の支配とその限界」「共進化」「ライバル達から何を学ぶか」に注目した。

本の腰巻に「大河より面白い!」とあるけど、そのことに偽りなし