
いつもの夜のウォーキング。
ふと金木犀の香りがした。
秋だな。
見上げると金木犀の向こうに明るい満月。
ああ、今夜は中秋の名月だ。
俳人ならここで一句、
歌人ならここで一首詠むのだろうに
建築法務/ 建築ストック再生・活用 /長寿命化/ 環境建築 / 建築設計監理 / ㈱寺田建築事務所・一級建築士事務所
いつもの夜のウォーキング。
ふと金木犀の香りがした。
秋だな。
見上げると金木犀の向こうに明るい満月。
ああ、今夜は中秋の名月だ。
俳人ならここで一句、
歌人ならここで一首詠むのだろうに
東池袋・造幣局跡地「IKE・SUN PARK」
2020年7月にオープンしたこの公園は防災公園としての機能も持つ。中央はヘリポート機能も想定され、一時避難場所、救援物資集積拠点として考えられている。
子供達が伸び伸びと遊んでいる風景を見ているのは楽しい。
背景は左側が東池袋再開発ビル群。右側にサンシャインシティ。
「コト・ポート」という屋台のような小さな店舗。
4店舗がオープンしていた。
11月にはカフェもオープン。
南池袋公園に続いて「公園が街を変える」起爆剤となるか。
26日にオープンした「としまキッズパーク」を見てきた。
サンシャインシティの南側 造幣局跡地の一画に開設された。
午前中、天気は曇っていたが小さな子供連れの家族が続々と来ていた。
利用者は主に小学校低学年までの児童や未就学児、その保護者を想定しているようだ。
豊島区内の保育園・幼稚園には園庭のあるところが少ないし、子供達が伸び伸びと遊べる空間も少ないのでこうした施設は歓迎したい。ただし4年間の限定であるのが残念。
それ以降は、場所を借りているURに返却するとのこと。
このところ「改正建築物省エネ法オンライン講座」を視聴している。分割して好きな時間に視聴できるので とても良い。
振り返ると非住宅2000㎡以上の建物が省エネ適合義務となった平成29年前後は、弊社でも省エネ計算サポートの業務は、かなり多かった。その後、モダル建物法が拡充され計算方法が簡略化された上に省エネサポート会社が増えこともあり、自然と業務は減っていた。何事も諸手続きが簡略化していくと、中間的な技術者や専門家は必要なくなっていくものだ。
経済学で言うとイノベーションで獲得される期限付きの剰余価値を「特別剰余価値」というのだそうだ。特別剰余価値は、「ある商品の現在の社会的価値と未来の社会的価値との差異から生まれる」。
資本主義はダイナミックに常に変転している。その変化に対応して自営業者として生きていくのは中々忙しい。
省エネ計算サポートは、現在のところ特段営業もしていないが決まった固定客からの依頼と紹介業務は途切れずにある。
さて弊社の裏メニュー化しつつある「省エネ計算サポート」。一年を振り返ると途切れずに依頼がある。とりわけ300㎡以上の集合住宅が多い。集合住宅の場合は意匠上のタイプ数は少なくても、外皮条件や階高等が異なる場合も多いので省エネ上のタイプは増えがちで計算上は煩雑になる。
今年発表された「フロアー入力法」も取り入れてみた。計算は簡略化されるが、それぞれの外皮の熱貫流率は最も大きい数値、窓の日射熱取得率も最も大きい値とされているので、どうしても棟全体のBEIは安全側になる。施策的には安全側に誘導することになるのだろうから良いのかもしれないが、民間賃貸アパートなどの場合は熱的性能は貧弱なもの多く、意匠設計者が従来の熱的性能の延長で考えているとBEIがオーバーすることがある。
来年4月に迫ってきた非住宅300㎡以上の省エネ適合化。色々と準備しておかなければならない。
連休、成田空港第一ターミナル経由で現場に向かい計画変更確認申請の打合せに行く。
4階の国際線出発ロビーは閑散としていた。
4階の飲食店と物販店の部分の案内板。黒い部分は既に撤退した店舗で、その他にも多くが臨時休業中の為、数えるぐらいしか飲食店も物販店も営業していなかった。来年の3月まで家賃支払いを猶予されているそうだが、撤退と休業は増加しているそうだ。
今回は、日暮里から成田空港を往復とも京成スカイライナーで移動。一車両にニ三組しか乗車していない。電鉄も苦しいだろうなぁ。
今年度当初にJIAさんから講師依頼がありながら、新型コロナウイルスの感染拡大防止から順延になっていたセミナーが10月7日に開催されることになりました。今回は「建築ストックの再生と活用・リノベーションの肝と心」という題が与えられました。
日本建築家協会(JIA)関東甲信越支部 中野地域会と東京都建築士事務所協会(TAAF)中野支部の共催です。
