パンどろぼう展

午前中打合せの後に、久しぶりに銀座に足を延ばし銀座松屋で開催されている「パンどろぼう展」へ行ってきた。

銀座松屋8階のイベントスペース。とても混んでいて整理券を配布して入場まで1時間半待ちだった。

どこが面白くて、何が楽しんだか、自分には、さっぱりわからないが、幼児から年寄りまでファン層は幅広いようだ。

何カ所か写真撮影がOKのところがあつたが、会場が狭いのかグッズ売り場も含めて混雑。夏休みが終われば少し入場者は少なくなるのかも知れない。

同じ松屋8階で開催されていた「WIND BREAKER展」。こちらは若い女性達が長蛇の列。こちらも、なんで人気があるのか さっぱり理解できないが。同時期に人気イベント開催なので混雑・混雑。ぐちゃぐちゃな状態は想像できるかと思う。

多分イベント屋さんが、多数のアルバイトを集め、会場整理・誘導、レジ等に配置しているのだと思うが不慣れなバイトが、さらに混乱を招いているようだった。

デパートにとって、こうしたイベントとのシナジー効果(異なる要素や組織が相互に作用し合うことで、単独での効果や成果を上回る効果が生まれること)はあるだろうが、それは、互いが上手く出来ている場合で、逆に評判を落とす場合もある。

デブはデパ地下が大好きで、あまり行った事かないデパートに行くと必ずと言っていいほど地下におりる。この日もデパ地下を見て歩いて、期間限定の店のプロの販売員さん達の客さばきに惚れ惚れした。8階の混乱、客さばきの素人さと対比して際立っていた。つい買ってしまう。どんな仕事にもプロはいるものだ。

今日のつぶやき

最近は、御無沙汰しているX(旧Twitter)。デマと冷笑が渦巻く言葉のゴミ箱になっているが、たまに見ると記憶に残る投稿もある。

「効率を上げたところで増えるのは給料じゃなくて仕事だしな」という、まさにつぶやき投稿が目に入った。

確かにサラリーマンはそうだろうなと思った。

でも自営業者は、効率(労働生産性)をあげると直接的に報酬に結びつくから、どうしたら効率化できるか、いつも注意を払っている。

溶けそう

朝から外出。

午前中 世田谷消防署で打合せ。世田谷消防署では打合せ議事録を交換して共有してくれるとの事。勿論、議事録は設計者側で起案するのだが、議事録の共有は、とても良い取り組みだと思う。

三軒茶屋駅から世田谷消防署まで片道600m強。往復1.2km。朝から暑くて溶けそうだった。

それでも最近ジムで30分約10kmの自転車漕ぎをしているせいか。少し足腰は戻りつつあるように思う。

世田谷消防署の打合せに同行した機械設備・電気設備設計者と三茶でお茶とランチで休息。色々と話題が尽きず楽しかった。歳をとっても健康で元気な秘訣は歩く事。足腰を鍛えることに尽きるそうだ。

夕方近く新橋に移動して既存建築物の相談案件の下見2件。ビル内だけど空調がなく暑い。

又小さいけど新しい仕事が増えた。帰宅してシャワーを浴び、そのままベッドイン。午前2時起床。頭がすっきりして今日も快調。

世の中は旧盆期間・夏休み中だったのでメールも電話も来なくて、随分とディスクワークが進んだのだが、本を読んだり遊ぶ暇が無くなるのがつらい。

設計者冥利

「どんな仕事だと、やりたいと思うの」と最近ある人から聞かれた事。

「親と同居したいので増築したいけど検査済証が無いので確認申請が出せない。なんとかして」「息子家族と二世帯住宅にしたいので増築したいけど検査済証が無いので確認申請が出せない」「3階に住んでいる年老いた母親の為にエレベーターを増築したいが、検査済証がないので」

これまで他の事務所では出来ないからと弊社で受けてきた業務。建物の規模は、小さくても人の為になったと実感できる仕事。テナントビルを設計すれば全テナントが埋まり満室になる時。

