
横浜中華街の老舗料理店・満珍楼本店

店内の装飾




道路反対側の出入口
建築法務/ 建築ストック再生・活用 /長寿命化/ 環境建築 / 建築設計監理 / ㈱寺田建築事務所・一級建築士事務所
横浜中華街の老舗料理店・満珍楼本店
店内の装飾
道路反対側の出入口
2024年1月のアクセスデーターは、visits一日平均3,437。pages一日平均15,546です。
visits月106,571。pages月481,952でした。
何だかアクセス数が増えている。それがどうしてかはわからない。SSL化が要因だと思っていたが、それだけでもなさそうだ。
建築士事務所のブログなのだが、建築の事だけ投稿するのではなく、見聞きした事をジャンルを問わず投稿しているからアクセス数が増えているのかも知れない。
X(ツイッター)やフェースブック等のSNSはやっていないし、当然連携もしていない。分散的にならないように、このブログに集中している。
このブログのおかげで年に一二度しか会わない知人でも私の近況を把握していてくれる。
一日の内で更新にかけれる時間は制約があるので、仕事の空いた時に書き為し予約投稿で、ほぼ毎日投稿しているようにしている。
文字数の制限のないX(ツイッター)のような感じであるが、このブログでは対話も討論も閉鎖中。
横浜中華街の関帝廟に寄ってみた
昔から元町や中華街には度々来ているのに関帝廟を訪ねるのは始めて
中華街は、平日だというのに観光客で溢れていた。
春節祭の期間との事
「中国において廟は、祖先の霊を祀る場であるが、墓所は別に存在する。その為、仏教における仏壇のような位置づけであるが、仏壇とは違い母屋の中には無く、霊廟専用の別棟がある。祖先を篤く敬う中国では、古代から家中で最も重要な場所とされていた。また、孔子を祀る廟や関羽を祀る廟が各地に多数存在するように祖先の霊だけではなく民衆が敬愛する英雄や古くから信仰される神祇の廟を建立して祀っている事もある。」とある。
「三国志中でも最も有名な武将である「関羽(かんう)」は、信義や義侠心に厚い武将として名高く、『演義』での普浄の逸話などから、人々によって様々な伝承や信仰が産まれ、そして信仰が集まりました。後に王朝によって神格化され、関羽を祀ったホコラが「関帝廟」の始まりとされています。」
始めて中国式の参拝を体験した
受付で線香と金紙を購入する。線香は、日本の細くて短いものとは違い、太くて長い花火のような線香で5本が一束になっている。
香炉に1本ずつお線香を供える。関帝廟には5つの香炉があり番号順に従って供える。
線香を供え終わったら神様の前の膝を付く台などに膝を付き、氏名・住所・年齢を心の中で言い、願い事を唱える。
そして最後に1回お辞儀する。これをそれぞれの香炉のまえで行う。都合5回
お礼として神様にお金をお届けするために、金紙を燃やす専用の金炉があるのでそこで燃やす。
2023年(令和5年)12月に公布された「建築基準法施行規則等の一部を改正する省令」の施行日は、改正法(2年以内施行)の施行期日と同じ2024年(令和6年)4月1日。
現在進行形のプロジェクトで、本年4月1日以降に確認申請(本受付)になる案件は対応しておかなければならない。
<建築基準法施行規則 改正の概要>
1、建築確認申請時の添付書類の追加(施行規則第1条の3関係)
建築確認申請時の添付書類について、改正法等により新設された建築基準関係規定の審査に必要な書類 (防火上および避難上支障がない主要構造部を区画する床・壁の位置等を明示した各階平面図等)が追加される。
2、区画された主要構造部の部分の位置等の表示(施行規則第8条の4(新設)関係)
建築基準法第2条第9号の2イに規定する防火上および避難上支障がない主要構造部を有する建築物については、その位置等を建築物の出入口等の見やすい場所に表示することが必要になる。
3、様式の改正(施行規則第2号様式等関係)