部外者の方が参加できるかどうかは、JIA中野地域会に聞いてください。
セミナーでは、印刷物やネットでは公表できない中断したプロジェクトの事例も盛り込むつもりです。業務が中断したプロジェクトには、意外と重要な教訓がありますので、
空き家等を活用した低額所得者・高齢者・障がい者・子育て世帯等の住宅確保要配慮者に対する住宅セーフティネット機能の強化を図ることを目的に、改正「住宅セーフティネット法」が平成29年10月25日に施行され、住宅確保要配慮者の入居を拒まない住宅(セーフティネット住宅)を賃貸する事業の登録制度。
平成30年7月10日付けで住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の供給の促進に関する法律施行規則が改正施行され、この規則改正により、申請書の記載項目と添付書類が大幅に簡素化されました。
最近この事業を活用したいと言う相談が増えてきました。
この制度は、空き家専用住宅を対象としたもので、当初は、あまり関係ないだろうと思っていましたが、共同居住型住宅(シェアハウス)で比較的規模が大きく非木造の建物について弊社に直接相談があります。
その他の法令との関係での注意点は下記のよう事があげられます
1、共同居住型住宅(シェアハウス)など、入居者が台所等を共同使用する場合、建築基準法上の用途は「寄宿舎」となります。住宅等を寄宿舎や老人ホームなど他の用途に変更する場合、用途変更確認申請(床面積200㎡以上)の手続きが必要となります。
2、セーフティネット住宅(専用住宅)のうち入居者の対象を高齢者に限定するもので、一定のサービスを提供する場合、老人福祉法に規定される「有料老人ホーム」(床面積200㎡以上)に該当し届出が必要となる場合があります。
3、セーフティネット住宅のうち、高齢者等を入居させ、一定のサービスを提供する場合、消防法上の用途が「社会福祉施設等」となり、スプリンクラーなどの消防用設備等の設置が必要となる場合があります。
勿論、確認済証・工事完了検査済証があるか、新耐震建築物か否か、建築基準法や消防法に適合している建物かを確認する事は基本です。
弊社の場合、登録申請・インスペクション・調査設計計画・完了申請等に対して一括で対応できます。
デンマーク初の女性首相を主人公にしたヒューマンドラマで、首相として厳しい決断を強いられながら、家庭生活との両立にも葛藤していく姿が描かれている。3シーズン全30話からなる作品をNetFlixで見終えた。最近は、欧州ドラマ、とりわけ北欧の作品に嵌まっている。
映画やドラマを見ていると 色々な建築に出会える。特定できる場合もあるし、印象には残っているが、建物を中々特定できない場合も多い。
このドラマの中で、見覚えあるなあーと思っていたのが、シーズン3の第1作目で穏健党党首選挙の会場として登場した「アーケン美術館」。私のヨーロッパ建築のバイブルである「ヨーロッパ建築案内・第3弾」の中では、「アルケン近代美術館」。
ソーレン・ロバート・ルンドが、1988年25歳の時にコンペで勝ち取った作品で当時 衝撃的だった。この建物は、相互貫入した有軸性による複雑な平面でデコン建築の代表作になった。完成したのは1994年
映画の中の建築に魅了されることが多い。
ミシガン州立大学が作った「透明ソーラーパネル」赤外線や紫外線といった、人間の目には見えない波長の光のみを吸収するので、透過する光の明るさは変わらないらしい。ビルや建物に使われている全てのガラスで発電できるようになったら、エネルギー問題は改善し、自立循環型社会に大きく舵を変える事ができそうだ。
Where there is a will, there is a way.「志あるところに、必ず道あり」
NETFLIXの「師任堂・色の日記」(サイムダン)の中で「志あるところに、道はある」というセリフがあり思い出した。
キリスト教会でも、この言葉を説かれた記憶がある。
心の中にこの真理を深く刻めと。
幾つになっても「志あるところに、道はある」
【2010.09 東京カテドラル】
コロナコロナで半年も経ってしまいましたね。今年は
まだ、暑い日が続いています
コロナで、パートナーの大学が閉鎖され実験や研究が出来なくなり、毎食きつちり健康管理されて5カ月。体重も減りましたが、何よりヘモグロビンa1c(HbA1c)が正常値になりました。食事管理とウォーキングで健康管理。パートナーのおかげです。