施主の喜びは私の喜び。

それが設計者冥利というもの。

もう年老いてきたから「名」を求めない。

爺婆の事務所だから経費はかからないので、そんなに利益は求めない。「実」が少しあればよい。

本を読み、映画を観て、家族と過ごす。そんな自由な時間を過ごせればよい。

夜中に思いつくままの事を書いているが、今週の出張の準備をしなければならないのだった。

深夜の調査

既存オフイスビルの調査。

各テナントが終業した21時とか22時から現況調査をして、帰りはタクシーという生活が続いた。

何しろ全体で1万㎡を超える建物なので、共用部は昼間、テナント専有部は深夜2回に分けて調査した。

内部だから そんなに暑くないだろうと思っていたら大間違い。完全に就業時間が終わり、エアコンが切られた状態だと室内でも結構暑い。調査をしていたら汗だくになった。空調服を着るまでもないが。

幾つか気づいたのは、オフイスビルの入退のセキュリティーシステムが電子的に進化している事。もうひとつは、テナントとして入居している様々な事務所を見させてもらい、経営陣の考え方によって多彩な事務所空間がある事を再認識した。

【入退管理システム】

入退管理システム | 東芝電波テクノロジー株式会社 (toshiba.co.jp)

ハンズフリー入退管理システム:RFID応用ソリューション:入退管理・動態管理:株式会社 日立パワーソリューションズ (hitachi-power-solutions.com)

先進的なオフイスビルでは、入退管理システム・セキュリティーがしっかりしている。

【多様な事務所空間】

「専有部の半分近くが、まるでカフェのような事務所」

 女性スタッフが多い職場と聞いたが、低価格で飲食物や菓子類が提供されると聞いた。一人用のテーブルやグループ用のテーブルなど多彩な席があり、さながらカフェが併設されているかのような事務所。実物を見て圧倒された。

「ヒエラルキーを感じる構成の事務所」

管理職と思われる人の席部分が一般部分より30cmぐらい床があがっていて、上から監視されているかのような事務所。今時こんな「番台スタイル」の事務所があるんだなと感心した。

「均質な構成の事務所」

整然と事務机が並んでおり、まるで兵馬俑のように整然と並ぶ均質な空間。昔ながらの事務所といった感じ。

各テナントの平面図は先に見せてもらっていた。図面だけでは強く感じなかったが実際に従業員がほとんどいなくなった状態のオフイスを見せてもらうと、事務所空間は、それぞれなんだと思った。やっぱり自分の目で現場を見る事は大切だ。

富錦樹豆花

時々 本を物色しに行くコレド室町テラスの誠品生活日本橋

ここは本のセレクトが面白く、ついつい沢山の本を買ってしまう。

王德傳(ワンダーチュアン)で烏龍茶を補充し

富錦樹台菜香檳 (フージンツリー)で一休み

富錦樹豆花(フージントゥファ)を食す

この寝ぼけた甘さが好き

「カレーライス物価指数」

時々 サイトを訪問している帝国データーバンクの「景気・経済動向記事」は、経済の全体の流れを把握するうえで参考にさせてもらっている。

https://www.tdb.co.jp/index.html

その記事の中に「カレーライス物価指数」調査(2024年5月)という聞きなれない調査記事があるのを見つけた。

『「カレーライス物価」が急上昇、カレー1食分の費用323円、過去10年で最高
~「カレーライス物価指数」は前年同月比8.3%上昇、12カ月連続プラス ~』という帝国データバンク・オリジナルの物価指数らしい。

https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p240710.html

物価が上がっているのは実感していた。毎週末 領収類を項目に振り分け会計ソフトの弥生に入力するのは社長である私の仕事。JOB別に原価計算を徹底するようになって、経営が見えるようになった。以前は人任せ、税理士任せだったのだ。

