現場

連休初日の日曜日、

鋼製不燃扉を防火二号(遮煙)に改修工事中の現場へ

告示仕様での防火二号への改修、

テスト施工して、施工図を修正・微調整して本工事に臨んだので

スムーズに施工は進んでいるようだ

隙間なく施工できていた

事務所ビルの居ながら改修なので、土日祝日が工事日となるため

工事監理も、それに合わせて出向かなければならない

この現場は、6月中旬まで土日施工で工程表が提出されている

既存建築物を相手にしていると、どうしても夜間とか土日祝日が仕事になる

休息や個人的時間をどのように確保するのかが一苦労

まあ、用事のない時は昼間でも寝ているのだが

「流水不濁 忙人不老」

「流れる水は濁らない 忙しい人は老け込まない」

最近、爺婆ペアで仕事に行き、色々な人に本当の年齢を言うと、驚かれる。

身体はボロボロだし、疲れやすいし、歳を取ったなと、つくづく思うけど

知的好奇心は旺盛だ。

何より遊ぶために仕事を続けているからなのだろうか

ファッションも結構若々しいかもしれない

全方位オタクの婆さんと一緒だと、

小さい子供から大人まで会話が尽きなくて、いつも賑やか

つい最近もスイッチ2を予約したとか、

ゲームの話で子供に尊敬されていたっけ

いつまでも

「流れる水は濁らない 忙しい人は老け込まない」

で生きていければ いいな

大阪駅

名古屋での午前と午後

其々別の打合せを済まして大阪に移動

喋りつかれていたが、名古屋-大阪間は 新幹線で1時間ほどなので

寝ている暇はない

大阪駅からKITTEに向かう歩道橋

KITTEで夕食をとる

名古屋 栄町

出張先に便利なため、初めて名古屋市栄町のホテルに宿泊していた

そうしたら深夜3時頃 消防自動車のサイレンの音が鳴り響き

多数の消防車がホテルの近くで止まった様子なので

現場を見に行った

幸い、火災発生の形跡は見当たらなく、

誤報かいたずらで落ち着いた様子

消防隊の指揮所を間近で見ていた

近くの人に聞いたら、栄町では よくある事とか

この栄町 夕暮れ時から新宿の歌舞伎町のような街という印象だったが

夕暮れ時より深夜3時の方が人通りや車が多い

いたるところにホストクラブの看板

最近のホストクラブのお兄さんたちの顔を沢山ながめてきた

それで泊まっていたのは、アパホテル

初めてアパに泊まってみた

今時にしては安いが客室が狭く、中廊下側の間仕切壁の遮音性が低いため

廊下を歩いている人の話し声が、よく聞こえる

まあ、仕事で来て寝るだけなら アパもありかもしれない

神楽坂

久しぶりに夕暮れの神楽坂を歩く

妻が大好きな「欧州航路」で物色

随分と新しい店も出来ていた

蜜芋パウンドケーキを買ってみた

楽山で買い求めたお茶で食べてみよう

てら小屋チーム・第18回WEB打合せ

最初に、現在進行しているプロジェクトの進捗状況を報告し共有した。

 前回までの検討成果をもとに内装のカラーデザインと仕様の提案。それらを基にした内外部のCGが出来きて来たので共用し検討。照明計画も叩き台が出来てきたので検討を加えた。

 今回からCGは全て国産化。産休・育休で業務に加われなかったチーム員が担当。以前は営業窓口は日本だったが、実際のCG作成はベトナム。直接制作担当者と打合せができなかったので細かい部分に不満が残った。だからか添景の人間に外国人が多いという事はなくなった。全体的に以前よりCGのクオリティーは向上したと思っている。

 また2025年の新規プロジェクトとチームの主担当について説明した。

 今回は打合せ事項が盛沢山だったので、特別のガイダンスは行わなかった。仕事が混んできたのでWEB打合せも月1では足りくなってきたかも知れない。

  打合せのあと、チームのメンバーから個別の打合せ2件。

トランプショック

 トランプ関税の影響から、米国、のみならず世界の景気が今後減速する可能性が急激に高まってきた。トランプの恫喝は、相手国がビビって、すり寄って譲歩してくるのを待ってかのように見える。

