14代 龍月

時々行く店に、14代の龍月があったので始めて飲んでみた。

毎年11月に出荷される限定酒との事で、14代の中でもさらに入手しにくい酒で、私は飲むのは始めて。

今まで飲んだ14代の中でも群を抜く旨さだった。

口に含むと甘みが広がり、芳醇だけど雑味はなく、フルーティーな香りと驚くほど綺麗な味わいが持続する

山形、高木酒造 凄い。

2合だけしか分けて飲ましてもらえなかった。

この後、女将さんの薦めで 色々な日本酒を飲んだので酔っぱらった。

次の日は 眠たくて仕方なかった。

多分 血糖値爆上りだったのではないか。

日本酒は 奥が深いとつくづく思う。

仕事が一区切りしたが、原稿に追われる

 港区内の延12,000㎡の事務所ビル。1フロア1,500㎡で機械排煙設備(天井チャンバー方式)が設けられていたが、テナント区画発生により法不適合箇所が生じるビルを階避難検証法により機械排煙設備、防煙垂れ壁を緩和する改修設計が終わり、このたび日本建築センターから「改修計画の法適合性審査報告書(意匠)」が交付された。これで年内の仕事は一区切り。

 一部鋼製不燃扉を防火2号(遮煙)に改修する工事が必要になり、鋼製建具施工図の確認、現場工事監理等が次のフェーズとしてあるが、現場調査、実測、計算等5か月余りの仕事が終わった。勿論他のプロジェクトも同時並行で実施しているし、次の展開の為に色々と考えることもあるが、次の締め切りまでは少し間がある。

 来週末には、コロナ禍で途絶えてた人前で話す機会を得た。演題は「建築ストックの選択」。不動産経営者の集まりなので、所有する建築ストックが改修時期になった時に、どういう選択肢があり、それぞれにどんな課題があるかという内容にした。が事例整理をしばらくしていなかったので、パワーポイントとそのコメントの作成に火がついている。

 オーナーが建築関係者に相談したら7割から8割ぐらいは「ガラガラポン」「建替え」しましょうと言われると思うが、既存建築のリノベ―ションも一つの選択肢でしかない。弊社は必ずしも設計業務に結びつく選択肢を推奨するわけではないのだが、やっぱり設計に結びつく仕事は楽しいし、やりがいがある。

 設計チーム(てら小屋チーム)も意匠、設備、電気、構造に施工分野の人も加わり、さらに首都圏だけでなく中部圏のメンバーも増えた。第一線で実務を行う建築ストックに本格的に携われる体制が出来てきた。

 目指すは、エージェントではない「ものづくりのチーム」。

てら小屋チーム忘年会-2024

 てら小屋チームの忘年会を開催。

 場所は10月に下見に来ていた仲御徒町「吉仙」。

 今年は、設備、電気、構造のメンバーも加わったので男女比が同じぐらいになったが、世代構成が20代から70代後半まで幅広いので賑やかな忘年会だった。私以外は、WEBではずっと顔を見ていたが、リアルに会うのは始めという人もおり、最初は名刺交換会の様相だった。

 昔、えーちゃん(矢沢永吉)が、レコーディングでは、ちゃんと音を出してくれるミュージシャンでよいが、コンサート・ツアーのメンバーは何よりも気があうことが必要だと言っていたように覚えている。我々の仕事も同じで気が合わないと、長くは続かない。不思議と気の合うメンバーしか残らないものだ。

