今年も植木鉢の薔薇が咲きました。
冬場の手入れと陽当たりが良いのが
幸いしたかな
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【車窓から・飛鳥山の桜】
菜の花が咲く頃の3月から4月にかけての 降り続く小雨のことを菜種梅雨(なたねづゆ)と、いにしえから言うそうですが、それにしても今日は寒いですね。
このところ引きこもりで省エネ計算に取り掛かっています。
今年は花見も行けていません。
多分 ゴールデンウイークもずっと仕事になりそうです。
3月末から4月にかけてH28基準の省エネ計算ツール、入力シート等が変更になり、またエネルギー消費計算計算プログラム入力シートからモデル建物法入力支援ツールの入力シートを生成するコンバートツール等も発表され新規建物の計算に追われる中で変更箇所を勉強していました。
モデル建物法を推奨するのは、建築環境技術者・設備技術者が建築業界・審査機関に少ないからというのもありますね。
建築環境技術者というのは今後確立した領域としなければならず、その人たちが省エネ・CASBEE等を扱っていくのが望ましいと思います。
弊社は、省エネ計算は基本的に標準入力法ですがコンバートツールを使ってみて、標準入力法の場合とモデル建物法で、どの程度差異があるか興味深いです。
弊社は、立方体の建物の省エネ計算を依頼されることは少ないので、標準入力法で計算しておいて、BPI・BEIに余力がある場合はコンバートしてモデル建物法で省エネ適判に提出するというのが良いかなと思ってます。
省エネ適判の申請料が、どこも高額なので顧客の負担を減らすためにはコンバートする方が審査時間も短縮できるから良いのかなと思いますが、こちらの手間は少し増えますね。
これから何件か省エネ適判を提出しますが、審査機関の対応はどんなもんでしょうか。
4月、新年度になりました。寒の戻りがありましたが桜はあちこちで咲き始めました。
4月1日から建築確認申請書式が新しくなります。そして非住宅2000㎡以上の建物の省エネ適合判定がいよいよ始まります。
登録建築物エネルギー消費性能判定機関(多くは民間の指定確認検査機関)が「建築物省エネ法判定業務規程」と「料金表」を発表し始めています。まだ準備中のところもあるようですが、来週中には各社出そろうでしよう。
各社とも建物用途、面積別、入力法の三つで料金を考えているようですね。
審査対象面積が2000㎡~5000㎡までは同価格で標準入力法・主要室入力法の場合はモデル建物法の概ね倍の価格というところが多いですね。
意外と高い料金設定になっているという印象を持ちました。
例えばA社は審査対象面積2000㎡から5000㎡で用途が老人ホームの場合、標準入力法・主要室入力法で250,000円(税別)、モデル建物法で150,000円(税別)となっています。B社は同条件で標準入力法・主要室入力法で300,000円(税別)、モデル建物法で150,000円(税別)となっています。
建築確認申請と併願の場合は減額したり、事業者別に特約を締結して実際は料金表より低価格で受注している指定確認検査機関が多いと聞きますから、実勢価格は公表価格と異なるでしようけど。
指定確認検査機関の受付窓口に、審査機関系列会社と思われる省エネ計算コンサル会社や省エネ計算サポート会社のチラシを置いて業務を誘導したり、計算は系列会社で行い審査は審査機関でワンストップというのは止めて欲しいものです。
3/28、書類提出の為に相模原市役所に行ってきました。市役所の前の桜の芽は、都心よりまだ固いように思えました。風は少し冷たかったですが陽射しは暖かく、何よりも空気が清浄で気持ちが良かったです。
相模原に降り立ったのは始めてです。
JR横浜線の車窓から見えた広大な敷地は、米軍の相模総合補給廠で平成26年に17haが日本に返還され、平成27年に35haが共同使用となったそうです。でも全体面積は196.7haと書かれていますから、返還されたのはほんの一部分なんですね。
これから相模原の北側部分がどう開発されていくのか興味深いところです。
相模原と言えばキャンプ座間の周辺は、歩いたりバスで基地の周辺を巡ったことがあります。
もう40年以上前の学生時代です。
そのころキャンプ座間の日本返還が浮上し、「設計第5」という教科でキャンプ座間の跡地計画が課題になりました。履修者が自由にグループをつくり計画を作成しました。
