「魂のいちばんおいしいところ」谷川俊太郎

ぼくが求めるのは言葉の弾丸ではなく
言葉の槍
きみの全身の重みがかけられた
その槍がかえってくるなら
その槍がぼくの魂をつらぬくなら
どんな白々しい沈黙にも耐えよう
さめきったコーヒーの泥沼の中で