 最後に弊社から各自にささやかなプレゼントを渡してお開き。来年も元気に頑張ろう。

「狂気のチェロ」中木健二

中木健二さんの三枚目のアルバム「狂気のチェロ」。2枚目アルバム「JSバッハ、無伴奏チェロ組曲(全曲)」に続き、今度も無伴奏のアルバムだ。

11月15日のリサイタルはチェックしていたが、丁度出張と重なっていたので断念。

「おもねったり表面的な同調を求めるものではなく、強いエネルギーを帯びて突き抜けたものこそが、結果的に強い共感のうねりを巻き起こす。」

それにしても300年前のヨーゼフ・グアルネリのチェロは、豊かな響きだ。

WALKAR2

3日間の出張から昨晩帰宅。加齢とともに体力不足を実感。とりわけ日頃の運動不足もあり一日中立っていたり、現場を歩き回るのがしんどい。後日にこたえる。

出張先のクライアントから、来年度の新規案件の相談があり、あまりの敷地面積の大きさと建物の棟数が多いのにたじろぎ検討しますとしか言えなかった。

自転車とか電動キックボードとかあれば移動しやすいかなと漠然と考えていた。

歩いて脚力を回復することより楽する方法しか考えつかない。

そしてネット検索して見つけたのがWORKER2。重量2.9k。航続距離7km。 

持ち運びできるようだ。

爺婆でも乗れるかしら

受注生産のようで、ある程度注文がまとまらないとロット生産が出来ないようだ。

体重制限があり、デブが乗ると故障が早いかもしれない。

https://www.cocoamotors.com

総本家にしんそば 松葉

京都国立博物館の後、四条河原町に戻り早めの昼食

南座脇の総本家にしんそば松葉に寄る

松葉の鰊は大きい

鰊、蕎麦、出汁の味のバランスがとても良いように思う。

あまりにも有名な店で知ってはいたが、食するのは始めて

蕎麦を食べ終わって12時・更に打合せ場所に移動

二条有恒

近江八幡から京都に移動し打合せ。夜に「どこか行ってみたいところがありますか?」と事前に聞かれ、幾つか候補を告げておいた。忙しい時間帯なので、ちゃんと席を予約できる店にしたとのことで、19時に京都市役所の北側にある二条有恒の暖簾をくぐった。

お通しは、松茸の茶碗蒸し

日本酒はお薦めの伏見の日日醸造

焼銀杏・殻を取った銀杏をひとつひとつ串に刺し、

焼きあがったら薄皮をとり塩を振り器に盛る。

焼枝豆・茹でたものを炭火で焼いている。こんなの始めて食べた

「有恒」とは、「変わらない為に変わり続ける」という事。食を通じての豊かさを提供しますという心意気に共感する。

アラカルトの和食店というのだろうか、高級居酒屋というのだろうか、なにしろ品書きはあるが、料理の値段は一切書いていないので、若干おっかなびっくり。お酒は値段が書いてあるが、そんなに高い酒を置いてないようで、あくまで料理が主ということのようだ。

とにかく美味しい店だった。満腹・満腹。美味しいものを食べると心は幸せ一杯。

ほろ酔い気分で夜の京都の街を少し歩きホテルに戻った。

爺婆探偵団は行く!・仲御徒町「吉仙」

 メトロ日比谷線仲御徒町駅から歩いてすぐの蕎麦屋さん「吉仙」(きちせん)に行ってきた。新橋に本店がある本陣房の系列店なのだが、特に鮮魚・海産物関係のメニュー―が豊富で、美味しい店だと文芸評論家の故福田和也さんが紹介していた。

 確かに日本酒の品揃えは、とても豊富。蕎麦は勿論だが、あてのメニューも豊富で、あれこれと頼みたくなる。

 一緒に行った人が頼んだ「梅水晶」。鮫の軟骨と梅肉を和えたもので、酒のみの定番のおつまみとの事だが、自分は始めた食べた。日本酒を飲んだ後さっぱりする。

 鮮魚が美味いとの前評判だったが、秋刀魚の刺身があったので注文した。秋刀魚の塩焼きは食べたばっかりだが、刺身は今年初。秋刀魚の刺身が東京で食べれるのは幸せ。そのほか岩ガキとか、白エビの唐揚げが美味しかった。