私が属したグループのテーマは、キャンプ座間は「野外環境教育の場」にするという提案内容で、色々と調査し計画を作成の後にプレゼンし「A」評価を貰いました。友人達のグループは「スーパー農場」だったような記憶があり、同じく「A」評価を貰っていましたが、「都市農業の再生」というテーマはとても良かったと思っていました。
戦後70年が過ぎても米国に従属し、米国の顔色を窺いながらの政治・経済から脱せれない。なんともなんとも・・・
先日届いた日事連(一般社団法人・日本建築士事務所協会連合会)の2017・2月を読んでいたら、国土交通省から発表された建築士・建築士事務所の登録数が掲載されていました。
平成28年度上半期末一級建築士の登録数は、363,530人という総数のみ公表されています。一級建築士は年々総数は増えていくのですが、現在65歳以上で概ね15万台の登録番号ですから、現役の実数は20万人程度であまり変化はないのかもしれません。都道府県別、年齢別の登録状況が発表されれば、もっと詳しく動向がわかるのですが。
一方、一級建築士事務所の登録数は、平成28年度上半期末で個人・法人合計で78,334事務所で、平成27年度上半期の79,062事務所から728事務所の減少と記載されています。
建築士事務所の登録数は平成12年度をピークに減少の一途をたどっています。
この傾向をどう考えるかというのは諸論あるのですが、建築経済が縮小している。独立開業が難しくなっている・・・・というところが一般的でしょうか。
日事連加盟数が14,861事務所で、全登録事務所の14.1%しか加入していない。東京は加入率10.1%だそうです。
他の「士」業とは異なり任意加入だからか、あるいは存在意義が低いのか。
そう言えば建築士事務所協会に入ってから営業電話とカタログ、郵便物が多くなった。名簿が独り歩きするのは困ったものです。
弊社社長が研究生となつている某大学学園祭に行き、研究発表を見てきました。研究テーマは数年に渡って別なものを探求していますが、学園祭の為の調査・研究は、毎年異なり今年は「災害時における生活用水の衛生」でした。
今年も大きな地震が多かったし、大雨や台風被害も多い年でした。
過去の地震災害時において飲料水は応急的に行き届くが、トイレ・洗濯・入浴等の生活用水の確保が中々難しいらしい。又河川や沼などの水を利用しようとしても その衛生状態は問題があるらしく、身近なものや市販されている浄水器で、入浴後の風呂の水・池や河川の水が、どの程度濾過することができるかという実験です。
この内容は、いずれ別な機会に詳しく発表することがあるかもしれません。
避難所に指定された体育館などでは、実は防災施設としての整備は不充分であることから、既存の避難施設に指定された体育館に防災施設を付与したものを造ろうという提案で図面を書きました。
「建築×衛生」の初コラボレーション提案です。
実に30年ぶりぐらいで、自分で模型のようなものを造りました。説明用の簡単な模型ですが、こういう展示会では模型は訴求力があるらしく、パネルよりは模型を見る人が多かったらしいです。
一晩で作って 少しは報われた気がします。
しかし 女子大の二十歳前後の女子達の話声は、騒音にしか感じられない爺(じじい)になってしまいました。学園祭から帰ってきてからどっと疲れて寝てしまいました。
広島は6日、71回目の「原爆の日」を迎えた。広島市中区の平和記念公園では午前8時から平和記念式典が開かれ、被爆者や全国の遺族の代表、政府関係者、各国代表が参列する。
戦前は、日清戦争(1894-1895)、日露戦争(1904-1905)、満州事変(1919-1931)、日中戦争(1931-1945)、太平洋戦争(1941-1945)と戦争が断続的に継続した。
本田勝一さんは日清から太平洋戦までを「50年戦争」と言ってた。
戦後71年戦争がないということは、すごいことなのだとあらためて思う。
安らかに眠って下さい 過ちは 繰返しませぬから
合掌
原爆ドームの写真は、いずれも2014年3月のものです。
ゴールデンウィークは、どこにも行かず仕事と家の片付けをして過ごした。
家の片付けの事などを、最近では「断捨離」というらしい。