耐火建築物に係る主要構造部規制の合理化等に伴い、確認申請書において建築基準法第2条第9号の2イに規定する防火上および避難上支障がない主要構造部を有する建築物であるか否かを明示させる等、様式の改正が行われる。
1番目の防火上および避難上支障がない主要構造部を区画する床・壁の位置等を明示した各階平面図等は、きちんとした設計者は以前から作成していた。
2番目の案内板の表示はサイン計画に盛り込まなければならない。
日本各地を訪れると何と呼んだら良いのわからない地名に出くわす事がある。
話し言葉に方言があるように、漢字にも特定の地域でしか用いられない「方言漢字」があり、多くは地名に見られるのだという。
その土地の人にしか読めないような漢字地名。例えば北海道には、アイヌ語に漢字を当てた地名が各地にある。私は北海道出身なので結構読める方だが、それでも読めない漢字はそれなりにある。
全国を見渡すと方言漢字というのはかなりあるようだ。こうした方言漢字の成り立ちや変遷、使用分布や使用状況について丁寧に解説した事典であり、方言漢字から地域の歴史や文化を知るのにも役に立つ。
例えば東京世田谷区にある「砧」(きぬた)。
この「砧」という地域文字は、地名としてはこの世田谷区にしかないそうである。
「「砧」は、洗濯した布を石などでできた台に載せて、棒で打って柔らかくしたり光沢をだしたりし、またアイロンのように皺(しわ)を伸ばす道具の名である。」「布だけでなく草などを打つこともあり、またそうした行為を指すこともある。」と書かれている。語源はキヌイタ「布板」に由来すると言われているとの事だ。
「砧」が何故 世田谷で地名となったのかはっきりしていない。近隣の調布市に「布田」(ふだ)、「染地」(そめち)など、布の産地を思わせる地名もあるから布の生産に関連性があるのではないかととも言われている。
そもそも「調布」というのも「布」に関係した地名だ。
律令国家の税には、いわゆる現物として租(そ)、庸(よう)、調(ちょう)、出挙(せいこ)があり、力役として雑徭(ざつよう)や兵役(へいえき)があった。「調布」という地名は調のもつとも一般的な品目である麻布の集積地だったのかも知れない。
万葉集巻14、東歌、3373に「多摩川に さらす手作り さらさらに なにそこの子の ここだかなしき」とある。多摩川に手作り布を晒す情景が、労働歌に詠み込められている。(「坂東の成立 飛鳥・奈良時代」川尻秋生著 205頁)
埼玉県の「埼」(さい、さき)も用例と使用範囲が限定的な地域文字とある。「埼」は陸地が海や湖などに突き出した地形を意味し、神亀三年(726年)の正倉院文書に和同2年(709年)の条で「武蔵国前玉郡(さきたまのこおり)」と確認できるそうだ。歴史好きには、行田市の前玉神社(さきたまじんじゃ)が由来だろうと想起できる。
時々、読み直す事典なのだが、歴史好きには面白くて、たまらない本だ。
GINZA SIX オフイス棟エントランス
街区 北東の角
商業施設からオフイス階はアクセスできない
1階あるいは地下2階のオフイスエントランスよりオフイス専用のシャトルエレベーターを利用し7階の総合受付に移動。GINZA SIXの屋上庭園は、それを見に行くのが主目的ではなく、オフイス棟のクライアントに逢いに行ったついで。
7階オフイス棟総合受付
7階オフイス受付カウンターで来訪者事前登録システムの入館予約番号を告げて、入館カードを受領し来訪先の所定階に移動する。オフイス階は意外と無機質な感じがした。
北側
バスターミナル周辺
予約していた2024年(R6年)版の基本建築関係法令集が届いた。
頭の中を上書きする作業を始めなくちゃ
法令編と告示編の2分冊。
随分と長い間、この井上書院のブルー本にはお世話になっている
過去の法令集は捨てるのが忍び難く溜まっていく
今年は合わせて建築設備関係法令集を購入した
自分の中では、今年は設備関係知識のバージョンアップ・イヤー
