「詳解・建築基準法(改訂版)」

「詳解・建築基準法(改訂版)」は、1991年に出版された本で、もう31年前の法令解説書です。

この本は、現在は絶版となっていますし、最近の改正条文が反映されているわけではありませんが,この本に書かれている内容は運用が定着してます。役所に相談に行くと時々担当者がこの本を引用したりします。

最近編集中の法令解説書の議論の中で、この絶版となっている書籍からの引用は読者に親切なのかどうか疑問を呈した事がありました。それほど価値ある本なのか?という疑問が生じたのですが、まずは再読してみようと思いました。

実は、この本は会社にあるものを昔パラパラと読んだくらいで、自分では所有していなかつたので、古本屋さんのネットワークで購入しました。

10数年ぶりに読み返してみると、これが実に内容が濃い本なのです。

建築基準法関係法令を項目ごとに分類整理した上で、編集したものであり、単なる逐条解説とは異なり、これらを総合的かつ体系的に理解できるよう構成されている点が秀でています。

法令改正時にその改正の意図等は、改正説明会で国交省から解説がされるのですが、年月が経つと明文化された法令のみが歩き始め、その背後に隠れている意図を見失いがちになります。この本を読み直してみると建築基準法令の神髄が伝わってきます。

この本が、建築行政にかかわる人たちの間で広く運用が定着している訳がわかりました。

建築法令解説本の中では、不朽の名著のひとつかも知れません。

地方巡業の旅 -7

スポットの既存建物調査の為に中軽井沢に

長野県北佐久郡軽井沢町の一部で軽井沢駅の隣の駅

軽井沢駅でしなの鉄道に乗り換える

この日、中軽の気温は23度。小雨が降っていた

汗まみれというわけでないが、少し下着が濡れてべたべたしたので

源泉かけ流しの星野温泉トンボの湯へ

左が男湯、右が女湯に建物が完全に分かれており、中央に水の流れ

先には池のような空間があり、露天風呂と外部空間が一体化している

女湯

お湯の温度は、若干低めに感じたが、後からじわじわ暖かくなる

軟らかい いいお湯だと思った

浴槽の深さと幅に色々な工夫があり、気配りが感じられる

雨が降っていたということもあり、

近くのハレニレテラスや美術館等には寄らず帰路へ

温泉が効いたのか、これまでの疲れが出たのか帰宅後12時間も寝てしまった

源泉かけ流しは効き目バッグン!!