この記事によると、カレー具材(肉・野菜)が全体の6割を占めるらしい。円安の影響で雄入牛肉の値上がり、天候不順による野菜類も高値で推移しているとの事。

建築設計業界のジェンダー平等

SDGsの「5、ジェンダー平等を実現しよう」

 弊社と調査・設計チームは、男女比でいうと女性の方が圧倒的に多い。暑気払いや忘年会をすると、さながら「女子会」のようになる。調査・設計の協力者を募って10年程仕事をしてきて、意欲がある人は女性の方が多く、自然とこのような形になった。

しかし実質的な男尊女卑は、設計業界でも根強く残っている。

 東京都建築士事務所協会に入会した頃。支部忘年会で事務所の紹介をする機会を得た。当時弊社は、代表取締役は2年交代制で、丁度妻が担当していた。その事を紹介したところ「女が社長なんだってさ」と冷笑を浴びた記憶が蘇る。

当時、親しい人には、弊社は「ヒメヒコ制」を取っている。と説明していた。

 ヒメヒコ制とは、古代に日本各地で成立したとされるヒメとヒコによる共立的統治形態をさす仮説で、ヤマト王権が成立する前後の古代日本では、祭祀的・農耕従事的・女性集団の長のヒメ(あるいはミコ、トベを称号とした)と軍事的・戦闘従事的・男性集団の長のヒコ(あるいはタケル、ワケあるいはネを称号とした)が共立的あるいは分業的に一定地域を統治していたとされている。

 会社勤めを辞め、自分達で会社をつくるなら「ヒメヒコ制」でやってみようと思っていた。だから株式も50%ずつにした。ただ現在は、会社を二つに分けて、別な分野の業務も受けるようにしたので代表取締役2年交代性は取っていない。

 会社を始めてから二人三脚で主要な打合せや調査は二人一緒だ。物事は出来るだけ複眼的に見た方が良い事。正確な情報分析には、共通の体験が必要不可欠となる。友達や先輩達からは「夫婦で一緒に仕事ができて羨ましい」と言われる。

 だが最近 始めて仕事をした人から、「いつも奥さん一緒なんですか」と何度か言われ妻は憤慨していた。建設業界にどっぷり浸かっている人の見方は、こんなものかなぁ~と思って聞いていた。二人一緒に出掛けるから人件費を二人分請求しているわけではない。妻は、建築士の資格を持つていないし、著名な大学で建築を勉強したわけでもないが既存建築物や有名建築物を見た経験数は、そんじょそこらの設計者の及ぶところではない。知識ではなく感性で建物を見ているところが違うところだ。

 以前勤めた組織設計事務所では、女性の正社員は、ほとんどいなかった。会社が女性スタッフを別会社に移籍させ、そこからの派遣社員にした。同じ設計チームで席を並べていても正社員と派遣社員というように身分や報酬を区別していた。これは消費税対策と人材派遣法の脱法的活用という側面もある。この制度は、現在でも同じままと聞いた。それを強く推し進めたのが、数少ない女性正社員の部長というのだから笑える。

 弊社では、男性も女性と一緒に働ける環境を続けることを心掛けるようにしたい。

 住まいでは、台所は女性のもの、書斎は男性用といった家に対する固定概念も、昔のものになってきているが、さらに積極的に育児・介護や家事労働を家族全員が分担しやすい設計。様々な用途の建物でも、利用者や使用者の視点に立った提案していきたいと考えている。

 また、性別によるヒエラルキーを廃し、これまで活用し得なかった女性の持つ能力開発に力を入れていきたいと思っている。

 SNSの中で、ミソジニー達は女性全体にではなく、こういう女性でいてほしいと思う所から 殻を破っている女性に対しての憎しみや嫌悪を噴出させていて見苦しい。

 男の嫉妬なんかに、負けてはいけないのだ。

 女の嫉妬は まだ可愛いところがあるが、男の嫉妬は見苦しい。時に持つ権力を利用するからだ。

 最近、妻の事をキングダムの飛信隊・副将・羌瘣(きょうかい)ですと紹介している。侮っていると羌瘣の愛刀・緑穂(りょくすい)で切られまっせ。

ジャーニー

ラジオで今年(2024年)10月にジャーニーが7年ぶりに来日公演と聞いた。ということで昔懐かしいサンタナとジャーニーの音楽をこのところ聴いている。

サンタナの曲がヒットしたのは、1970年頃だったと思う。私が高校生の頃だった。そのサンタナ・バンドに参加していたニール・ショーンとグレッグ・ローリーを中心として、1973年にジャーニーは結成された。