 締めは三色もり。ゆず切は久しぶりに食べた。確かに蕎麦も美味しい店だ。蕎麦屋というか居食屋というか、飲食店のカテゴリーとしては分類しずらい業態。

 日本酒のメニューに「みむろ杉」を発見したが、一合ではなく一升瓶なら提供できると言う。一升瓶を持って帰っても婆ちゃんの煮物の料理酒になるのが落ちだから、躊躇して「奈良のみむろ杉。名前は知っていたが、飲んだことがなくて一度は飲んでみたかったなぁ~」と店長に言ったら、「系列店に純米大吟醸の四合瓶ならあるかも知れないので電話してみる」と言う。「じゃ。聞いてみて」と頼んだら「神田店にありましたので、今から持ってきてくれます」。そして到着したのが下記。

「みむろ杉・ろまんシリーズ・純米大吟醸35・高橋活日命に捧ぐ」

奈良・三輪山・大神神社近くの今西酒造の酒

特約店限定流通だから、中々お目にかかれないはず。

 奈良の大神神社は、酒の神様としても有名です。

 大神(おおみわ)神社の摂社として鎮座する、酒に関係の深い活日(いくひ)神社。その祖神は、崇神天皇の御代、大神の掌酒(さかびと)に任ぜられ、神酒の醸造に取り組んだのが、活日神社のご祭神「高橋活日命」(たかはしのいくひのみこと)です。

 その高橋活日命に捧ぐと記された酒。いやいや恐れ多くて ちびちびと飲みましたわ。

 広がる豊かな香りと深みのある旨味。高い山脈と深い谷のようなランドスケープが明確な唯一無二の存在です。ブランディングが良いと思う。

みむろ杉。あなたに出逢えて良かった。幸せな気分になり酔っぱらった。

「また、来週お待ちしてます」と帰り際店長に言われたが。「来週は出張なのて又来ますね」と告げて帰って来た。

東京駅で ひと休み

乗り換えの東京駅八重洲北口・八重北食堂の果実園リーベルでひとやすみ

昼食を食べそこねたのでフルーツサンドを食べる

隣のテーブル席に座っていたシニアの男の人が、一人でフルーツパフェの写メをとり、美味しそうに食べていたのに刺激され季節のパフェを注文

この季節のパフェ・栗、梨、柿、葡萄と確かに季節の果物ガ積み込まれているが、皆甘いのだ。クリームとアイスの甘さが相まって甘い。重い。くどい。

クリームやアイスの甘さと果実の酸味とのバランスが本来のフルーツパフェ。こりゃ設計ミスではないか。

おかげで夕食抜かされましたわ。

東京駅タクシー乗り場

いつもタクシー待ちの長蛇の列。バカンスシーズンが終わり外国人は、かなり減ったらしいが欧米人は約1ヶ月間、日本中を旅する人が多いようで、見たことも無いようなキャリーケースを幾つも持ってタクシーを待っている。タクシーの運転手さん曰く、このキャリーケースが重く乗せるのも降ろすのも大変らしい。

同時代の人間でありながら、片や1ヶ月のバカンスがとれ、片や何故多くの日本人は短い期間のバカンスしか取れないのだろうか。

フランスでは随分前に週35時間労働制が立法化され、今は週32時間へと労使がせめぎ合っていると聞く。日本は労働生産性が低いのか、労働者が低賃金・長時間労働に甘んじているからなのか。

そんなことを考えてしまった東京駅でのひとやすみだった。

銘酒処 串駒

北大塚にある銘酒処 串駒で日本酒好きな知人の誕生日会

最初の酒は、お店のお薦めで奈良萬おりがらみ

続いて新政№6

新政の見えざるピンクのユニコーン(ラベル無し)