設備設計一級建築士の更新講習を受ける年でもあり、
並行して、空調や電気のセミナーへ参加する予定
技術者は 怠けていると頑張っている人に追い抜かれてしまう
2024年1月撮影
常緑樹と広葉樹の配置バランス
桜が咲いていた
そういえば松坂屋の跡地だった
【NHK クローズアップ現代 2023.01.23より】
東京は、現在200以上の高層ビルが建設される大改造のまっただ中。都内繁華街に出かけると あちこちで超高層ビルが建てられている。
大きく新宿・渋谷エリア。日本橋・八重洲エリア。虎ノ門・麻布台エリア。品川・浜松町エリア。湾岸エリアがある。
こうした市街地再開発事業には、街場の設計者は ほとんど関わりがない。
むしろ街場の設計者が多くかかわるクライアントは、こうした市街地再開発事業・高層ビルの建設ラッシュの影響を受けている。周辺地域の既存低中高層オフィス・店舗は空室が増え、テナント収入の減少という問題を抱えている。また周辺部の既存商店の生業が成り立たなくなっており既存商店街も存立の危機に立っている。
さらにビル風、ビル熱といった温暖化のリスクもある。東京大改造の影響で内陸部の埼玉の気温が上昇しているというデーターもある。
東京は、今後どのような都市になっていくのか。東京大改造の舞台裏に迫ったのが2023年1月のNHKのクローズアップ現代だった。
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4737/#p4737_01
それから1年。
2023年は神宮外苑の再開発が社会問題化し、麻布台ヒルズを始め完成した市街地再開発事業も多く、光と影が明確になってきている。
こうした市街地再開発事業には、都・国・地方の補助金が毎年1000億円ぐらい次ぎ込まれているという試算もある。業界内では、補助金という税金が注がれないと市街地再開発事業はできないとさえ言われている。
この問題は真剣に取り組まないと、もしかしたら「東京ディストピア」が将来待ち受けているかもしれないと思う今日この頃。
2024年1月撮影・高木部の植樹
ここから下の写真は2023年6月下旬のもの
現在夏場と冬場の屋上等の植栽の比較対象を行っています
屋上庭園の回遊部
外周のガラス手摺の部材はアルミでカーテンウォールだと思うが、
この柱と梁の塗装の仕様は何か気になった
出隅部分のファスナー
【中庭ゾーン】
この写真は2024年1月撮影
当然落葉樹の葉は落ちている
2023年6月下旬の植栽と2024年1月下旬の対比確認
ほぼ夏場と冬場の植栽の状況を見に行った
2024年1月の芝生ゾーン
銀座は、どこもかしこも外国人観光客が多かった
その昔より多国籍化が進んでいる
【中庭ゾーン】
写真は、2023年6月
【芝生・水盤ゾーン】
GINZA SIX ガーデン
銀座最大、地域に開かれた約4,000㎡の屋上庭園
『なぜ二十一世紀になってから姉歯事件に象徴される社会を揺るがすような建築の諸問題が起きているのか。そこには制定後七十年経つ「建築基準法の制度疲労」という根本的な問題がある』と本書は指摘する。
建築基準法は改正するたびに複雑怪奇で糸が絡んだ蜘蛛の巣のような法令となっていく。確かに制度疲労なのかも知れない。
形式的で形骸化。書類上整っていれば良い。間違い探しの確認申請審査。最低基準のはずだったのに最高基準とはき違えている人。建築基準法の世界にいると何だか精神的に疲れてしまう。
「建築基本法は、建築の理念と関係者の責務をうたうものであり、それに対する具体的な規制や制限、罰則などは自治体が条例で具体化する必要がある」と本書は書く。
地方自治分権が前提となつているので中々大変な作業ではある。
また『「建築基本法」が目ざすもの(案)・2012年3月 建築基本法制定準備会(会長 神田 順) <120327版>』では次のように書かれている。
『1.建築基本法の理念