最近は、朝食と昼食をしっかり食べ、夕食はかなり糖質を抑えた食事をした後で、約40分のウォーキング。帰ってきたらシャワーを浴び涼んでから睡眠をとります。そして朝はだいたい4時頃起床。
夜10時頃から深夜2時ぐらいの間に食事を摂らないのが良いみたいですね。この時間に食事をするとエネルギーを消費せず炭水化物や脂質は、脂肪として体内に蓄積され、繰り返していると体重が増えるそうです。
最近は、昼間多少カロリーオーバーの食事をしても体重があまり増えません。
毎食の写真を記録して5カ月。6冊目の記録帳にはいりました。毎食何を食べてきたか、振り返ると中々面白い記録集が出来てきました。
毎食の記録、体重測定、血圧測定がルーチンワークになってしまいました。
著者曰く科学の視点で歴史を調べ上げズバッと斬った本。気楽に読めたが、後から考えると深い内容が散りばめられいる。
日本では歴史は文系、科学は理系で選別され「別物」扱いされがちで、歴史=暗記だと勘違いされている。この科目別教育と若年のときから理系・文系コース分けの弊害は、今の日本に如実に表れているように思う。
フィンランドは科目別教育を廃止し、領域横断型で現象やイベントを総合的に学ぶ教育システムを導入したと聞いた。見直しが始まつているところがあるのは興味深い。
「科学・・起きる現象には必ず理由があって、それを解き明かすことができる。」と著者が書く通り。全て科学で解明できるかどうかは一旦置いといて。
最初に豊臣秀吉の「中国大お返し」を取り上げている。織田信長が本能寺で明智光秀に殺されたとき、秀吉は京都から200km以上離れた備中(現在の岡山市北区)にいた。「信長死す!」との知らせを聞いた秀吉は、毛利方と和解し京都に向かい山崎の決戦となる。
秀吉軍2万人が一週間から10日ぐらいで移動する。これを伝説の「中国大返し」というのですが、よく考えると一日20kmから30kmの移動なので、1日8時間歩くとしても時速3km程度なので、普通に歩く程度。もっとも歴史の本によると備中高松城の陣から姫路までの移動は大変だったらしい。
この本の著者が注目したのは「食料」。2万人が200km移動するのに必要なエネルギー、食糧を用意した石田三成の実務官僚としての能力の高さ。石田三成は若い時から兵站部門に能力を発揮していたらしい。石田三成再発見という気がした。
他にも考えることがあった。それは労働時間のことだけど、別の機会に書くとしよう。
直木賞を受賞した馳星周さんの「少年と犬」。出先の駅の本屋に平積みされていたので買って帰り、一気に読んでしまった。
それなりに仕事に追われているのに・・・。
一気読みした本は久しぶり、いつもは途中までしか読まなかったり、数ページずつしか読めない。大概は読んでいるうちに眠くなるから。でもこの本には引き込まれてしまった。読み進めると、ときおり以前飼っていた犬達のことが脳裏に浮かんでくる。ついつい「ありがとう」と呟いていた。
さてこの本は、東日本大震災で被災し飼い主を亡くした犬・多聞(たもん)の数奇な運命をたどる物語。
帯にも書かれているように「(犬は)人という愚かな種のために、神が遣わした贈り物」という著者の言葉に、うなずいてしまう。
人は「無償の愛」に包まれた時、しあわせを感じる。
「犬を愛するすべての人に捧げる感涙作」といのは間違いなし。
かれこれ20年ぐらい前に買った本。その頃外資の仕事に関わっていて専門用語の英語表現を確認したくて買ったのだと思う。ところどころの単語に赤線が引いてある。
その頃と比べても グローバル化は進み、個人事務所の我社でも英語が必須な仕事に関わることが増えている。特に今年は多い。
この「建築バイリンガルノート」は、単なる建築系技術英単語辞書でないところが良い。4部構成になっており、「国境なき世界を横断する」というコラム集と3つのカテゴリーで分類した用語集からなる。3つのカテゴリーとは、企画から設計、工事といった実務の流れに沿った「建築のベーシックとしてのヴォキャブラリー」、文化施設や商業系、住宅系といった建物タイプごとの「形式の解体、そして再構築へ」、哲学や物理学、心理学といったイディオムにかかわる言葉を集めた「概念の構築」。実務用語の章では、海外の建築許可証の例や図面の種類について図入りで解説されているのがユニーク。
この本を書いた堀池秀人さんは 5年ほど前に65歳で亡くなられた。まだまだ活躍できたのに惜しい。