阿闍梨餅

お客様から京都・満月の阿闍梨餅を頂戴した

このサイトを見て、京都上賀茂・神馬堂のやきもちが好きなようだろうから

甘党なのだろうと・・・

実は、豆大福、おはぎ、どら焼き等のつぶ餡系の和菓子が大好物

若い時は、酒のお供がおはぎだったりした。

お客様の奥様も甘党だということで

京都・出町ふたばの豆大福、護国寺・群林堂の豆大福と話が広がった。

妻も阿闍梨餅は大好きなので、あっという間になくなった

「美味しゅうございました」

料理評論家の亡き岸朝子先生風に感謝す。

ガスト

地方巡業の旅で久しぶりにガストで食事した

配膳ロボットが可愛らしいが、

注文の品を受け取るとすぐ帰るのでそっけない

店員は厨房を含めて2人~3人で回しているようで、

何だか忙しそうで雑

効率化も大事なのだろうが・・・

地方巡業の旅 -6

この日は、埼玉県入間郡毛呂山町で既存建物の調査

毛呂山町は「もろやま」と読み「けろやま」ではありません。

実は、ずっと「けろやま」と言っていた。

最初に記憶した読み方が頭から離れない

この日は曇天だったが蒸し暑かった。

ということで恒例の日帰り入浴

「ビオリゾート ホテル&スパ オーパークおごせ」

ここは宿泊施設・キャンプ場・BBQ等がある複合的な施設

お風呂も裸風呂・水着風呂・岩風呂とある

裸風呂だけに入って帰路に着く

キャンプ用の道具なども販売していた

大宮からJR川越線で川越で乗り換え、高麗川でJR八高線に乗り換え

JRの毛呂駅に到着

川越・高麗川の乗り換え待ち時間がそれぞれ30分ぐらいかかる

首都圏の交通網は、東京の各ターミナル駅から放射状になっており

横に横断するするような公共交通機関や車でのアクセスは、とても時間がかかる

行の道程でJR高麗川駅のホームでベンチに座り、

大宮駅で買ったお握りを食べていたら、これぞ「ドサ廻り」を強く感じた

役場の食堂@練馬区役所

久しぶりに練馬区役所に行った。

本庁舎20階にある練馬展望レストランで遅めの昼食

高い場所で高貴な店名「ROYAL」で最も安いだろう価格のオムライスを食す

味は平民

さて敷地の中に練馬区有通路(法定外通路)というのがある。

元々は幾つかに敷地に分割されていたようだが、

現在はその通路周辺の所有者は一人

この通路・区有地の売り払いが可能かどうか聞きに行った。

資料を添付して「現地調査依頼書」というのを提出するのだとか

建築基準法上の道路ではないのに、どうやって確認申請を出したのか不思議だったが

案の定、周囲の既存建物は「無確認建築物」だった

地方巡業の旅 -5

ほぼ始発電車に乗り秩父市に行った。

行きは秩父線の秩父駅で車を借り、帰りは恒例の汗流し

「西武秩父駅前温泉・祭の湯」に寄った

フードコート側の出入口

祭り空間の演出が徹底しています

お風呂は可もなく不可もなく

ここも平日の昼間でも客はそれなりに居る。

露天風呂は木が沢山植わっていて、庭園の中という雰囲気

西武秩父駅からだと、お土産売場とフードコートを経て祭の湯へ

フードコート

お土産売場

都内は39度ぐらいの猛暑日だったはずだが、

流石に秩父は温度差があり、モアッとする熱気はない。

帰りは秩父駅で車を返し、

「ガタンゴトン」の秩父線から熊谷経由で帰宅

地方巡業の旅 -4

この日も川越市。暑かった~

汗だくの身体を洗い落とすために

2021年11月にオープンした伊佐沼近くの「小江戸川越KASHIBA」に

平日の昼間なのに びっくりするぐらい客がいた

ここは国道16号線からも近く、

さいたま市西区や上尾方面からも集客が見込めるので立地が良い。

しかも新しいうえに、基本料金は大人850円なので安い

まずは集客なのだろう。

建物内部の平面構成も出入口→下足→料金(自販機)→受付(1人)→お土産売場→飲食スペース(食事「江戸の台所」とカフェ形式)・その奥に休憩スペース→湯処

長い軸線上に各スペースが配置されているので、客がチャリンとお金を落としやすい。

又こども用浴槽が大人浴槽(男女共)の脇にあり、ファミリー層に目がくばられている。

夏はアッチッチの露天風呂の石床は、水がまかれていて、お客目線に感心した。

こうして内部施設や飲食スペース、オペレーションシステムを見てると

スーパー銭湯が林立する川越に新規参入するだけのことはあると思った。

メロンソーダと芋を食べてひと休み

しかし国道16号と国道17号大宮バイパスは、いつもめちゃくちゃ渋滞

通常1時間弱の道程なのに その倍はかかる。

「地方巡業の旅」なんだがスーパー銭湯巡りになっているが、

これは夏のうちだけ

「建築申請に役立つ技術的助言ガイドブック」

2019年に新日本法規から出版された本です。

国土交通省から発出された建築基準法の技術的助言には、建築設計を始めとした関係業務を行う上で、法を適正に判断をする上で参考となる情報が多く含まれています。いわば建築法務を行う上で技術的助言は「宝の山」ともいえます。

建築行政情報センターの個人会員になると法令データーサービスの利用ができ、法・令・規則・通達等の検索はできるのですが、半デジタル・半アナログ世代の自分でも、相当に目的が明確でないと、あまりに情報が多すぎて必要な情報に、すぐたどり着けない事があります。

この本のわかりやすさは、技術的助言を「基準総則」「防火・避難」「集団規定」「構造規定」の4つのテーマに分類した上、さらに関係する建築基準法の条数ごとに整理していることです。