東京の狭い居住空間では、定期的に物を整理・処分しないと生活空間がせせこましくなる。今回は痩せたら着れるだろうと取ってあった衣類と恒常的に溜まり続ける本・仕事関係の書類・カタログ等の処分が中心だが、家具類も配置換えをした。
本格的な片付けは2年ぶりだったかもしれない。
家具類の配置換えの影響でインターネット、イントラネットの接続に不具合が出て復旧に追われたり、掃除機が壊れてしまったりした。
本は「偲び難きを偲び」という思いで処分をする。漫画・推理小説・雑誌・仕事の資料etc・・・さようなら。
本を片付けていると、読んだことが無かった本とかを発見したりする。今回は、池波正太郎の「酒肴日和」(「そうざいエッセイ選集」・高丘卓編)を見つけて読みふけってしまった。池波正太郎が愛した本当にうまいものが満載。
しかし随分と事務所も居住部分もすっきりした。
「断捨離」自分と物との関係だけでなく、仕事や人間関係にも広げて実践することを薦めている人もいるらしい。最近では「断捨離」を実践する人を「ミニマリスト」と呼ぶこともあるとか。
昨晩の熊本地震には驚きました。何しろTVの速報が震度7でしたから、一旦は目を疑いました。
今朝になって被害の状況が明らかになってきて、熊本城は屋根瓦が落ち、石垣は崩れているし、九州自動車道は通行できず、九州新幹線もストップしている。被災された方には心よりお見舞い申し上げます。
今朝になり、熊本市内にいる知人に電話をしてみた。
3年前に建てた家は問題なく、家具類も制震器具がついていたので食器類が散乱することはなかった。ただ現在断水しているとの事だった。電気や電話・携帯電話は問題ないとの事。今日は会社を休んで食料品等を買いに出ているが、スーパーなどではすでに食料品・水・生活用品がすっからかんで、小さい子供がいるのでかき集めなけれならないと言っていた。
二回目の地震の方が揺れが激しかったようで、何しろ昨晩から余震が続くので寝ていないようだった。
私も、5年前の3.11東日本大震災を思い出して、昨晩は災害時備蓄品を点検した。5年前、あの時は東京でも大変でしたね。それ以来 ミネラルウォーターは備蓄しているし、防災用品はきつちり用意するようになった。
日本列島 いつ地震が起きても不思議ではない。
なによりも今は、川内原発停止すべきでしょうよ。
【4/16追記】
4/16未明のM7.3といい、その後の余震の数と言い、今まで経験した地震とは全く異なる地震ですね。
建物も沢山被害が報告されてきています。こんなに何度も揺られることなど想定外でしょ。
http://www.hinet.bosai.go.jp/hypomap/?LANG=ja
NIEDサイトの赤い点が示すのが、この2日間の震央分布で、明らかに中央構造線に沿って多発しているのがわかります。震央が集中するエリアの東西の延長線上付近には、伊方原発と川内原発が立地しています。
新潟大学名誉教授の立石雅昭(地質学)さんは「川内原発。直ちに停止するべきです。少なくとも、今地震が収まるまで、原発を停止し、推移を見守るべきです。今日未明のM7.3の地震が本震。今中央構造線西端付近での地震は中部九州を横断して、岩盤が破壊され続けています。動きが読めません。」とツイッターで書いています。
1596年の再来にならなければ良いのですが・・・。
1596年は、特殊な3つの地震が起こった年で①1596年07月09日(旧暦)に愛媛県の中央構造線断層帯で起きた慶長伊予地震(M 7.0) 、②07月12日(旧暦)に大分で発生した慶長豊後地震(M 7.0~7.8) 、③同日、07月12日(旧暦)に京都で発生した慶長伏見地震(M7.25~M7.5)が起こったと史実にあります。
ともかく防災用備品の準備はしておこうと思う。
飛騨高山、名古屋と一週間の出張から東京に戻ってみると、国土交通大臣指定の指定確認検査機関であるアウェイ建築評価ネット(株)に、4月12日から4か月間の業務停止、一年間の監督命令が出ていてびっくりした。
申請を他の機関に振るように手配せねばならなかった。
アウェイ建築評価ネットと言えば、昨年末に業績不振で大量の人員整理をし、事業所を縮小していた。
恐らく今回の国交省の処分につながる諸問題は、以前から特定行政庁の段階では問題になつていたものと思える。ずっとボヤだったものが、火災に発展したものではないかと思われるのだ。経験的に書けば、こうした あわや処分につながるミスは結構あり、特定行政庁の段階で止まっていて、首の皮がつながっているケースも実は多い。