外資の仕事も 昔と比べると随分と楽になった。何しろ愛用するポケトークがあるし、幾つもの翻訳ソフトで表現を確認することができる。読み書きは。しかし相変わらず会話は、一向に進歩しない。活舌が悪いせいかポケトークでさえ正確に認識してくれない事がある。
まあ歳をとっても 英語に触れると頭が活性化するように思えるのはありがたい。
碑文「平成31年(2019年)4月19日、この地で母子2人が亡くなり、10人が重軽傷を負う悲惨な自動車事故が発生しました。この事故を受けて慰霊碑設置の募金が全国各地から寄せられました。
ここに、亡くなったお二人をはじめとするすべての犠牲者を悼み、二度とこのような交通事故が起きない社会を築く誓いを込めて慰霊碑を設置します。令和2年(2020年)4月 交通安全宣言都市 豊島区」
デザインコンセプト
「この慰霊碑は交通事故ゼロを目指す新たな未来への「つぼみ」を表現しています。球体は普遍的な日常を表し、少しく窪んだ部分は事故をイメージしています。そこに雨が降ると水が溜まり、流れ落ちます。それは悲しみの涙を表し、地面へ伝い落ちた涙の雨粒は発芽の種、「交通事故ゼロの未来」へ向かう希望の芽としたいと考えました。
人々の生活の中に安心・安全についての意識が少しでも根付いていくことを願っています。」
合同庁舎群とラフレさいたまの間のペデストリアンデッキ橋。
下は道路
この橋の構造も好き。構造的な力の流れがデザインされている
合同庁舎前のペデストリアンデッキの屋根
先端のみガラス。汚れているけど
この屋根 単純な片持ち梁ではなく とっても構造的に美しい
夜
ラフレさいたまの外壁の一部。木目浮造りコンクリート打ち放しのテクスチュアがきれい。近くによって見てみたら、どうやらプレキャストコンクリート(PC)のようだ。
昔、流行ったんだよね このテクスチュア。手間もかかったし工事費も高かった。しかし断然存在感があった。ひとつひとつは 多少ゴツゴツして目違いがあったりして全ての木目が一様ではなかった。そりゃそうだ一枚一枚自然木を型枠に使っていたのだから。
ラフレさいたまの、この表現は工業製品なんだな。遠目では「まさか窯業系サイディング?」にしか見えなかった。
論語の「同」とは皆が同じ事をすること(小人)。「和」とは一人一人が違うことをしながら調和をすること(君子)という言葉を思い出した。今は多くが「同」で「和」とは異なる。
さいたま新都心・けやき広場
欅が結構な高木に育っていて、セミの鳴き声が響き渡る。並木道の向こうは、さいたまスーパーアリーナ
だいぶ以前にラルクのコンサートでスーパーアリーナに来たことがあったけど、人人人で周辺施設の記憶はほとんど残っていなかった。イベントがない今、周辺の人達には憩いの場になっている。
浦和税務署のあたりから眺めたスーパーアリーナ。塔状の建物がJRさいたま新都心ビル。右の直方体が明治安田生命さいたま新都心ビル。
夜のけやき広場
スーパーアリーナの屋根が青い照明に照らされてロマンチックな情景に変化する
年に数えるぐらいしか訪れることが無かった、さいたま新都心。ゆっくりと歩いてみたこともなかったが、歩いてみると色々な発見がある。写真は合同庁舎2号館とホテルブリランテ武蔵野との間の人工的な庭。せせらぎ通りからの写真
蚊に刺されそうなので あまり近くには行かなかったが、結構作りこんでいる。
左が合同庁舎検査棟、右にラフレさいたま。中央の円形古墳状のものは、一応「せせらぎの丘」という名前があるらしい。
さいたま新都市。いま振り返ってみると、大規模な再開発だったと言う事を再確認できる。新都心駅から北与野駅までペデストリアンデッキで繋がれているし、ほとんどの周辺施設にも地上に降りなくても行ける。
業務施設が集積しているので土日は人はまばら。ウォーキングやジョギングをしている人達が目立つ。
8月3日、一般社団法人 住宅医協会のサイトに弊社の事例報告が掲載されました。
2020年1月の住宅医検定会で発表した荒川区内住宅の改修事例報告(増築+スケルトンリノベ―ション)の中から「工事完了検査済み証が無い建物の増築に係る建築法規の対応方法、申請手続き」にテーマを絞って原稿を書きました。
下記URLに掲載されています。
御一読いただければ幸いです。
【建築主から】
『ご紹介ありがとうございます。事例紹介確認させていただきました。
改修前後 、建物性能の比較等どの箇所がどの程度改善されたかがクリアに分かってよかったです。
また何より、寺田さんのお仕事の内容として発表したくなるお仕事を完遂頂いたことを嬉しく感じております。