その他、新政の農業芸術概論、異端教祖株式会社等の不思議なネーミングの酒を幾つか飲んでみた。新政は、フルーティなワインのような日本酒路線。

お店には誕生日祝い用のケーキが無いので、お店に頼んで鯛を注文しておいた

色々な日本酒を味見したけど、結局は締めに十四代

そして而今に落ち着く

いつになく日本酒を沢山飲んでしまった

まだまだ知らない、飲んだことがない日本酒がある

銘酒処・串駒。東京の日本酒党の聖地とも言われている。酒の肴も、とても美味しい店だ。コロナ禍では休業していたこともあり、約4年ぶりの来訪。串駒は健在だった。

二か月前ぐらいに予約しておいたが、この日も満席。

火災保険

30年前に設計した店舗付き共同住宅(鉄骨造3階建て)のクライアントから電話がかかってきた。

住宅金融公庫の返済が終わり火災保険も終了したので、新たに火災保険に入るのだが、建物は耐火建築物か準耐火建築物か否かという質問だった。

保険会社から確認申請書には書いてあるはずだというが、書いてないという。昔は、確認申請書に、その事を書く欄がなかった。今はあるけど。確か図面の設計概要に書いてあるはずと返事したら、小さく「準防火地域、準耐火建築物」と書いてあったとの事。

それから近況と雑談

民間保険会社の火災保険はどこも高い事。ユニットバスのFRPに細かいヒビが入ってきたが、何故か給湯器が30年持つているので、給湯器が壊れたらUBも交換しようかと思っていると言う。給湯器突然死するかもしれないよと答えると、給湯器とUBとで150万ぐらいかかるとの事。ちゃんと見積は取ってあるようだ。

子ども達が使っていた部屋は、現在空き部屋。クライアントの両親が住んでいた2階も空いている。今は関西にいる中学生になった孫に、東京の大学に進学して、ここから通えばいいと盛んに勧めているとの事。

それにしても、一度外壁や屋根の塗装など改修工事はしているが、家を持ち続けるのも結構金がかかるものだと、つくづく思う。

テラダモケイ 1/100×100

銀座松屋7階で開催されていた「テラダモケイ 1/100×100」を「パンどろぼう展」の待ち時間に見てきた。

「テラダモケイは模型を通じて、モノに縮尺を与え、ディテールを与えることによって生まれる造形の可能性を探っていくことを目的に設立されました。なぜなら、模型には本物を模型に置き換えることで、本物のエッセンスや夢がギュッとつまっていて本物よりもステキなものになる可能性があると思うからです。また、模型は組み立てるプロセスを楽しむことも重要だと思います。テラダモケイは模型を組み立てることの楽しさや、それを想像することの楽しさも伝えていきたいと考えています。」とサイトに書いてあった。

自分は、学生時代から模型製作は あまり得意ではなかった。だから模型の得意な人。上手な人は尊敬するし、憧れる。

模型を見ていると、色々な事を思い出す。

学生時代の課題で作った吉村順三さんの軽井沢の別荘1/50のバルサ模型には苦労した。確か60点ぐらいしか貰えなかったように記憶している。アルバイト先の建物の模型製作では不評だったこと。自分で作ったものは、あまり良い出来のものはなかったかな。

学生時代に模型のアルバイトで某アトリエ事務所に入り、卒業後そのまま正所員になった奴がいた。薄給で仕事が忙しすぎて自宅アパートに帰れないから事務所に寝泊まりし、生涯結婚もせず、たまに逢うと言葉は尖り、眼だけはギラギラしていた。身も心も建築に捧げて若くして死んだ友を思い出す。

テラダモケイさん。同姓だけど親戚でもないし知人でもない。でも尊敬しちゃう。

最近は色々な事象から昔の事を思い出すことが多い、歳をとったのだな。

パンどろぼう展

午前中打合せの後に、久しぶりに銀座に足を延ばし銀座松屋で開催されている「パンどろぼう展」へ行ってきた。

銀座松屋8階のイベントスペース。とても混んでいて整理券を配布して入場まで1時間半待ちだった。

どこが面白くて、何が楽しんだか、自分には、さっぱりわからないが、幼児から年寄りまでファン層は幅広いようだ。

何カ所か写真撮影がOKのところがあつたが、会場が狭いのかグッズ売り場も含めて混雑。夏休みが終われば少し入場者は少なくなるのかも知れない。

同じ松屋8階で開催されていた「WIND BREAKER展」。こちらは若い女性達が長蛇の列。こちらも、なんで人気があるのか さっぱり理解できないが。同時期に人気イベント開催なので混雑・混雑。ぐちゃぐちゃな状態は想像できるかと思う。