「 豊かで美しい成熟社会を築くために、安全で質の高い建築と地域環境をつくる 」
-建築と地域環境を価値ある社会資産として蓄積し、世代をこえて引き継いでゆくこと-①建築と地域環境の質を高めて、安全と安心、健康と環境をまもり、豊かな成熟社会を創っていきましょう
②建築と地域環境が本来持っている価値を守り、社会的・文化的資産として次世代に継承していきましょう
③建築と地域環境作りに対する役割と責任を確認しあい、協力して美しい都市のたたずまいを作り出していきましょう
⇒「質の高い建築づくりで、豊かで美しい成熟社会をめざす」ために、建築基本法が必要なのです』
極めて正論である。であるからこそ、こうした方向に舵をとらなければならないのだと思う。
ということで、この度「建築基本法制定準備会」正会員としての入会が認められたので、今後はこれらの理念に沿って活動したい。
今年になってからの我家のマイブームは、日本酒の熱燗
昨年の年の暮れに神田須田町の「いせ源」で菊正宗の熱燗に出会い
「熱燗」の美味さを再認識
1月になって朝晩は寒い日が続く ということで
正月用の「田酒」を寒い処の酒だから
「熱燗」も美味いのではと妻とはなして試しに熱燗にしてみたら、
これがビンゴ。
徳利と盃を買い、ちびりちびり
尚、私は盃2杯程度しか飲めない。
「美食地質学」聞きなれない言葉だなと思いながら本屋さんで眺め面白そうと思い購入。
著者は「マグマ学者」と自称するが、つまり地球の進化や火山・地震のメカニズムの研究者。日本各地の食文化と地形・地質との深い関わりに注目して本書を著したとある。
酒や食べる事が好きな学者さんというイメージだが、食文化に対する造詣は、蘊蓄(うんちく)等というものではなく。その知識の深さに圧倒される。
具体的には 出汁、豆腐、醤油、蕎麦、江戸東京野菜など多彩な食材を取り上げて食文化について書いている。
和食の特徴を支えている「出汁(だし)」は、出汁そのものは濃厚ではないが、他の食材の魅力を究極までに引き出す。その出汁の奥深さは昆布と鰹の旨味の相乗効果によるものだと言われているが、ここで重要なのは「水の硬度」なのだという。
日本列島の水は圧倒的に「軟水」で、これが昆布の旨味成分であるグルタミン酸を効果的に抽出することができるのだという。京都の地下水は「軟水」で、これが京都で和食文化が花開いた一要因なのかもしれない。
一方、フランス料理のブイヨン・フォンの主役は、獣肉や鶏肉に含まれる旨味成分で、主にイノシン酸。それにはカルシウムを多く含んだ硬水を使った方が、より清浄なブイヨンがとれる。ドイツ、フランス、イタリア等のヨーロッパの水は「硬水」。
このように「水の硬度」と「食文化」との関わりに目が開かれた思いだ。
又、日本酒と水との関係も興味深かった。
2023年の年の暮れに神田淡路町(旧連雀町)あんこう鍋「いせ源」に行ったが、主力の日本酒は「灘の五郷」の「菊正宗」で、それも熱燗だった。この旧連雀町界隈では、菊正宗の看板がよく目に入る。辛口で力強い「灘の本醸造酒」は「男酒」とも称されるが、居酒屋が登場するまで蕎麦屋は庶民の酒場だったそうで、そこでこだわり続けているのが「男酒」らしい。そういえば淡路町(旧連雀町)の蕎麦屋「まつや本店」でも、昼間っから酒を飲んでいる人が多かった。
「灘五郷」の日本酒というと、「沢の鶴」「白鶴」「剣菱」「福寿」「松竹梅」「日本盛」「白鷹」「白鹿」と全国に知られた酒蔵が目白押しで、この灘の男酒を支えているのが「宮水」(西宮の水の略)。
花崗岩からなる六甲山系の伏流水が湧き出るこの水は、国内で最も鉄分が少なく、最高の酒蔵好適水で、中硬水に分類されるとのことだ。
「日本酒を育む花崗岩の成因」というように、著者の専門分野に繋がっていくのだが、専門的で頭に入りづらいところもある。
瀬戸内海地方の記述で、好天乾燥の気候がうどんの材料である小麦と塩と製造に最適なことや、瀬戸内海の潮流の速さと海峡の間にある灘の存在に明石鯛を始めとした魚介のおいしさの秘密があるなどの箇所も興味深い。