我々のように困っていた方々がこのHPを見て皆が幸せになっていけると嬉しく思います。』
とうとう梅雨が明けないまま8月になった。提出していた建築確認申請が30日に決済されたと連絡があったので31日、成田土木事務所に受領しに行ってきた。
鉄骨造2階建て延べ1500㎡の建物の用途変更確認申請。検査済み証が無い建物だったので建築確認申請の付随資料として各種調査図書を添付して一体的に審査してもらった。5月29日に芝山町に確認申請を提出し7月30日に決済なので、審査期間2ヶ月。検査済証の無い建物の審査期間としては短い方。
「建築基準法第6条第7項の規定による適合するかどうか決定することができない旨の通知書」は2回送られてきた。あと任意の補正指摘が1回。審査担当者とは結構激しいやり取りもあったけど最後はとってもフレンドリーな感じになったかな。工事監理は地元の建設会社の人が担当することになったので、しばらくは成田土木事務所とはお別れなので写真を一枚。なんてことはない建物なのだが、後から写真を見ると色々なことがフィードバックしてくる。
7/28、この日も成田。空の駅・風和里しばやまに寄ってみた。農産物等直売所とレストランが併設されている。隣接地にバーベキューコーナーもあるとの事
成田空港への着陸便がまじかでみられる。成田の仕事をして始めて知ったのだが、このエリアは「特定空港周辺航空機騒音対策特別処置法」(昭和53年法律第26号・最終改正平成23年8月30日法律第106号)に基づく「航空機騒音障害防止特別区域」。れっきとした都市計画法上の地域・地区のひとつ
学校教育法にに規定する学校、医療法に規定する病院、住宅、その他これらに類する建築物で施行令で定めるもの(児童福祉施設、特別養護老人ホーム等)は建築できない。
特別区域周辺の「航空機騒音防止地区」は、これらの建築物は防音上有効な構造としなければならない。
この一体は、今まで関わらなかった法律の規制下にある地域なのだ。
今年の梅雨はいつまで続くのだろうか
こんなに夏が待ち遠しい事があっただろうか
過去の写真を整理していたら2009年の7月26日の東京の空の写真があった
4連休、依頼されていた原稿のレタッチと「愛の不時着」を見て終わってしまった
外に行きたいな
あてもない旅に出たいな
晴れたらいいね
鉄筋探査は、コンクリート構造物の鉄筋の配筋状態・かぶり厚などの調査を、構造物を破壊せずに行います。施工管理状態の品質確認や改修工事・耐震補強工事などの際に鉄筋切断や埋設物の損傷事故を防ぐために事前調査として使用されます。
測定原理としては「電磁誘導法」と「電磁波レーダー法」によるものが主流です。
既存住宅状況調査技術者 講習テキスト等でもさらっと紹介されていますが、RC造やS造等の特殊建築物の調査の場合は、もう少し詳しく特徴を把握しておいた方が良いと思います。
「電磁誘導法」とは
試験コイルに交流電流を流してできる磁界内に、試験対象物を配置する試験方法によりコンクリート構造物内の鉄筋位置やかぶり測定ができます。
また、機器の種類によっては鉄筋径の推定も可能です。特徴としては、コンクリートの湿潤状態や品質等による影響を受けないため、かぶりが比較的浅い場所では非常に有効で、浅ければ浅いほうが分解能も良く確実な探査が可能です。
橋梁上部工の鉄筋探査・建築物のかぶり厚検査・コア抜き・耐震補強のアンカーを打つ位置の確認等に適していると言われています。
「電磁波レーダー法」とは
電磁波をアンテナからコンクリート表面に向けて放射することにより、コンクリートと電気的性質の異なる物質である鉄筋や空洞等との境界面で反射され、機器の受信アンテナの受信に到るまでの時間から、反射物体までの距離を知ることができます。
平面的な位置は、機器を移動させることにより、位置情報を得ることができます。
特徴としてはコンクリートの湿潤状態や品質等に影響を受けやすいため、比誘電率をキャリブレートすることで鉄筋かぶり厚の精度を高めることができます。電磁誘導法より精度面は落ちますが、かぶりが厚い場合には有効な手段です。
コンクリート橋脚・大型コンクリート建造物等の耐震補強工事・改修工事のあと施工アンカー工事等に適していると言われています。
以上のように建築物では鉄筋の位置、かぶり深さを非破壊で調査することは可能ですが、鉄筋の太さを確認するのは 一部コンクリートを破壊しないとなりません。
既存の地中梁とかフーチングを丸ごと探査して位置・かぶり深さ・鉄筋径を3Dで結果表示してくれる機械があればなぁ~といつも思っています。