実際 よく利用するする技術的助言を精選して掲載しているので、データーベースと違い不要な情報はカツトされているから「わかりやすい」のだと思います。

私は、法令データーベースとの中間的な位置付で利用しています。

編集者の建築申請実務研究会は、かの「建築申請memo」の編集者でもあり、この本への参照表記を「建築申請memo2020」から行っています。

地方巡業の旅 -3

埼玉県川越市
この日は気温39度となり

調査は午前中で終了したが汗びっしょり。

  ペットボトル2本ぐらい水を飲んでもトイレに行かないぐらいの汗

ということで「川越温泉」にて入浴

内部

ここは「木の風呂」と「石の風呂」があり男女交互で使用

この日 男湯は「木の風呂」だったが露天風呂が充実していると思った

中高年客が男女ともにそれなりに入っていて、

平日の昼間でもこんなに客がいるんだと感心

同性とは言え、

おっさん達がフルチンで浴場の中を闊歩しているのを見るのは

気恥ずかしい。

露天風呂の石の床が熱く、浴槽に入ろうとつかまえた手摺がまたアッチッチ

熱くて食欲もなく、調査で歩き疲れ

小江戸川越を散策する ゆとりなし

VBJ「事例から学ぶガイドライン調査~成功事例と失敗事例~」

 7月20日に開催されたビューロベリタスジャパン(VBJ)のオンラインセミナー「事例から学ぶガイドライン調査~成功事例と失敗事例~」を拝聴した。

 東京都建築士事務所協会で準備している書籍のなかで、ガイドライン調査すなわち「検査済証がない建築物に係る指定確認検査機関を活用した建築基準法適合状況調査のためのガイドライン」について執筆を担当していたので、機会があればこういうセミナーを受講している。

 VBJは以前から課題別のセミナーを多数開催しており、このガイドライン調査についてのセミナーも幾度か開催しているようでした。1時間のセミナーの中で説明事項もよくまとめられて手慣れた感じを受けました。

 国交省に届出をしたガイドライン調査をする指定確認検査機関は全国で38社(2022.4.1現在、但し実質業務をしていない会社が数社)あるが、ヒアリングをしてみると同じガイドライン調査でもアプローチの異なる会社も散見します。

 VBJは、国交省が2014年(平成26年)に発表した このガイドライン調査の内容を忠実に履行していると感じていました。

 セミナーで説明していた「Q&A」は、実例を通じて良くまとめられており、こういう「Q&A」も作成してみようかなと思いました。

 さて このガイドライン調査が発表されてから8年経過して、全国での実施事例も概略1,000件を超えているようです。(公表数字ではなく私のヒアリングによる概数)このあたりで日本建築行政会議あたりが音頭を取って事例研究をおこない、ガイドライン調査のバージョンアップを図ってはいかかがでしょうか。

 

 

空調服

【画像は参考例】

真夏の調査は、熱中症対策がかかせない。

兵隊・士官・司令官とその時々で位置を切り替えるが、

やっぱり現場は面白い。

この夏、職人さんたちが着ている「空調服」を用意した。

腰のあたりに換気扇をつけるタイプの半袖の作業着

妻に、ペアルックにしようと言ったら断られた。

彼女はベストタイプのものを選択した。

中々快適である。

バッテリーが3時間ぐらいしか持たないので、

スペアバッテリーが必要かもしれない。

外目には、服が膨れ上がってハイパーおデブさんになる。

地方巡業の旅 -2

鳥取県米子市の駅前

駅ビルが改築中でお土産を買うどころか、昼ご飯も食べることができなかった。

この後、岡山経由で京都に向かったのだが、

乗り継ぎの時間が短く岡山で駅弁を買って食べた。

出張が続くと野菜不足になる。それと駅弁に飽きてくる。

ところで鳥取は、「まんが王国とっとり」なのだそうだ。

「鳥取県 交流人口拡大本部 観光交流局 まんが王国官房」という部局もある

鳥取を代表する三巨匠は、水木しげる、谷口ジロー、青山剛昌

コンテンツ・ツーリズムの実践が行われている。

地方は面白い。

地方からこの国を変えていくしかないのかも知れない。

地方巡業の旅 -1

既存建物調査の為に全国各地を訪れているが、

「建築探訪」という記事にはしなかった

ショートバージョンを書くことにした。

題して「地方巡業の旅」

最初は埼玉県熊谷市。

全国一暑い都市として有名なので、警戒していたのだが、

幸いにも訪れた日は曇り。

しかし猛烈に汗をかいた。

今までで一番ぐらい着ているものがビショビショになった。

ということで、調査現場から熊谷駅に向かう途中で

「ハレニレの湯」で日帰り入浴

風呂に入り着替えてさっぱりしたが、

中々モダンで色々な趣向が仕掛けてあって

スーパー銭湯も進化しているのを知った。

スーパー銭湯と漫画喫茶をミックスしたような業態

恐らく入浴施設だけでなく

リラクゼーション施設として定義付けをしたのかと

家族連れとか、友達同士とかがゆっくりできる場になっている。

ボルダリングもあったし、漫画が沢山置いてあった。

実際 平日の昼間なのに若い家族連れ、友達同士、学生さんなど客層が若い。

奥は飲食スペース

桃のかき氷を食べて、身体を冷やした。

【熊谷市・「埼玉県熊谷市の暑さ対策の取組2005-2021」より】

ところで 何故こんなにも熊谷は暑いのだろうか。調べてみると下記の事が熊谷市のホームページに書いてあった。

「熊谷市がなぜ暑いのか、熊谷地方気象台の見解によると、その理由は2つ考えられています。一つが、都心のヒートアイランド現象により温められた空気が、南寄りの風に乗って運ばれてくるため。もう一つは、上空を吹いている北西風が山を越えて吹き降ろしてくる際に圧縮されて温度が上がるフェーン現象が発生し、温度の上がった空気が流れ込むためです。つまり、フェーン現象と、東京都心から流れるヒートアイランドの空気が重なる「交差点」が、この熊谷だといわれているのです。」

