婆ちゃんのお握りを持って
かって愛犬が生きていた時に、よく訪れていた代々木公園
あれから3年以上御無沙汰していた。
この時期は、池の水は ほとんど残っていない
孫娘たちと玉蹴り、シャボン玉で遊んだ
次は凧をもってこよう
建築法務/ 建築ストック再生・活用 /長寿命化/ 環境建築 / 建築設計監理 / ㈱寺田建築事務所・一級建築士事務所
地球の雲や大気の状態をリアルタイムで映し出しているそうで見ていて飽きない
日本科学未来館に来た主目的は、孫娘にASIMO(アシモ)を見せるため。すでに理系女子の気配が伺える孫娘にロボットを見せてあげようと思った。
駆け足、蟹歩き、ボール蹴り、手話等 随分とASIMOは進化していてビックリ。
大人も充分楽しめる。
そうそう後ろ歩きもできる。自分は後ろ歩きは出来ないかも・・。
婆ちゃんが、うら若きときにCOBOLプログラマーだった時の知識を発揮して、常設展示のインターネット物理モデルを孫娘に丁寧に説明して体験させていた。
日本科学未来館には、以前にも来たことがある。リーマンショックの前年だったろうか。リーマンショックは2008年9月だったから、もう10年以上前になる。その頃、総工事費500億ぐらいのプロジェクトに関わり始めた時期で近くの計画地を見に来たことがあった。その土地は今も駐車場だ。リーマンショックでプロジェクトは飛んでしまい岐路が変わった。人生いろんなことがあったな。
年の瀬も押し迫ったある日、某区役所の建築課監察係を訪問した。
監察係というと違反建築物を取り締まるところだが、弊社の建物が違反建築物というわけではない。調査を依頼された建物が数年前に建築課と消防署の立入検査を受け違反箇所を指摘され是正計画書を提出しなさいと言われていたのが、そのまま放置されていたので、今回依頼を受け是正計画を作成する為に打合せに行ったもの。
別室に通され監察係長と職員二人が現れた。
3対1だったので最初は緊張したが、外部の窓に面していたので かって警察の生活安全課で風営法の申請に行った時に本当の取調室で打合せをしたときよりは圧迫感が無い。
違反建築物をどの様に、またどこまで是正させるかこちらの案を述べ 具体的な絵を作って提出することになった。その上で監察係から建築主事の判断を仰ぐことになった。
と本来の訪問目的は意外と早く終わったのだが、それからが会話が盛り上がった。
「何故、指定確認検査機関の支店長を60歳前に辞めたのか」「何故、審査機関に再就職しなかったのか」「指定確認検査機関の現状はどうなっているのか」「審査や検査にかけられる時間は」等 係長から質問が次々と発せられた。
私の方からも「既存建物は、工事完了検査済み証があっても安心できない」「検査が形骸化している事」「既存建物の図面は疑ってかからないとならない事」「指定確認検査機関の色々な現状」等、ここでは書けないオフレコの話をついしてしまった。
結論は「指定確認検査制度は曲がり角に来ている」という認識を共有することになった。
こんなに現職の行政の人と会話したのは、数年前に都内の別な区の建築主事と雑談して以来だが、こうして現職の行政職の人達と時々オフレコ会議をした方が、建築界に関して共通の現状認識が出来るのではないかと思った。
「門松は冥土の旅の一里塚 めでたくもありめでたくもなし」(一休宗純)
昨年末から準備しておきたいと考えていた「終活ファイル」を作るべく、初買に行き30穴A4バインダーを購入し、早速整理を始めた。
世の中には「終活」をテーマにした出版物や、いまやコンサルタントもいるのだから、同じように「安心して、さよなら」したい人達も多いのだろうと思う。
書類を作るのは得意な方だから、せめて役所に出す書類は、今のうちに準備しておこうと思う。
それで「法人用」と「個人用」のファイルをひとまず用意した。
もともとバラバラになりがちだった個別のファイルを終活ファイルに一元化するものだし、内容は人によって違うだろう。途中で内容変更をするかもしれないのでA4バインダーにクリアポケット形式とした。
出来るだけ「きれいに 消える」ように心がけたい。
「獅子頭柚子」は「獅子柚子」「鬼柚子」とも言います。
果肉を食べるものではなくジャムやマーマレードにするらしいのですが、香りが強く大きいのでインパクトがあります。
師走もいつの間にか中半になりました。
前回から二週間ぶりの更新となりました。
まだ生きてます。
【国立西洋美術館・2018.11】
すでにお気づきかと思うが右側に「建築法務」「企画」「調査分析」「設計」「監理」のアイコンを作り、クリックすると そこから弊社の業務の内容と過去5年間の業務実績について記載したページにいく。
この投稿部分は更新していなくても色々なところを日々少しずつ更新している。
弊社が、どんな業務を行っているかよくわからないとクライアントから言われることが多い。
指定確認検査機関時代に知り合った人は、私が設計ができない、CADは使えないと思っている人が多い。遵法性調査しかできないと思っていたという人もいた。
耐震偽装事件の後 これからは品質管理の時代だと思い工事監理に専任していた時期もあったので、結構 品質管理については詳しい。
以前は「図面を書かない設計事務所です」と煙にまいたようなことも言っていたが、最近は小規模な建物なら設計も手掛けるようになった。
それは「設計」は色々な知識の結晶であり、自分で行政等と打合せを行い建築確認申請を出すことで時代から取り残されず、設計をすることが建築技術者としてメンテナンスする最良の方法だと思い直したことによる。