多分イベント屋さんが、多数のアルバイトを集め、会場整理・誘導、レジ等に配置しているのだと思うが不慣れなバイトが、さらに混乱を招いているようだった。

デパートにとって、こうしたイベントとのシナジー効果(異なる要素や組織が相互に作用し合うことで、単独での効果や成果を上回る効果が生まれること)はあるだろうが、それは、互いが上手く出来ている場合で、逆に評判を落とす場合もある。

デブはデパ地下が大好きで、あまり行った事かないデパートに行くと必ずと言っていいほど地下におりる。この日もデパ地下を見て歩いて、期間限定の店のプロの販売員さん達の客さばきに惚れ惚れした。8階の混乱、客さばきの素人さと対比して際立っていた。つい買ってしまう。どんな仕事にもプロはいるものだ。

今日のつぶやき

最近は、御無沙汰しているX(旧Twitter)。デマと冷笑が渦巻く言葉のゴミ箱になっているが、たまに見ると記憶に残る投稿もある。

「効率を上げたところで増えるのは給料じゃなくて仕事だしな」という、まさにつぶやき投稿が目に入った。

確かにサラリーマンはそうだろうなと思った。

でも自営業者は、効率(労働生産性)をあげると直接的に報酬に結びつくから、どうしたら効率化できるか、いつも注意を払っている。

溶けそう

朝から外出。

午前中 世田谷消防署で打合せ。世田谷消防署では打合せ議事録を交換して共有してくれるとの事。勿論、議事録は設計者側で起案するのだが、議事録の共有は、とても良い取り組みだと思う。

三軒茶屋駅から世田谷消防署まで片道600m強。往復1.2km。朝から暑くて溶けそうだった。

それでも最近ジムで30分約10kmの自転車漕ぎをしているせいか。少し足腰は戻りつつあるように思う。

世田谷消防署の打合せに同行した機械設備・電気設備設計者と三茶でお茶とランチで休息。色々と話題が尽きず楽しかった。歳をとっても健康で元気な秘訣は歩く事。足腰を鍛えることに尽きるそうだ。

夕方近く新橋に移動して既存建築物の相談案件の下見2件。ビル内だけど空調がなく暑い。

又小さいけど新しい仕事が増えた。帰宅してシャワーを浴び、そのままベッドイン。午前2時起床。頭がすっきりして今日も快調。

世の中は旧盆期間・夏休み中だったのでメールも電話も来なくて、随分とディスクワークが進んだのだが、本を読んだり遊ぶ暇が無くなるのがつらい。

設計者冥利

「どんな仕事だと、やりたいと思うの」と最近ある人から聞かれた事。

「親と同居したいので増築したいけど検査済証が無いので確認申請が出せない。なんとかして」「息子家族と二世帯住宅にしたいので増築したいけど検査済証が無いので確認申請が出せない」「3階に住んでいる年老いた母親の為にエレベーターを増築したいが、検査済証がないので」

これまで他の事務所では出来ないからと弊社で受けてきた業務。建物の規模は、小さくても人の為になったと実感できる仕事。テナントビルを設計すれば全テナントが埋まり満室になる時。