それにしても、今回のアウェイ建築評価ネットの処分につながる確認検査員4名は、全員行政OBであったのが残念だ。
朝早く起きて「法規」の勉強をするようになったのは、いつ頃からだったろうか。
建築設計から転職して指定確認検査機関に勤めた頃からだろうか。
最近は必要に迫られて一級建築士試験の法規の問題を浚っているが、建築基準法ばかりではなく民事訴訟法とか民法とか法律全般の勉強をする。
若い時は、法規は苦手だった。
それが、今は法規が業務の中心になっている。
人生わからないものだ。
剣道をやっている人は 何段になろうとも毎日素振りをするそうだ。
そう 毎日 法規の勉強を続けよう。
建築基準法を33回読み通せば 神に近づけると言うし
そのうち良いこともあるだろう。
「全調協」とは、公益社団法人 全国調理師養成施設協会で、ようするに調理師・菓子の専門学校の団体で、パートナーが招待券を2枚貰ったので東京ドームシティ(後楽園)まで出掛けてきた。何しろ後楽園は、弊社から都営バスで行ける。
午前10時開場に合わせて出かけたのだが、結構人が来ていた。圧倒的に女性
「日本列島お雑煮あれこれ」という企画をしていて、1杯100円で食べれるせいか、長蛇の列だった。
地産地消物産展では全国各地の食材に出会える。まだまだバラエティーに富んだ食材が日本各地にある。昨年から九州通いをしていて、九州は実に食材が豊富だと感じていた。まだまだ知らなかった食材や加工法が全国各地にあり、とても楽しかった。
日本の住宅(民家)も かっては地域によって多彩な形態だったが、そのわずかに保存された建物が各地の民家園で見られるだけになった。
東京ビッグサイトで開催されている第16回厨房設備機器展を見てきました。
北九州出張から帰ってきた翌日で、少しお疲れモードで集中力欠如気味だったのでデスクワークには向いていない一日のため出かけることに。
入場者が多かったですね。それだけ「食」に関わる生業の幅の広さが伺えます。
会場内では写真撮影禁止なのですが、スマホで記念撮影している人がちらほら。
(株)TOSEIさんの真空包装機・トスパックシリーズは興味深かった。真空・脱気・ガス封入・ホットパックと様々な食品と目的に合わせたパック方法。
(株)フジマックさんのコンビオーブンシリーズも力の入った展示。実は招待状はフジマックさんからいただいたので御挨拶。今や庫内の洗浄も自動なんですね。
その他、大小ブースに興味深い商品が多数。
新しい食に関する機器や厨房機器の商品知識を常に見聞きしているのは大事ですね。刺激的だし、結構試食とかもできるので楽しいです。
二時間あまりしか会場にはいられませんでしたが、足は疲れたけど有意義でした。
2/19(金)まで開催中です。
4月より始まる電力自由化に向けて営業活動が活発化しているようだ。
先頃 東京電力より「プレミアム」プラン加入のすすめと称する案内が送られてきた。事務所併用住宅なので年間約10,000kwh使用している。
東京電力「プレミアム」プランだと -4,100円/年安くなるという。そんなものしか安くならないのかと思っていたが、東京ガスからも案内がきて、ガス+電気セット割りで、月別電気使用量を入力してシュミレーションしたら約-8,800円だった。ちなみに現行契約は従量電灯B、50Aである。
他の会社のもシュミレーションしてみようか。
2/3追記
ソフトバンク電気でシュミレーションしたところ約-9,000円/年だった。
危機管理上、電気+ガス+ネット 全てを一社に依存する気にはならない。又安ければ良いと言うものではないが、気持ちとしては東京ガス(ガス+電気)に振れている。
もうすぐ14歳になろうとする次女(犬・ゴールデンレトリーバー)が、正月明けから腰がたたなくなり、散歩や外での排尿・排便ができなくなった。
獣医師からの指定で薬を投与したところ、多少腰があがるようになり、腹這いも少しできるようになった。
体重が30Kgぐらいあるので、動物用のオムツでは間に合わず(しかも高い)、人間用のパンツ型オムツにしっぽの部分は切れ目を入れ対応している。
幸いまだ食欲はあり、排便にも異常がないのだが、寝たきり老犬の介護をするようになった。パンツを取り換えて陰部をふいてやると甘えてくるからまだかわいいところがある。