 昔見た伊丹十三監督の「ミンボーの女」を思い出した。毅然と諸外国と連帯して立ち向かうべきだ。

 それにしても経済の動向は とても気になる

 社会人になって半世紀、オイルショック、バブル崩壊、リーマンショック、コロナショック、幾たびか続いた消費税アップに伴う影響等など。

 この半世紀を振り返っても、抱えている仕事が中断したり、なくなったり、クラアントが消滅したり、いろんなことがありすぎた。

 最近は、●●ショックの頻度が短くなっているように思う。何かのきっかけでバランスが崩れていく。それだけ世界経済が脆弱になってきているのか。

 この十年 一番買った本は、経済と経営に関する本。興味を持った本は、とりあえず買って積読するので、全て読んだわけではないが、建築よりは勉強しているかも知れない。

 社会システムそのものが転換期に入っているのかも知れない。と思う今日この頃

きしめん

名古屋日帰り出張だった。

新幹線の名古屋駅改札から近い「驛釜きしめん」で昼食兼夕食

肉載せと小さな天むすのセット

さすがに天むす 小さすぎやろうと思う

名古屋 乗車時間が短くて寝る時間が少ししか取れず、疲れる

あぁ~ 今年も名古屋出張が続くのかと思うと、ちょつと憂鬱 

何かしら楽しみを発見しないといけないかと思う

名古屋コーチン、きしめん、ひつまぶし、あんかけスパ、味噌カツ、一通り食べたし、駅弁は、とっくに飽きたし、ゆかりも飽きたし、あと何がある??

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そういえば、ちょっと楽しいことがあった

東京へ戻る新幹線の時間待ちに、マクドのカウンターでお茶していたら

向かいの席でポテトを食べている男子高校生とお互いに視線があった

「ポテト美味しそうだね」と声をかけたら

会話が進んだ。

部活帰りで今度2年生になるという

爺さん、特にクラブ活動の大切さを喋った。

社会人にとって、とりわけ会社員だと「人を束ねる力がある人」が出世する事。学歴でもなく、頭の良し悪しだけがすべてじゃない。コミュ力も必要だし。そうなるには、クラブ活動(文系・体育系に関係なく)、生徒会・自治会、学園祭等の委員とかになって訓練しておく必要があることなどを話したかな。意外と労働組合の役員経験者も引きたてられる人が多い。まだ、うぶな感じがする男子高校生3人組と短い時間だけど話が弾んだ。

婆さん曰く、10代の子供たちは、

大人との会話を望んでいるのではないかと

将来の事やら、なにやら 

大人と話したいことが沢山あるんではないかと言う

名古屋の高校生さん。爺婆と話してくれてありがとう

クリエイティブペア

 今年2025年1月25日に亡くなられた経営学者の野中郁次郎さんの本を以前読んでいて、ソニーの立ち上げには井深 大さんと盛田照夫さん。ホンダの立ち上げには本田宗一郎さんと藤沢武夫さん。というように、これまで大きなイノベーションを生み出してきた企業の背景には、実は「2人」が関わっていることを知った。

 「クリエィティブペア」と呼ぶのが、個人を組織に向かわせる知的コンバットを行う相手。野中郁次郎先生にとっては『The Wise Company』共著者の竹内弘高氏が相当するという。「自分と違う相手がいい。あちらはお酒飲まない、ぼくは飲む。あちらは英語、ぼくは日本語」と笑う。

 知的機動力、知的創造理論はペアでプログラミングする「対照的な相手と組むことで自律分散が可能になる」「アナログとデジタルの形式知、暗黙知を回すのがリーダーだ」と主張。ダイナミックな総合作用により実践知が生まれる。それがヒューマナイジングであり、共通善(コモングッド)に向かう生き方だ、と先生は訴える。

 弊社のクリエイティブペアは、私と妻=爺婆である。私は建築、妻は食・食品衛生だし、独立して自営になるまでは普通の夫婦。今は毎日が役員会、毎日が株式総会なので、意見もぶつかり合うが、クリエイティブペアになってきたかなと最近思っている。