施主の喜びは私の喜び。

それが設計者冥利というもの。

もう年老いてきたから「名」を求めない。

爺婆の事務所だから経費はかからないので、そんなに利益は求めない。「実」が少しあればよい。

本を読み、映画を観て、家族と過ごす。そんな自由な時間を過ごせればよい。

夜中に思いつくままの事を書いているが、今週の出張の準備をしなければならないのだった。

深夜の調査

既存オフイスビルの調査。

各テナントが終業した21時とか22時から現況調査をして、帰りはタクシーという生活が続いた。

何しろ全体で1万㎡を超える建物なので、共用部は昼間、テナント専有部は深夜2回に分けて調査した。

内部だから そんなに暑くないだろうと思っていたら大間違い。完全に就業時間が終わり、エアコンが切られた状態だと室内でも結構暑い。調査をしていたら汗だくになった。空調服を着るまでもないが。

幾つか気づいたのは、オフイスビルの入退のセキュリティーシステムが電子的に進化している事。もうひとつは、テナントとして入居している様々な事務所を見させてもらい、経営陣の考え方によって多彩な事務所空間がある事を再認識した。

【入退管理システム】

入退管理システム | 東芝電波テクノロジー株式会社 (toshiba.co.jp)

ハンズフリー入退管理システム:RFID応用ソリューション:入退管理・動態管理:株式会社 日立パワーソリューションズ (hitachi-power-solutions.com)

先進的なオフイスビルでは、入退管理システム・セキュリティーがしっかりしている。

【多様な事務所空間】

「専有部の半分近くが、まるでカフェのような事務所」

 女性スタッフが多い職場と聞いたが、低価格で飲食物や菓子類が提供されると聞いた。一人用のテーブルやグループ用のテーブルなど多彩な席があり、さながらカフェが併設されているかのような事務所。実物を見て圧倒された。

「ヒエラルキーを感じる構成の事務所」

管理職と思われる人の席部分が一般部分より30cmぐらい床があがっていて、上から監視されているかのような事務所。今時こんな「番台スタイル」の事務所があるんだなと感心した。

「均質な構成の事務所」

整然と事務机が並んでおり、まるで兵馬俑のように整然と並ぶ均質な空間。昔ながらの事務所といった感じ。

各テナントの平面図は先に見せてもらっていた。図面だけでは強く感じなかったが実際に従業員がほとんどいなくなった状態のオフイスを見せてもらうと、事務所空間は、それぞれなんだと思った。やっぱり自分の目で現場を見る事は大切だ。

富錦樹豆花

時々 本を物色しに行くコレド室町テラスの誠品生活日本橋

ここは本のセレクトが面白く、ついつい沢山の本を買ってしまう。

王德傳(ワンダーチュアン)で烏龍茶を補充し

富錦樹台菜香檳 (フージンツリー)で一休み

富錦樹豆花(フージントゥファ)を食す

この寝ぼけた甘さが好き

「カレーライス物価指数」

時々 サイトを訪問している帝国データーバンクの「景気・経済動向記事」は、経済の全体の流れを把握するうえで参考にさせてもらっている。

https://www.tdb.co.jp/index.html

その記事の中に「カレーライス物価指数」調査(2024年5月)という聞きなれない調査記事があるのを見つけた。

『「カレーライス物価」が急上昇、カレー1食分の費用323円、過去10年で最高
~「カレーライス物価指数」は前年同月比8.3%上昇、12カ月連続プラス ~』という帝国データバンク・オリジナルの物価指数らしい。

https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p240710.html

物価が上がっているのは実感していた。毎週末 領収類を項目に振り分け会計ソフトの弥生に入力するのは社長である私の仕事。JOB別に原価計算を徹底するようになって、経営が見えるようになった。以前は人任せ、税理士任せだったのだ。

この記事によると、カレー具材(肉・野菜)が全体の6割を占めるらしい。円安の影響で雄入牛肉の値上がり、天候不順による野菜類も高値で推移しているとの事。

建築設計業界のジェンダー平等

SDGsの「5、ジェンダー平等を実現しよう」

 弊社と調査・設計チームは、男女比でいうと女性の方が圧倒的に多い。暑気払いや忘年会をすると、さながら「女子会」のようになる。調査・設計の協力者を募って10年程仕事をしてきて、意欲がある人は女性の方が多く、自然とこのような形になった。