建物のリノベーションに係わっていくなら、自分自身も時々リノベ―ションする必要があるだろうと気付いたからに他ならない。
昔とった杵柄(きねづか)とはよく言ったもので、最近は段々CAD図面の作成が速くなってきた。
また建築ストックの再生活用検討調査のような「企画」業務が増えている。総じて部分的な業務ではなく総合的な業務になりつつある。
それと弁護士さんから紹介される係争に係る調査や意見書作成業務が増加している。民事訴訟の案件は時間がかかると言う事もあるが、常に数件は弊社の予定表に組み込まれている。世の中には表出することはあまりないが、水面下では色々な建築に係るトラブル案件は多い。
この5年間あまりの業務を整理してみると、主に東京以西だがよく全国に調査に行ったなと考え深い。
【西新宿の木立にも秋の気配】
2017年訪日外国人数は前年比19.3%増の2,869 万人に、訪日外国人消費額は4.4兆円に達しました。観光庁の「訪日外国人消費動向調査」でも、訪日外国人旅行者の消費費目の最大を占めるのが『買物代』(32.6%)。次に宿泊費、交通費が占めます
都内でも訪日外国人を対象とした宿泊関係の事業・建設が盛んですが、実のところ訪日外国人と言っても中国本土、台湾、韓国、東南アジア諸国、欧米人等 そのニーズや客質、趣味嗜好は千差万別です。当然インバウンド宿泊施設に求めるものも異なると思います。
現場の声を事業企画立案に生かすという観点で、弊社クライアントの某会社・事業企画グループからの希望で、同じく弊社クライアントで都内でホテル・民泊を経営している中国籍社長との「茶話会(さわかい)」を行いました。
茶話会を終えて「実際に民泊等を運営・経営している人から率直に、色々と伺えることができた」と好評でした。
私もホテル室内に置く什器備品をどう揃えるか、そのこだわりの濃淡を聞けて興味深かった事。ネットの活用、人件費の削減方法、宿泊施設の立地やこれからの民泊やインバウンド用宿泊施設の動向を聞くことができました。異業種・プロフェッショナル同士の交流を図っていくのは面白いなと思ったところです。
大宮の鉄道博物館に行ってきた。
孫娘の保育園の遠足に またも爺婆が駆り出された
朝10時の開場に長蛇の列。保育園、幼稚園の遠足場所として選択されることが多いようで子どもが多いが、意外と高齢者も来ている。
ロビーのあたり
一号機関車(150形式蒸気機関車)
車両ステーション
圧巻の実物車両36両展示
懐かしい電車も数多く、高齢者にも人気のある博物館だと頷ける
200系電車(たぶん)の連結部
C51型蒸気機関車
爺と婆は、始めて鉄道博物館に来たので結構楽しめた。しかし2時間あまりぞろぞろと歩いていただけなのに結構疲れた。保育に関わる人は体力がある。感心した。
最近は、建物以外のものを多く見ているが、他の科学技術も結構楽しい。
東大(本郷)の正門から真っ直ぐ歩くと安田講堂です。
正面入口部分は、こちらからは1階ですが、反対側からは3階部分。つまり段差があります。
先に掲載した工学部2号館は、この安田講堂に向かって左手にあります
国の登録有形文化財です
こうして安田講堂を見ていると1969年1月にタイムスリップしたような気分になります。当時 私は中学校3年で高校入学が決まった頃でした。テレビで中継されていた安田講堂の攻防戦・封鎖解除の様子を食い入るように見ていた記憶があります。人生の中で最も鮮烈な思い出となっているかもしれません。
あれから50年の月日が経ったんですね。
それにしても東大本郷キャンパスは、公園のような開放感があります。色々な人があちこちで休息しています。
歴史学者の磯田道史さんが、テレビ(「英雄たちの選択」「サワコの朝」等)で「反実仮想の教育」の必要性を訴えていた。
「反実仮想」
簡単に言えば「もし~だったら~だろうに」と仮定して考えることだ。これこそ防災教育や現代に生きるものとして必要なことだと磯田さんは言っていた。
未来のまだ起こっていないことは、想像するしかない。
と言っても、単に「津波が来たら」と想像するだけでは無意味で、「もし津波が押し寄せてきたら、村はどうなるだろう」とまで考える能力が必要だ。ともすればこの国では「津波は来ないものとして」処理される。
想定した事態が、諸条件でどうなるのか連想していくのである。
建築のプロジェクトや実際の社会生活では、「反実仮想」のシュミレーションはとても重要だが、若い人達はこの「反実仮想」が不得意ということに直面することが多い。
教育者に言わせると「短期の記憶能力」に優れた人が試験の点数をとり、優秀だとされるからで、試験そのものが「短期の記憶能力」を問う出題形式になっているからだと言う。今の学校教育の中で「考える力」を養うことをしていないと嘆く。
今、私の仕事のネットワークは、ほとんどの人達が65歳以上なので「年金者ネットワーク」と私は言っている。構造・設備・積算・あまたある専門技術者。マンパワーはあまりないが、とにかくみんな「知恵」はある。
私自身が時々想定している反実仮想は「もし突然すべての仕事が途切れたら」である。建築事務所とはいえフリーランスで生きている限り、いきなり、あるいはじわじわと仕事が減って、ある時に仕事が途切れることは十分ありえる。
今が仕事が順調でも、全然安心できないのである。体調を悪くして仕事を断っていたりしたら数か月後には、突然暇になる事だってある。取引先の人事移動で担当者達が変われば切られることだってある。
とにかく何が起こるかわからない。
でも仮想することで、生き残る確率は確実に増える。さまざまな種子を蒔いておき、いつ来るともわからない収穫期に備える。その準備は怠りないよう目配りしておくことが必要だ。