ジャーニーは、ヴォーカルにスティーヴ・ペリーが加わり劇的に変化したし、今振り返ると、私は歴代のヴォーカルではスティーヴ・ペリーが一番好きだな。ロックバンドの曲は聞いていると元気が出てくる気がするし。

学生時代の友人に髪型がスティーヴ・ペリーそっくりなのがいた。そういう自分もロン毛だったな、あの頃は。

最近は、同時代を生きたが その当時は、まったく異なるレイヤーに存在していた人の本、音楽、映画見る事が多い。人生には幾つも岐路がある。あっちの道を進んでいたら、今頃どうしていたのかなと。

ワンオペ

先週末、知人の誕生日会だった。久しぶりに料理にマリアージュした赤ワインを飲んできた。

ワインは、グラタマッコのボルゲリ・ロッソ。カベルネ・ソーヴィニヨン30%、メルロ30%、カベルネ・フラン25%、サンジョベーゼ15%というセパージュ。

肉料理にあっている。

もう一本は、コルテ・カヴェディーニ アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ

いつもは、私はシチリアのデザートワインを飲むが、この日はその他にこれらの赤ワインも少し飲んでみた。

アンチョビ風味のオリーブ

店は、代々木公園近くにあるピエモンテ料理の「オストゥ」

誕生日をむかえた知人がイタリア料理が好きなので、この店を選択した

随分前から、時々利用させてもらっていたが、コロナ禍では御無沙汰してしまった。

コロナ禍前は、厨房はシェフを含めて数人いたが、コロナ禍後に訪問したら厨房はオーナーシェフのワンオペになっていた。それがかえって、料理全体を首尾一貫した繊細なものに仕上げているのではないかと感じた。ワンオペになったことで、以前よりバージョンアップしたのではないかと個人的には思っている。

調布・Dキューブ グランドオープン

2023年秋に改修工事の引き渡しを済ませ、2023年末にはKFCがオープン。その後、小型キューピクル等の工事を経て、2024年7月2階に歯医者と紳士服店。1階にすし酒場が開店し、このほどグランドオープンとなった。

1階の「すし酒場くらや」

「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス」

「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス」は、2016年に「アディオス(さよなら)世界ツアー」を決行した時の模様を、2017年に音楽ドキュメンタリー映画にまとめたもの。

1999年にブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブの映画が世界でヒットしてから、ボーカルのイブライム・フェレールを始め、何人ものメンバーが他界した。元々高齢者バンドだったけど。

私は、とりわけルベーン・ゴンサーレスのピアノが好きだった。

久しぶりにブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブを思い出し、25年前にタイムスリップした。

NQ

「NQ」って何?

 この間、本を読んでいたら出てきた聞きなれない言葉。 NはNetwork(ネットワーク)のNで、 QはQuotient(クォーティエント)のQだそうだ。ネットワークとは、網状組織・関連性を意味する。クォーティエントは、能力の意味。 NQは「人脈を作る能力という意味」と使う人もいれぱ「共存指数」という言い方もあるようだけど、何だか良くわからない。
 IQ(知能指数)、EQ(感情指数)などは聞いたことがあったけど。

USJをV字回復に導いたマーケター・森岡毅さんの「マーケティング入門書」では、「人の心の中を読み解くのが上手な人」「空気も行間も抜群に読める人」と書き、このEQという素養に優れた人はマーケ―ターに向いていると指摘する。そして、どちらかというと女性に多い。