日高見

とある店で飲んでからファンになった酒

写真は、季節限定品の「純米大吟醸 助六初桜 生酒」

『「魚でやるなら日髙見だっちゃ!」
石巻で酒造りを始めてから百六十余年。
わたしたちが追求し続けるのは、
港で獲れる新鮮な魚に合う「真の地酒」』

と宮城県石巻市に蔵を構える株式会社平孝酒造のサイトに書かれているように

本当に魚料理、鮨を盛り立てる日本酒だと思う。

 日高見も甘口から辛口まで、20種類以上の日本酒をだしているようだが、まだ数種類しか味わったことがないので、別な日髙見に出会うのが楽しみ。

 日高見国(ひたかみのくに/ひだかみのくに)は、日本の古代において、大和または蝦夷の地を美化して用いた語。

 『大祓詞』では「大倭日高見国」として大和を指すが、『日本書紀』景行紀や『常陸国風土記』では蝦夷の地を指し大和から見た東方の辺境の地域のことを指すとの事。

 古代では、大和から東の地は、権力が及ばず、ひとくくりに「日高見国」と言われていたようだ。

作・ZAKU

最近、飲む機会が増えた「作」(ZAKU)。

三重県鈴鹿市の清水清三郎商店の酒

「作」の商品は沢山あり、毎回異なる酒に出会うのが楽しみだ

「酒は控えめにね」と医者に言われながら、日本酒の奥深き世界に引き込まれる

 最近、三重に行くようになって実に食・食材が豊かな土地だという事を実感している。海のもの山のもの皆美味しい。

 三重県の鈴鹿は、かつてより旨い酒を醸す地であることから、味酒鈴鹿國(うまさけずずかのくに)と呼ばれてきた。

 これは「倭姫命世紀(やまとひめのみことのせいき)」という、倭姫命が天照大神(あまてらすおおみかみ)の命を受け鎮座する地を探し、現在の伊勢神宮に定めるまでの行幸の様子が書かれた古い書物の一節に、「私は味酒鈴鹿国から来た」という記述が見られる。

 古代から豊潤な土地だったんだな。

「食料供給困難事態対策法」4月1日より施行 

 「食料供給困難事態対策法」は、災害や緊急事態に備えた食料供給の確保を目的とした法律で、2024年6月に国会で成立し、2025年4月から施行される。

 この法律により、政府は農家に対して生産の増加を要請することができ、特定の作物の生産を求める場合もありとある。

https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/anpo/horitsu.html

 政府による食料配給制導入の懸念が示されている。米は今でも価格が高騰し、買うのもなかなか難しいが、食料供給困難な事態になった場合は輸入依存率が高い小麦、砂糖、肉類は特に品薄になり、配給の可能性もあると言われている。

 まるで旧戦時下の日本みたいな話になってきている。

 「食料安全保障の強化を目指しており、国民への安定供給を図ることが期待されています」とあるが、食料自給率を高め、農業・農家に抜本的なてこ入れをするのが本筋だと思う。

 首都圏で暮らし、仕事をしていて一番心配なのは、災害そのものによる被害ではなく、流通網がストップし、食料品が長期間なくなり「飢え死に」することだ。

 東日本大震災の時から備蓄はしているが、爺婆二人分で最大持って1か月分ぐらいだ飲料水は、せいぜい2週間分ぐらい。

 生産と切り離された消費だけの街。

 東京都の食料需給率は0%とか1%ととも言われているし、もう14年前だけど3.11東日本大大震災の時は、スーパーからコンビニに至るまで食べるものも電池も飲料水も、何もかもなくなった記憶が蘇る。

 あかんぜよ日本

 

 

てら小屋チーム・第17回WEB打合せ

 現在進行形のプロジェクトの全体的な進捗状況を報告し共有した。

 前回に引き続き内装のカラーデザインと仕様の提案、外装のカラーデザイン、照明計画について其々担当者から報告。これらを指示書にまとめCG担当者に伝達する。

 また新規プロジェクトについて説明した。

 今回は「生産施設の建築関連法調査-工場は違反建築の宝箱」と題して説明。調査の具体的留意点、生産施設に限定した法チェックリスト(建築基準法、消防法、工場立地法)について説明した。

