布多天神社

調布の布多天神社(ふだてんじんじゃ)に寄ってきた。延喜式神名帳に記載がある式内古社だが創建年代は不明とある。社格は郷社で布田5宿の総鎮守。なんだかとっても落ち着く神社。

古事記にも登場する小彦明神(スクナビコナ)が祭主で菅原道真公も合祀されているようだ。牛の鼻が、なでられてテカっている。

古い狛犬

本殿

布多天神社は、調布駅から徒歩10分程のところにある。

国立新美術館 -3

ミュシャ展の行われていた2E企画室の天井、今回撮影可能エリア

「スラブ叙事詩」後ろ側に撮影可能エリアが設定され

今回5枚の絵画が展示されていました。

「ロシアの農奴制廃止」1914年作

「イヴァンチツェの兄弟団学校」1914年作

「スラブ民族の賛歌」1926年作

左「聖アトス山」1926年作

右「「スラブ菩提樹の下でおこなわれるオムラジナ会の誓い」

1926作(未完成)

国立新美術館 -1

国立新美術館に行ってきました。

開館してから10年経つのに来るのは始めて

お目当ては建物ではなく「ミュシャ展」です。

平日の午前中でしたが国立新美術館は混んでいました。

ミュシャ展と草間彌生展と人気のある企画展が開催されているからでしょうか。春休みですものね。あちこちで卒業式が行われています。

自由学園明日館公開講座「日本近代住宅史」-1

今日は、自由学園明日館公開講座「日本近代住宅史」の1回目の講義でした。

講師は、神奈川大学の内田青蔵教授。

題目は「同潤会の住宅 1 -アパートメント・ハウス事業を中心に-」

同潤会については断片的な知識しかなかったので、設立の事業目的や内容を系統的に知りえることができ、とても有意義でした。

とりわけ同潤会以前の東京市の公的集合住宅の存在や、普通住宅事業としての戸建て住宅分譲は、新たに知りえた知見でした。

建築法制という側面だけで近代日本の歴史を追いかけていると視界が狭くなるので、全体像を把握するために時々内田青蔵先生のような建築史家の講義を聴くと新鮮な知見を得ることができます。

講義は満員御礼。

一時間半の講義予定が、ほぼ二時間になり、それでも話が足りない熱のこもった講義でした。

今回は、特別に夕方4時から講義だったので帰る頃には真っ暗でした。

夜の明日館は、室内外とも見たことが無かったので、かえって遅くの講義時間で良かったです。とりわけ夜間の室内の照明は、雰囲気がありとてもよかったです。

今度、ナイトツアーが月に一回程度あるようなので来てみたいと思います。

第二回目の講義は、現存している同潤会の戸建て分譲住宅の見学会で、今から楽しみにしています。

写真は、受付

小笠原伯爵邸 -6

私の学生時代、この建物は廃墟でした。
2002年6月、長い眠りから覚め、よみがえったのです。

礼法の宗家で有名な小笠原家第30代当主、小笠原長幹伯爵(旧小倉藩主)の本邸です。設計は、戦前最大の建築事務所と言われている曾根中條建 築事務所(明治41年~昭和12年)。昭和2年に竣工しました。

161031-041936_r

161031-041959_r

2階VIPルーム

161031-041945_r

2階個室

161031-042023_r

2階個室

161031-042058_r

階段

161031-042200_r

1階ギャラリー・サロン

161031-042217_r

小笠原伯爵邸 -4

161031-040640_r

回廊~ロビー

161031-040815_r

グランドサロン

161031-040841_r

ラウンジ161031-040906_rラウンジの窓

161031-040924_r

シガールーム

この建物の内部の最大の見せ場が、このイスラム風喫煙室の濃密華麗な装飾です。漆喰彫刻に彩色を施した壁面も、大理石の柱や床も、往時のままの美しさを誇っていると言われています。