調査建物の屋上は、煤のようなものが防水層の上、一面に付着していた。こんなに黒い屋上を見たのは初めてで、その時は、なんでこんなに黒いのかわからなかったが もしかしたら都内の排気ガス等の煤がここまで運ばれているのかもと思った。

「ジブリの立体建造物展・図録<復刻版>」

監修は藤森照信さん、コンセプト・デザイナーは種田陽平さん。

ジブリの作品に描かれる建物には、何故か懐かしさを感じる

所謂建築家が設計したような建物は出てこない

それが皮肉と言えば皮肉で、

建築家は、こうした建物は設計できないのかも知れない

宮崎駿さんと藤森照信さんの対談が興味深い

この本を時々見直すと「ホット」する

源光庵

京都北区にある曹洞宗の寺院・源光庵

ここは「悟りの窓」「迷いの窓」というのが有名なお寺です

また伏見城遺構の血天井というのも有名で、慶⻑5年7⽉(1600年)徳川家康の忠⾂・⿃ 居彦右衛⾨元忠⼀党1800⼈が⽯⽥三成の軍 勢と交戦し討死、残る380余⼈が⾃刃して相 果てたときの恨跡が天井板に使われています。

左が「悟りの窓」右が「迷いの窓」

まあこんなものかと

小規模な倉庫の建築基準法の取扱い

「小規模な倉庫は、建築物には該当しない。」という国交省の技術的助言が出されたのは、もう随分と前だったと思い調べてみたら平成27年(2015年)だった。

国住指発第4544号・平成27年2月27日「小規模な倉庫の建築基準法の取扱いについて(技術的助言)」

「土地に自立して設置する小規模な倉庫(物置等を含む。)のうち、外部から
荷物の出し入れを行うことができ、かつ、内部に人が立ち入らないものについ
ては、建築基準法第2条第1号に規定する貯蔵槽に類する施設として、建築物
に該当しないものとする。したがって、建築確認等の手続きについても不要で
ある。

この取扱いについては、当該倉庫が既製のものであるか否か、及びその構造
種別にかかわらず、上記に従って判断するものとする。」

以上が技術的助言の内容。

「建築確認のための基準総則集団規定の適用事例2017年度版」でも「小規模倉庫」について記載があり、

「土地に自立して設置する小規模な倉庫(物置等を含む)のうち、奥行き1m以内の物又は高さが1.4m以下のものは、建築物に該当しない」

解説として

「・小規模な倉庫は物置等を含むものとし、外部から貨物の出し入れができ、かつ、内部に人が立ち入らないものについては、法第2条第1号に規定する貯蔵槽に類する施設として、建築物に該当しないものとする。」「・したがって上記の規模は、最低限、人が内部に入ることのないものとした数値の目安を示したものである。」「・なお 倉庫の内部に収納・備蓄する内容は問わないものとする。」「・この取扱いについては、当該倉庫が既成のものであるか否か、及びその構造種別にかかわらない。」「・幅、面積及び連結型の取扱いなど具体的な適用の判断については、申請する審査機関に確認が必要である」とある。

意外と「小規模倉庫は建築物ではない」という事を知らない設計者が多い。また具体的な取扱いが行政によって異なることがある。

例えば東京都・大田区では、下記の規定が全て満たすものとしている

「1 、外部から物の出し入れを行うことができ、かつ、内部に人が立ち入らない
もの。
2 、用途は 防災用とする。
3 、1 棟のおおむねの大きさ (下記の全ての条件を満たすもの
高さ2 メートル 以下、幅 2 メートル 以下、奥行き 1 メートル 以下
4 、建築物に付属して、設置する こと 。
5 、設置できる合計床面積等
・敷地面積が200 平方メートル 以下の場合は、 2 平方メートル 以下とする。
・敷地面積が200 平方メートル を超える場合は、敷地面積 の 1 パーセント 以
下かつ3 棟程度までとする。
6 、風致地区内や壁面後退制限のある地区計画内
・壁面距離を確保する。」