他界した人間の両親は介護することがなく亡くなったが、ここにきて老犬介護をするようになるとは思ってもいなかった。前に飼っていたラブラドル(次男)は12歳で心臓が悪くあっけなく死んだが、次女にはできるだけ長生きしてほしい。
私が仕事をしている部屋の片隅で寝ているので、オシッコ臭いのには閉口し、寒くても窓を開けて換気している。
2/5 追記
そういえば仕事も古い建物のフルリノベが多いので「老建介護」。私生活は「老犬介護」で笑える。
2/10追記
次女は、2016年2月9日早朝 永眠しました。
享年13歳9カ月(人間年齢で約93歳)
2/10 葬儀を執り行いました。
2歳頃 海辺を走り回る姿
2015年のインバウンド(訪日外客数)が過去最高の1973万人を超えたという日本政府観光局(JNTO)の発表があった。
東京の街には外国人(アジア系)が溢れ、ホテル建設ラッシュが続いている。とりわけ品川周辺のホテル用地の価格が高騰しているらしい。さらに規制緩和で「民泊」が話題に上がっている。
JNTOの資料を見ると2015年の年計では、中国・韓国・台湾・香港の東アジアからが72%。東南アジア+インドからが11%で全体の83%がアジア系の観光客のようだ。
元々、池袋はリトルチャイナタウン(北池袋)があるぐらいだから中国人は多いのだが、それに加えて日本語学校が増えているらしく街を歩いていても聞いたこともない言語が飛び交っている。
昨年年末まで業務が押しており、年明けてそれらの修正・補足に追われていた。そうはいっても年賀状も年末に間に合わせて、毎年恒例のTAF通信(PDF)も発行できた。そして2016年の事業計画書を作成して社内協議をした。もっとも二人だけ・(笑)
近頃、ようやく時間があいてきたので色々なことを考える。
その中で考えたのが、これからの日本社会・経済の動向。
インバウンドが増えたのは2015年の円安、原油安=燃油サーチャージの値下げによる航空運賃の低下、ビザの大幅緩和等々に起因している。
さて、これからどうなっていくのだろうかと思うと2016年は円高になりそうだし、右肩あがりでインバウンドは増加していくだろうか。
今はやりの「民泊」という怪しいビジネスモデルに手を出して資金回収を図るころには、東アジアの観光客が大幅減ということにならないとも限らない。
消費税10%になると、また国内消費者の需要は低下するのだろう。一定の駆け込み需要の後は反動があるし、死んだ親父が東京オリンピック(私は小学生)の後の数年は不景気だったと言っていたのを思い出すと202×年まで・・・
そんなことを考えると暗澹とした気持ちになる。
以前買って読み半端な「下流老人」という本を読んだ時のような気分。
【写真は、1歳2ヶ月になった初孫の初めての靴】
2015年もまもなく終わります。
今年を振り返ると、業務を通じて戦前の法律である市街地建築物法やその成立過程について詳しく勉強する機会がありました。そうしたことが刺激になり近世から建築基準法成立までの「日本建築法制史」が整理できてきました。また建築ストック活用・再生・リノベーションというような業務からイノベーションの領域に足を踏み入れた一年でもありました。
私事ではありますが、昨年の暮れに長女夫妻に子どもが生まれ、また今年初夏には長男夫妻に子どもが生まれました。たてつづけに二人の女の子の孫がいる爺ちゃん・婆ちゃんになってしまいました。
爺は、孫の誕生によって全体的には後ろ向きだつた物事に対する意識・姿勢が前向きに変わりつつあること。子どもたちの頃には、無関心に近かった食の安全、保育、子どもを巡る社会環境等に俄然関心を持つようになりました。
「生きがいは?」と聞かれたら「孫」と躊躇なく断言する爺・婆です。
そんな二人が運営する事務所ですが、2016年以降は異なる領域のコラボレーション「建築×食・栄養」によってイノベーション業務に関わっていければと考えております。
来年度も引き続きブログを中心に書き続けていきますが、幾つかの領域に関するコンテンツを結合したものに再編成したいと考えています。
今年の更新はこれで終了とさせていただきます。
今年1年間のご愛読に感謝いたします。ありがとうございました。
来年も引き続きご愛読のほど、お願い申し上げます。
来るべき新たな年が、皆様にとって良い年でありますように。