161031-040945_r

シガールームの天井

161031-040952_r

161031-041003_r

161031-041011_r

腰壁

小笠原伯爵邸 -1

161031-042442_r

月に一度の一般公開日に予約をして行ってきました。

今までも見ておきたい思っていたのですが、二三か月前に予約しないとならないので、中々スケジュールが合わなくて来れませんでした。

この外観は、車中から ちらりと見たりしていました。

161031-042407_r

161031-042504_r

エントランス

葡萄棚がデザインされた青空の透けるキャノピー

美しいですね

161031-042532_r

161031-042630_r

シガールームの外観

161031-042647_r

ガーデンテント・ガゼボ

161031-042703_r

ルーフガーデンテント

霊友会釈迦殿

DSCF4329_R

神谷町から歩いて麻布台の霊友会釈迦殿の周囲を歩いてみた。

1975年に竹中工務店の設計施工で竣工したとあるから、築40年にもなるのか

DSCF4332_R

外部はステンレスで状態は良い

DSCF4334_R

周辺は、道路を挟んで住宅地

意外と建物の圧迫感はない

DSCF4335_R

DSCF4327_R

DSCF4328_R

霊友会釈迦殿脇の雁木坂

国士舘大学世田谷キャンパス

DSCF2099_R

久しぶりに世田谷区役所に行ってきた。東急世田谷線の松陰神社前で下車して住宅街を抜けていくのだが、いつも道を間違えてしまう。

しばらく来なかったうちに、国士舘大学世田谷キャンパスが新しくなっていた。

写真は、メイプルセンチュリーホールで2013年に竣工したらしい。体育館とか温水プール、フィットネスジム、学生ラウンジからなる複合施設。

DSCF2095_R

DSCF2096_R

DSCF2097_R

上の写真は中央図書館・情報メディアセンター

雨交じりの天気だったので写真を撮る意欲も起きず、スナップのみ。

DSCF2098_R

世田谷区役所第一庁舎。前川国男さんの設計で1960年に竣工したので55歳

大分疲れてきた感じがするが、残しておいて欲しい庁舎建築のひとつ。

としまエコミューゼタウン・豊島区新庁舎 -2

DSCF1500_R

「豊島の森」と命名された10階の屋上庭園

DSCF1501_R

一応 水(せせらぎ)も流れています

DSCF1503_R

DSCF1512_R

人が休んでいるが飲食はできない

DSCF1513_R

屋上庭園の面積は810㎡とあるが、あまり広く感じない

DSCF1510_R

坪350万のブリリアタワー池袋の住居から見おろされる

la kagu

DSCF1315_R

メトロ東西線・神楽坂駅(矢来町側)を出た、交差点に「la kagu」はある。昨年の秋にオープンした商業施設

DSCF1316_R

建物は、昭和40年代に建てられた新潮社の倉庫で波型スレートの外壁はそのまま。ずっと前から神楽坂のにぎわいにはそぐわない一画だったけど、隈さんが言う波型スレートの外観が神楽坂の街に根付いた景観要素だとは思えない。

隈研吾さんは神楽坂に住んでいるから、そう思ってしまうのだろうか。

DSCF1317_R

古いということと、汚いというのは異なる。

人も建物も、老いたるものの身だしなみには 気を使いたいものだ。

DSCF1318_R

駐車場側からの写真だが、1階店舗への入り口もある

DSCF1321_R

エレベーターホール

波型スレートの内側は、木毛セメント版が下張りされていた。

DSCF1325_R

2階店舗・品揃えは少ない、良さそうなものはおいてあるが値段は高い。

DSCF1324_R

DSCF1326_R

この建物を特徴づけているウッドデッキと2階にあがる大階段

DSCF1327_R

DSCF1329_R

キュレーターショップというのだが、商業的に成り立っているのかなぁ~

としまエコミューゼタウン・豊島区新庁舎 -1

DSCF1304_R

3月23日に落成式を終え、5月7日より利用開始される豊島区新庁舎(1階~10階)、建物全体では「としまエコミューゼタウン」と名付けられたらしい。

DSCF1306_R

「エコヴェール」と名付けられた低層部のファサードを覆う装置

DSCF1308_R

よくみると透明なガラス、太陽電池モジュール、植樹壁(手摺)、木製のような格子と色々と組み合わされている。

今のところなんだか仮設部材が取り付けてあるような、チープな感じも受けるけど、「樹木のような建物」と隈研吾さんが説明していたようになるのかどうか、しばらく見守りたい。

DSCF1312_R

有楽町線東池袋駅(池袋側)から地下道が直結される。この近くに副都心線の新駅(雑司ヶ谷と池袋の間)ができるという噂もある。

商売柄もっとも関係深い都市整備部は、6階南側テラスに面して執務スペースが配置されるようだ。

新庁舎は近所なので、そのうち散歩がてら行き 内部写真も紹介する予定。

タワー部分の東京建物の分譲マンションは、すでに完売。坪330万円(正確ではない)と聞くから、一般庶民には高嶺の花のマンション。

伊藤国際学術研究センター

DSCF0308_R

東大(本郷)にある伊藤国際学術研究センター

DSCF0309_R

DSCF0310_R

香山壽夫氏(東大名誉教授)の設計

DSCF0311_R

「桜広場」を中心に展開する

街に向かって開かれた知的な出会いの場

この広場の下には約500人収容の講堂が配され、広場へ突き出した2つのトップライトは講堂に自然光を取り込むとともに広場を照らす光の筒となる

DSCF0313_R

DSCF0314_R

地下2階の伊藤謝恩ホール

http://www.u-tokyo.ac.jp/ext01/iirc/index.html

 

 

 

求道学舎

DSCF9583_R

大正15年に建てられた学生寮を美しく個性的な歴史的建物として後世まで残していくため、コーポラティブ方式により住宅として再生(リノベーション)をはかった2004年竣工のプロジェト。

元設計は、求道会館と同じ武田伍一

DSCF9584_R

求道会館2階から撮影

DSCF9585_R

DSCF9603_R

求道会館左手の路地の奥にある

ここから奥には無断では入れません

DSCF9605_R

別世界へのアプローチという感じ

DSCF9606_R

DSCF9607_R

DSCF9608_R

DSCF9609_R

共同住宅で人が住んでいるので建物の中は見れなかったが、目の保養になった。

土地の権利は現在の土地所有者である宗教法人(単立法人で求道会)が持ち、 参加者は定期借地権にて共同(「準共有」)で62年間借り受ける。その土地にある「歴史的な建物」を通常 のマンションと同様区分所有し、参加者で結成する建設組合にてリノベーション(修復)した。「借りた土地」の上に「今ある建物」を ディベロッパーが介在することなく「参加者で再利用する」から、余計な経費がかからず、魅力的な価格が実現された。

定期借地権設定+コーポラティプ方式という建築再生プロジェクト

http://www.abrain.jp/hongoh6/index.html

[mappress mapid=”3″]