神奈川県・相模原市 平成29年4月14日「小規模な倉庫の建築基準法上の取扱いについて」

「「小規模な倉庫の建築基準法上の取扱いについて(技術的助言)」(平成27年2月27日国住指第4544号)における「小規模な倉庫」とは、奥行が1m以下かつ高さが2.3m以下で、床面積が2㎡以内の規模の倉庫とし、かつ、当該倉庫の設置場所が次の各号のいずれにも該当しないものとする。
(1)建築基準法第42条に規定する道路
(2)相模原市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例別表第2の規定により壁面の位置の制限が定められている地区又は街区においては、当該倉庫の外壁又は
これに代わる柱の面から道路境界線(地区計画の計画図に表示する壁面の位置の制限
を定める境界線に限るものとし、都市計画道路にあっては計画線をいう。)又は隣地境
界線までの水平距離が同表に定める計画地区の区分に応じ、同表(5)部(ア)項に
掲げる数値未満の位置。ただし、同表(5)部(イ)項の規定により適用除外の建築
物が定められている地区又は街区を除く。
(関連事項)
小規模な倉庫において消防法で規定する危険物を保管する場合は、関連法令を遵守する
こと。(予防課)」とある。

また静岡県では、

「10㎡を上限とする」とある。

また東京都練馬区では、倉庫の外形を奥行有効内寸1.0m以下、幅の有効内寸2.0m以下、高さの会゛圭2.5m以下」として「設置数は、原則として戸建て住宅1 棟に対して1 台とし、その他用途の建築物については規模や計画等に応じて3台を上限とすること。その場合、各倉庫の壁や屋根同士の固定は不可とし、隙間はふさがないこと。」

まあ 結構地域によって異なるので注意が必要だ。

「人生には、飲食店がいる。『人と』」サントリーCM

流石サントリーだなと思うCM。

まあ宣伝が上手なのは企業としての伝統ですかね。

とは言っても私が飲むビールはエビスかアサヒ

ウィスキーだと国産はニッカ

今は、もっぱらアサヒスーパードライのノンアルコール。

音楽がブルーハーツの「情熱の薔薇」というのもグッド

豊川稲荷・法堂上棟

愛知県豊川市にある曹洞宗寺院「豊川稲荷」(円福山妙厳〈みょうごん〉寺)で6月20日、法堂(はっとう、本堂)の上棟式があったと報道で知った。岐阜県産の東濃ヒノキや、ケヤキ、アカマツなどの国産材を用いた木造の法堂は2024年夏に完成する予定との事

2021年10月に岐阜県中津川市加子母の中島工務店に視察で伺った時に、工場で加工していたのが この豊川稲荷の木材。

複雑な仕口・継手も自社プレカット機で加工できるとの事で感心した

また若い宮大工さんたちが働いていた

さて江戸時代後期に建てられた豊川稲荷旧法堂には、本尊の千手観世音菩薩(ぼさつ)像がまつられ、豊川稲荷の中心となる建物だったが、耐震性に問題が見つかり、2015年に取り壊された。

 この日の上棟式では、施工する中島工務店(岐阜県中津川市)の宮大工たちが、測量をしたり杭を打ったりする「工匠之儀」を披露し、僧侶たちも綱を引いて儀式に加わった。と報道されていた。

そういえば工場で加工していた木材だったよな~と思い出して写真を探してみたのがこの写真。

この厚さ3cmの杉の床板を使ってみたいと思った。

「建築技術・2022年3月号」

5月の下旬に岡山県西粟倉村に視察に行き、あわくら会館を含めた地域の林業の取組みや地域エネルギーについて勉強して来た。そのことをまとめて整理しておきたいと思っているのだが、西粟倉村の視察に刺激されて読み始めた本が多いため中々記録を残すことができないでいる。

この「建築技術」2022年3月号も特集は「多層木造建築物の現状整理」となっているが、表紙にもあるように巻頭の特集はあわくら会館。

現物を見てきてから、この本を買い求め詳しく読んでいる。

とりわけ山田憲明さんが書いている「構造計画」はより深く理解するのに役立つ。視察でもアルセッド建築研究所の小口さんから説明を受けていたが、改めて図面を見ながら構造計画の部分を読むと、平面・構造・防耐火構造の苦労がわかる。

一般木造と耐火構造の棟を交互に並べ、それぞれを1000㎡以下に分節し合計7つの棟が構造的に独立している。またサスペントラス構造のヒントはロベール・マイヤール設計のキアッソの税関倉庫(1925年)と知った。

その他、「木材供給体制」「地域の森林経営と計画施業」「素材生産の現場から」「地域の木材流通と木材調達」「百年の森林構想とあわくら会館」と詳しい原稿が当事者から寄せられている。

「建築雑誌・3月号」は読み応えあり。