 打合せのあと、チームのメンバーから個別の相談2件。

「ひこうき雲」

最近BGMとして聞いているのは、荒井由実の初期アルバム

写真はファーストアルバムのHIKO-KI GUMO

1973年11月発売だから、もう52年になる

あーっ 何と みずみずしい感性なのだろう

自分の青春と同期するユーミンの曲

荒井由実の初期アルバムを聴いて、あの頃の感性を取り戻せるだろうか

   

ぎょうざの満州

 ぎょうざの満州は、埼玉県川越市にある主として埼玉、東京に店舗がある中華料理チェーンで、最近よく食べに行ったり、テイクアウトしている。

 数年前に一度食べたことがあり、あまり美味しくないという印象を持っていたが、最近食べてみて以前より格段に味が良くなっていた。それと油が強くなく、餃子はあっさりしていて爺婆でも毎日のように食べられるように思える。

 それで株式会社ぎょうざの満州のことを検索してみたら、なるほどなと思う企業戦略の宝庫だった。

「食品の製造及び販売・中華料理店の経営」と企業概要にあるのは普通なのだが、植物油を使い、麺も餃子の皮も国産小麦を使用している。さらに自家製農園も持っている。

 全店直営店舗 101店舗(2021年12月現在)、従業員数 2,050名<正社員320名>(2021年6月現在)とあるから餃子の王将や日高屋といった他の中華料理チェーンに比べて規模が大きいわけではない。

 全店直営店舗ということもあり社員教育が徹底しているように見える。実に店が清潔だ。他の中華料理チェーン店のように、油ギトギト。客が食べて帰ったあとの食器をいつまでもテーブルに置いておかない。

 社長が創業者の2代目で女性ということもあり、客の視点が貫かれているように思える。

「顧客に届けるべき価値が明確」な戦略ストーリーが展開されている。

 財務から言って3・3・3・営業利益1というのは、結構大変。

 最近は玄米チャーハン+餃子+小松菜と玉子炒めに、はまっている。

深夜のお仕事

 華金の深夜に東京を横断して既存建物のエレベーター入れ替えのための設計調査に立ち会いました。

 25時のテナントの閉店を待って調査開始。上の写真はエレベター。

 こちらはエスカレーター。保守点検を兼ねたメーカーの技術者と設計担当者による調査で、色々な個所を計測していました。エスカレーターも新規入れ替えなのですが、もしかしたらエスカレーターの構造体であるトラスは残して現行法の層間変計角はクリアーできるかも知れないということで、詳細な調査が進みます。

 今日はメーカーから設計3人、技術5人、立ち合い2人、警備員さんと深夜の店舗はにぎやかです。

 それにしても夜中は寒い。

てら小屋チーム・第16回WEB打合せ

 毎月開催していたWEB打合せ。1月は諸事情により飛ばし2月になって開催。

 冒頭、現在進行形のプロジェクトの進捗状況の報告。進行形プロジェクトの共用部デザイン検討のための事例、カラースキームを担当者が報告し質問や意見の交換を行った。

 今回のメインは、「ジャンク不動産の商品化」と題して、今までの事例を紹介をした。

 違反建築箇所がとても多い物件の改修。是正工事を行って、全体的にリノベーションを行ったうえで検査済証を取得した。ちょっと内容が濃くて2時間もかかった。その後、チーム参加者からの個別相談を受けた。

 次回は3月。「生産施設の遵法性調査」について説明することにした。

labor、work、play

聞くところによると「仕事」に対応する英語の意味は三つあるそうだ。

「labor」は「労役」である。基本的には強制されて行う奴隷の仕事。嫌でもやらないと生命や安全が脅かされる。

「work」は、企業組織に属し、それぞれ決められた仕事をするような、現代的な仕事の形態なのかもしれない。

「play」は、プロの野球選手などのようにプレーして報酬をもらうう形態。彼ら、彼女たちの事を決してワーカーとは呼ばない。

 我々設計者の仕事は、果たしてlaborか、workか、果たしてplayか。それぞれの所属、立場によって異なるだろうが、私は一生プレーヤーでありたいと思うのだ。

図面? 絵? なにこれ

 古からの知人から送られてきた図面。とある設計者から確認申請の手続きを再委託されているらしく省エネ計算をしてくれないかという依頼だった。

 まあ古くからの知人なので図面を見てみたら「図面?絵?なにこれ」とつぶやいてしまった。建築確認申請の仮受図らしいが、省エネ計算するにしても断熱の仕様も建具の仕様も書かれていない、さらには空調、照明、給湯図もない。