しかし実質的な男尊女卑は、設計業界でも根強く残っている。

 東京都建築士事務所協会に入会した頃。支部忘年会で事務所の紹介をする機会を得た。当時弊社は、代表取締役は2年交代制で、丁度妻が担当していた。その事を紹介したところ「女が社長なんだってさ」と冷笑を浴びた記憶が蘇る。

当時、親しい人には、弊社は「ヒメヒコ制」を取っている。と説明していた。

 ヒメヒコ制とは、古代に日本各地で成立したとされるヒメとヒコによる共立的統治形態をさす仮説で、ヤマト王権が成立する前後の古代日本では、祭祀的・農耕従事的・女性集団の長のヒメ(あるいはミコ、トベを称号とした)と軍事的・戦闘従事的・男性集団の長のヒコ(あるいはタケル、ワケあるいはネを称号とした)が共立的あるいは分業的に一定地域を統治していたとされている。

 会社勤めを辞め、自分達で会社をつくるなら「ヒメヒコ制」でやってみようと思っていた。だから株式も50%ずつにした。ただ現在は、会社を二つに分けて、別な分野の業務も受けるようにしたので代表取締役2年交代性は取っていない。

 会社を始めてから二人三脚で主要な打合せや調査は二人一緒だ。物事は出来るだけ複眼的に見た方が良い事。正確な情報分析には、共通の体験が必要不可欠となる。友達や先輩達からは「夫婦で一緒に仕事ができて羨ましい」と言われる。

 だが最近 始めて仕事をした人から、「いつも奥さん一緒なんですか」と何度か言われ妻は憤慨していた。建設業界にどっぷり浸かっている人の見方は、こんなものかなぁ~と思って聞いていた。二人一緒に出掛けるから人件費を二人分請求しているわけではない。妻は、建築士の資格を持つていないし、著名な大学で建築を勉強したわけでもないが既存建築物や有名建築物を見た経験数は、そんじょそこらの設計者の及ぶところではない。知識ではなく感性で建物を見ているところが違うところだ。

 以前勤めた組織設計事務所では、女性の正社員は、ほとんどいなかった。会社が女性スタッフを別会社に移籍させ、そこからの派遣社員にした。同じ設計チームで席を並べていても正社員と派遣社員というように身分や報酬を区別していた。これは消費税対策と人材派遣法の脱法的活用という側面もある。この制度は、現在でも同じままと聞いた。それを強く推し進めたのが、数少ない女性正社員の部長というのだから笑える。

 弊社では、男性も女性と一緒に働ける環境を続けることを心掛けるようにしたい。

 住まいでは、台所は女性のもの、書斎は男性用といった家に対する固定概念も、昔のものになってきているが、さらに積極的に育児・介護や家事労働を家族全員が分担しやすい設計。様々な用途の建物でも、利用者や使用者の視点に立った提案していきたいと考えている。

 また、性別によるヒエラルキーを廃し、これまで活用し得なかった女性の持つ能力開発に力を入れていきたいと思っている。

 SNSの中で、ミソジニー達は女性全体にではなく、こういう女性でいてほしいと思う所から 殻を破っている女性に対しての憎しみや嫌悪を噴出させていて見苦しい。

 男の嫉妬なんかに、負けてはいけないのだ。

 女の嫉妬は まだ可愛いところがあるが、男の嫉妬は見苦しい。時に持つ権力を利用するからだ。

 最近、妻の事をキングダムの飛信隊・副将・羌瘣(きょうかい)ですと紹介している。侮っていると羌瘣の愛刀・緑穂(りょくすい)で切られまっせ。

ジャーニー

ラジオで今年(2024年)10月にジャーニーが7年ぶりに来日公演と聞いた。ということで昔懐かしいサンタナとジャーニーの音楽をこのところ聴いている。

サンタナの曲がヒットしたのは、1970年頃だったと思う。私が高校生の頃だった。そのサンタナ・バンドに参加していたニール・ショーンとグレッグ・ローリーを中心として、1973年にジャーニーは結成された。