他にも山梨のワイン、富山のホタルイカ、宍道湖のしじみなどを、土壌の性質、軟水と硬水、発酵と麹菌、旨味の成分と絡めて説いている。
地震や地球の成り立ち、地形の解説は結構専門的で難解だが、食べ物がおいしい理由と一緒に説明されると比較的理解しやすい。山地と盆地、灘と瀬戸のように隆起域と沈降域が繰り返して分布する境界には断層があるため直下型地震のリスクが高いというのも理解できる。
日本人は豊かな食材の恩恵を受ける代わりに地震という厳しい試練もあるが、縄文の時代から営々と築きあげられてきた日本の歴史と文化には尊敬の念しかない。
八百万の神々に感謝する。
経済学者の宇沢弘文先生は「ゆたかな経済生活を営み、すぐれた文化を展開し、人間的に魅力ある社会を安定的に維持する-このことを可能にする社会的資源が『社会的共通資本』である」と定義した。
この表現から国連のSDGs(持続的発展目標)を想起する。SDGsの17のゴールが有機的につながることによって誰一人取り残さない社会が構築され、この17のゴールを有機的につなぐものが、「社会的共通資本」という理論と言われている。
自然環境や電気や水道などの社会インフラ、教育や医療といった制度資本を、現在だけではなく、次世代にとっても社会の共通の財産として守り、持続的に維持管理をしていく。それが、定常状態、経済成長が右肩上がりでなくても成立するゆたかな社会をつくり上げることにつながっていく。
宇沢弘文先生の長女であり、内科医・宇沢国際学館代表取締役の占部まり氏は、
「父は「医療の本質は、サービスではなく信任である」ともよく言っていました。サービスであれば、お金を受け取った分だけ提供するという発想ですが、医師と患者は、「困った状態の時に、患者は信任し、医師に託す。医師はそれを受けてベストを尽くす」という関係にあります。突き詰めて言えば、インフォームド・コンセントも必要がないくらいの人間関係が出来上がることが、一番高い目標なのではないでしょうか。
医師をはじめとする医療集団がプロフェッショナルとして機能していれば、そこにかかる費用は全てカバーし、経済学者はそのためのシステムを作るべきだ」というのが父の主張でした。」と語っている。
https://www.m3.com/news/open/iryoishin/570832
2011年の東日本大震災の時、公営住宅は被災者の受け入れをしたが、旧雇用促進住宅は、2011年12月末の時点で5068戸、1万5千人が入居していた。
仮設住宅は災害救助法により給湯器やエアコン、照明器具、ガスコンロ、カーテンが設置される。
ところが旧雇用促進住宅は同法が適用されておらず、入居時はガスコンロと照明器具しか設置されておらず、エアコンも被災者からの要望で、やっと設置された状況だったと聞く。
2024年の能登半島地震を受けて、各地の公営住宅で被災者の受け入れを開始しているが、常設的な施設を一定程度保有管理し、維持することが必要なのではないかと思う。
2011年9月撮影
七尾市の道の駅・能登食祭市場
能登半島地震の後、出入り口や駐車場が液状化による
隆起や陥没の影響で被害が出ていて、
営業できない状況が続いているようです。
七尾湾
本屋で見つけて「しばらく鎌倉行っていないなぁ~」と思いながら立ち読みしたので本屋さんに悪いなと思い買ってしまった。
鎌倉は車も混むし、何しろ人が多くて疲れてしまうので、近くに用事も無いので敬遠している。
この本を見ると、公開しているが見ていない歴史的な建築物が幾つかある。
ドイツ式の洋館で現在は「石窯ガーデンテラス」というレストランは、ユーゲントシュティール風の装飾に彩られており、機会があれば見てみたい。
「吉屋信子記念館」も見てみたいと思った。吉田五十八先生の設計で一般公開日がある。