 およそ性能に関しては無頓着な設計者に見受けられたので、省エネ計算をするのに不明なこと、足りない図面を書いて質疑として送付した。

 図面といつても1/100をただ1/50に拡大したような図面。一級建築士でもこんな図面しか書けない人が相変わらずいるんだなと思った。

 ずっと昔の事だが、指定確認検査機関に勤めていたころ上司が、法6条4号の木造住宅の申請図画が明らかに耐力壁も筋交いもない住宅だったので「筋交い計算書」の添付を設計者に求めたことがある。

 建築基準法の細則では「その他必要な書類」として設計者に提出を求めることができるのだが、これが設計施工の住宅会社からクレームが入り、ひと悶着があった。結局は、その会社の確認申請は受けないことになった。

 4号特例は、設計者の責任でとあるが、この国では設計者まかせでは建物の構造安全性は担保されない。そうした実例をたくさん見てきただけに、今度の法6条4号特例の縮小には基本的に賛成だ。

 指定確認検査機関時代にたくさんの図面を見てきた経験から確信を持って言えること。

 「一級建築士はピンキリ」

高齢者向けシェアハウス

 今は爺婆二人住まいだけど、更に歳を取ってからシングルになったらどうしようかと考える。常々婆ちゃんには先に死ぬなよと言っているのだが・・・。

 たとえシングルになっても、老人ホームや特養とか集団生活の管理型施設は嫌だな。

 でもシングル高齢者は「知らぬ間に認知症が発症・進行する」「社会からの孤立」「生活意欲の低下」「詐欺(さぎ)など犯罪に狙われやすい」「孤独死」など、さまざまなリスクがある言われている。

 自分も高齢者になったことでもあり、このところ高齢者の住まいについて調べていた。

 その中で気になったのが、高齢者向けシェアハウスだ。

 一般的なシェアハウスと同じく、高齢者向けシェアハウスに明確な定義はないとのこと。基本的には介護を必要としない高齢者が、複数人での戸建てをシェアする形や、共用部があるアパート型の集合住宅に住む住居スタイルを『高齢者向けシェアハウス』と呼んでいるようだ。

 日本の法律では高齢者が集団生活を送り、介護や食事のサービスが受けられる施設を「老人ホーム」と定義。特別養護老人ホームは生活に制約があるが、サ高住は介護や食事以外のサービスも充実していて入居者の自由度が高いなど、それぞれに特徴がある。  

 高齢者向けシェアハウスは、個人が自由に生活できるのでサ高住に近いが、自立生活が前提なので介護や食事の提供がない。

 サ高住は介護や食事以外のサービスが付くので当然料金が高い。それに比べて高齢者向けシェアハウスは低価格のようだ。

 今、老人ホーム、特養、介護事業の経営は苦しくなってきていると聞く。

 とりわけ介護事業所が経営難に陥り倒産する件数が過去最多を記録している。新型コロナの影響や物価高の煽りを受け、2023年の倒産件数も最多ペースで推移してる。

 ひとつは介護職員不足も背景にある。利用者を増やして収益を増やそうにも、現場で対応するヘルパーの有効求人倍率は15.5倍、さらに65歳以上のヘルパーが4人に1人と高齢化していて、人手不足が解消しないことから利用者を増やせず、経営不振から脱却できないという悪循環に陥る事業所が多くあるとのこと。

 また、介護サービス事業者は介護報酬が法定価格として定められているため、収益を上げて激しい物価高に対応することが難しい一面がある。

 高齢者社会という潜在的需要があるけれども、制度や経営システムが適合していない事例の典型かと思う。

トランプ大統領が政府庁舎の建築様式に関する大統領令に署名。「公共建築は古典的伝統に沿うべき」

 ドナルド・トランプは、アメリカ国内に新設される公共建築物および政府庁舎はすべて、古典主義建築が望ましいとする大統領令に署名した。

 「美しい連邦公共建築(Beautiful Federal Civic Architecture)」と題されたこの大統領令は、「地域の遺産を尊重し、アメリカの古典的伝統に沿った」建築デザインを強調することで、「公共の空間を美しくすること」を目的としている。「古典的」という言葉は、新古典主義、ジョージアン様式、ギリシャ復興様式、ゴシック建築、およびモダニズム建築時代以前の建築様式を指しているという。