ジャーニーは、ヴォーカルにスティーヴ・ペリーが加わり劇的に変化したし、今振り返ると、私は歴代のヴォーカルではスティーヴ・ペリーが一番好きだな。ロックバンドの曲は聞いていると元気が出てくる気がするし。

学生時代の友人に髪型がスティーヴ・ペリーそっくりなのがいた。そういう自分もロン毛だったな、あの頃は。

最近は、同時代を生きたが その当時は、まったく異なるレイヤーに存在していた人の本、音楽、映画見る事が多い。人生には幾つも岐路がある。あっちの道を進んでいたら、今頃どうしていたのかなと。

ワンオペ

先週末、知人の誕生日会だった。久しぶりに料理にマリアージュした赤ワインを飲んできた。

ワインは、グラタマッコのボルゲリ・ロッソ。カベルネ・ソーヴィニヨン30%、メルロ30%、カベルネ・フラン25%、サンジョベーゼ15%というセパージュ。

肉料理にあっている。

もう一本は、コルテ・カヴェディーニ アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ

いつもは、私はシチリアのデザートワインを飲むが、この日はその他にこれらの赤ワインも少し飲んでみた。

アンチョビ風味のオリーブ

店は、代々木公園近くにあるピエモンテ料理の「オストゥ」

誕生日をむかえた知人がイタリア料理が好きなので、この店を選択した

随分前から、時々利用させてもらっていたが、コロナ禍では御無沙汰してしまった。

コロナ禍前は、厨房はシェフを含めて数人いたが、コロナ禍後に訪問したら厨房はオーナーシェフのワンオペになっていた。それがかえって、料理全体を首尾一貫した繊細なものに仕上げているのではないかと感じた。ワンオペになったことで、以前よりバージョンアップしたのではないかと個人的には思っている。

調布・Dキューブ グランドオープン

2023年秋に改修工事の引き渡しを済ませ、2023年末にはKFCがオープン。その後、小型キューピクル等の工事を経て、2024年7月2階に歯医者と紳士服店。1階にすし酒場が開店し、このほどグランドオープンとなった。

1階の「すし酒場くらや」

「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス」

「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス」は、2016年に「アディオス(さよなら)世界ツアー」を決行した時の模様を、2017年に音楽ドキュメンタリー映画にまとめたもの。

1999年にブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブの映画が世界でヒットしてから、ボーカルのイブライム・フェレールを始め、何人ものメンバーが他界した。元々高齢者バンドだったけど。

私は、とりわけルベーン・ゴンサーレスのピアノが好きだった。

久しぶりにブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブを思い出し、25年前にタイムスリップした。

NQ

「NQ」って何?

 この間、本を読んでいたら出てきた聞きなれない言葉。 NはNetwork(ネットワーク)のNで、 QはQuotient(クォーティエント)のQだそうだ。ネットワークとは、網状組織・関連性を意味する。クォーティエントは、能力の意味。 NQは「人脈を作る能力という意味」と使う人もいれぱ「共存指数」という言い方もあるようだけど、何だか良くわからない。
 IQ(知能指数)、EQ(感情指数)などは聞いたことがあったけど。

USJをV字回復に導いたマーケター・森岡毅さんの「マーケティング入門書」では、「人の心の中を読み解くのが上手な人」「空気も行間も抜群に読める人」と書き、このEQという素養に優れた人はマーケ―ターに向いていると指摘する。そして、どちらかというと女性に多い。

このEQとは、「人の心の中を読み解くのが上手な人」というのが、一番しっくりくる。