何しろ小説家の吉屋信子氏は、1936年(昭和13年)に東京に建てた住宅。戦災で焼けた後の住宅。晩年の鎌倉の住宅(吉屋信子記念館)の3回とも、吉田五十八先生に設計を依頼している。よほど相性が良かったのか、吉田五十八先生のモダン数寄屋に惚れ込んだのか。
若い時には見る事がかなわなかった数寄屋建築を見ておきたいと、昨年は堀口捨巳先生の「八勝館」を見学することができた。丁度 並行して吉田五十八先生に関する本を読んでいたので「吉屋信子記念館」も見学候補にあげておこう。
そしてもう一人、村野藤吾先生の数寄屋建築は、中々予約のタイミングが合わないのだが、そのうち見に行くことになりそうだ。
ともかく、今度鎌倉に行く機会があったら、この本をガイドに幾つかの歴史的建築物を訪れてみようと思う。
2011年9月撮影
能登半島地震で能登金剛ヤセの断崖の景観はどうなっているだろうか
2011年9月撮影
前田家ゆかりの日蓮宗・妙成寺
妙成寺
「境内の建物配置の特徴は、本堂を真ん中に、向かって右に祖師堂、左に三光堂という3つの御堂が横一線に並んだ点にあります。これは、古い図面などを見ると、近世以前、各地の日蓮宗(法華宗)寺院で見られたようですが、今でも建立当時の姿を残しているのは全国では妙成寺(みょうじょうじ)だけです。いにしえの法華宗寺院の配置を伝えるとても貴重な境内です」
この本は、2019年6月から2021年8月まで日本建築センターの機関紙「ビルディングレター」で連載されていた「海外諸都市における既存建築物の利活用による都市更新の広がり」の原稿を元に編集され2022年6月に出版された。
建築単体だけでなく都市的視点と重ねて見る事で、都市の更新技術としてのコンバージョン建築のあり方を論じている。
世界の諸都市は、その成り立ちそのものに様々な背景を持っている。それがどのような更新を遂げているのかを西欧、東欧、北欧、北米、オセアニア、アジアという広大な地域を取り上げており知見は豊富で有意義だ。
私も2023年より「まちづくり」の中の大規模な既存建築物活用プロジェクトに関わり、自ずと都市的視点の必要性を感じた。プロジェクトに合せて読み返していたのが「人間の街・公共建築のデザイン」ヤン・ゲール著や「ソフトシテイ」ディビッド・シム著だった。
そのプロジェクトに於いては、その地域のランドマークとなるような建物は、新築建替え(着工済)であるが、その地域がこれから変化する方向性を指し示めすメッセージ性を持っている。と他の設計者の担当だが、私はそう感じている。
私が関与しているのは、そのランドマーク的な建物の街区に連続する2棟の既存建築物のリノベーションだが、街区は異なるが連続性を強く意識した。
建築コンバージョン・リノベーションの価値は
があると言われている。
民間の商業的なプロジェクトでは、実用性が最も重視される。投資対効果、事業収支の実質利回り、既存建築物の多角的視点による潜在能力(ポテンシャル)の確認等である。
私は、学者でもなく、評論家でもなく、単なるデザイナーでもない。実践者の一人なので「実用性」を最も重視していている。
この本には、登場する建物の建築名リストと所在地がリンクされている。地図を見ていると その建物の都市の中の配置、景観的位置づけ等を読み取ることができ、ペーパーとデジタルの連携的な本の作り方は参考になった。
2011年9月撮影
能登國一宮・気多大社
2011年9月撮影・内部
これで能登島ガラス美術館の写真は終わり
能登半島地震で被災された地の復興を心からお祈りしております
僅かながら災害救援募金をしました。
蜻蛉(とんぼ)の暖簾を事務所にかけた。
古来より蜻蛉は攻撃性が高く勇敢という「勝ち虫」のイメージがあり、
その性質にあやかろうと縁起物として武士に好まれた。
特に戦国時代には兜や鎧、箙、鍔などの武具、陣羽織や印籠の装飾に用いられた。
前田利家は兜の前立に蜻蛉を用いていた。
そんなことで、蜻蛉の暖簾が京都からやって来た。