https://artnewsjapan.com/article/21553

トランプ政権が公共建築に画一的な建築スタイルを押し付け、国家主義的な理想を強引に推し進めようとしている表れである。

第一次政権時代に署名された大統領令をめぐっては、米建築家協会(AIA)が全面的に反対することを表明していると聞いた。

 かってナチス政権のもとで建てられた建築は、ヒトラーによって建築統制がおこなわれた。 ヒトラーは古代ローマ帝国への憧れをもちながら、イタリアのファシズムにも心酔していて、それらをモデルにしながら都市計画をおこなった。 様式は単純化した古典主義で、国家権力を誇示するような威圧的な建築が建てられたことをすぐ想起した。

 40年ほど前になるが、イタリア・コモにイタリア合理主義の建築であるジュゼッペ テラーニの建築を見に行ったことがある。その頃 テラーニに心酔していたが、その後カテゴリー分けされる「ファシズム建築」とはちょつと異なると感じていた

 そしてEUR(エウル地区)、<ローマ万国のための新都心>も訪れたが、ローマ万国博覧会(1942)開催のために計画された新都心EURの建築には興ざめした記憶がある。

 かって全体主義を達成するため、民衆の意思をまとめる「舞台装置」として建築はフル活用された。

「国民国家」という人為的に人々を一つにまとめ上げるシステムは「伝統」と親和性が高く、権力の象徴としても効果的に機能する。

 やっぱりトランプの本質は、ここにあるんだなと再認識。

 

コンカレントエンジニアリング

 知人に弊社の仕事の進め方を話していたら「コンカレントエンジニアリング」に近いかもしれないと言われた。

 コンカレントとは同時並行のことだそうです。
「コンカレントエンジニアリング(CE:Concurrent Engineering)は、製品設計と製造、販売などの統合化、同時進行化を行うための方法で、1980年代、自動車産業業界で提唱されました。競争の激化で製品開発スピードの向上が求められる現在、国内外、様々な産業において有効な手法として導入・活用されています。」とのこと。

 従来の建築設計では、意匠設計者が設計を進めた後で、設備設計者や構造設計者が進めるバトンリレー。あるいはウォーターフォール(water fall=滝)型と言って、上流から下流へ順番に工程が流れるように進む手法で、後発の部門は原則上流からの成果物を待つスタイルを取っていました。

 これに対しコンカレントエンジニアリングでは、各部門で情報を共有し、設計・調達・生産などを並行的に行います。JISでは「製品のライフサイクル全体を考慮して、これに関連する工程の統合化を行い、相互に情報交換することによって、同時、並行的に産業活動を実施する技術」と定義されています。

 弊社でコンカレントエンジニアリングを進められたのは、上下関係のある会社組織ではなく業務委託関係にある技術者のネットワークで仕事を進めていること。BOX等の情報共有ツール。WEB会議等のツールが容易に利用できるようになったことが前提にある。

 一方でリアルなコミュニケーションを意図的にとるようにしている。

 ただ、それぞれの設計者には多少負荷が加わっているかもしれない。設備設計者や電気設計者には関係の薄い防水材料の選定、外壁材の選定などの設計段階での調査事項にも耳を傾けてくれていることに感謝したい。

 もう少し試行錯誤を進めながらコンカレントエンジニアリングを極めてみたいと思う。

ハルモネア-Harmonair-

インフルエンザでベッドの中にいた時、YouTubeで偶然見つけた「ハルモネア」。第1回大会と第2回大会第二次審査をずっと観ていた。

ハモネプの頃から、アカペラは随分と進化していると思った。

一番上の動画は、第1回大会優勝のRabbit Cat。

https://harmonaire.com

この日本最大級のSNS特化型アカペラコンテストを主催するORGANIZER、Shimo-Renさんは、まだ24歳だという。若さが眩しい。

第2回決勝大会は、2025年2月2日。決勝大会が楽しみだ。