このEQとは、「人の心の中を読み解くのが上手な人」というのが、一番しっくりくる。

名古屋・JRセントラルタワーズ・51F

今日は、名古屋日帰り出張でした。本日の打合せは午後からだったので、朝9時に自宅を出て、帰宅は夜9時で都合12時間の出張でした。

東京も暑いけど名古屋はもっと暑い

愛知県の某市より名古屋駅に戻り、JRセントラルタワーズ・51Fでtea time

窓側席は満席で座れませんでしたが、中々眺めの良いところです

入ったのはcafe du ciel

モンブランを半分食べて血糖値を上げてきました

Omara Portuondo – Si Llego a Besarte

韓国ドラマ「ボーイフレンド」でソン・ヘギョとパク・ボゴムという見知らぬ男女が恋に落ちる場所として選ばれたのは、キューバのハバナ。

ハバナにある新市街と旧市街を結ぶ12kmもある海岸通りのマレンコ通り。そして美しい夕焼けで有名な「モロ要塞」。

挿入歌として使われたOmara Portuondo (オマーラ・プルトゥオンド)が歌う
「Si Llego A Besarte」(シ リエゴ ア ビサルテ)

聴いたとたん。あっOmaraだと思った。

https://youtube.com/watch?v=s4feuF91rfA%3Fsi%3DHHc4eaWCy2T-thSC

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブは、もう25年も前。リード・シンガーとして参加したOmara PortuondoのCDは、確かあるはずと探し出した。Omaraの歌声は、ジーンとくる。御年93歳になったという。永遠の歌姫だね。

キューバ行きたい熱が また沸き起こってしまった。

『7月の物語』Contes de juillet

フランスの映画監督ギョーム・ブラックの2つの短編とドキュメンタリー。

『7月の物語』Contes de juillet
パリと郊外の情景。5人の若い女と5人の若い男による二つの物語。ある夏の一日、ギヨーム・ブラック監督が、フランス国立高等演劇学校の学生たちと作り上げた2つのパートからなる作品で製作期間は5日間だと言う。


第一部「日曜日の友だち」L’Amie du dimanche
7月の晴れた日曜日、会社の同僚ミレナとリュシーは、女2人でパリ郊外セルジー=ポントワーズのレジャーセンターへ遊びにいくが、些細なことで芽生え始めた友情に亀裂が入る。美しいパリ郊外の風景の中で、若い人達の心のもつれを描き出している。


第二部「ハンネと革命記念日」Hanne et la fête nationale
7月14日、革命記念日で盛り上がるパリ。国際大学都市に住む女子留学生のハンネは、明日の帰国を前に、パリ最後の夜を楽しもうとするが。様々国の留学生が住んでいる集合住宅が舞台。

『勇者たちの休息』Le Repos des braves

スイスとフランスに跨るレマン湖畔からアルプス山脈を抜け、地中海のニースに至る自転車観光ルート「大アルプス・ルート」。約720キロからなるそのルートを縦断しようと毎年6月末、約60人もの自転車愛好家たちが集まってくる。

ギヨーム・ブラック監督は、すでに仕事をリタイアした自転車愛好家たちにカメラを向ける。なぜ寒さや疲れと闘い走ろうとするのか? 家に戻ってから何ができるのか? どうやったら孤独や退屈を逃れられるのか? ギヨーム・ブラックのやさしい眼差しのなかで、彼らは心情を打ち明ける。働く人々の仕事と個人との関係が見えてくる。

ギヨーム・ブラック監督 初のドキュメンタリーだというが、視点が優しい。

「ほたるの夕べ ディナービュッフェ」ホテル椿山荘 -1

孫娘の誕生日会だった。

場所は、東京目白のホテル椿山荘東京で「ほたるの夕べ ディナービュッフェ」

ファミリーが集まり、楽しいひと時を過ごした

椿山荘の庭園 夜

幽翠池

竹籠の照明

LEDが仕込まれている

石焼料理・木春堂の行灯

竹の照明

庭園の所々に蛍の檻(虫篭)が置いてある

「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」

以前から気になっていたフレデリック・ワイズマン監督の「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」を観た。

Ex Libris: The New York Public Libraryは、ニューヨーク公共図書館を主題としたアメリカ合衆国のドキュメンタリー映画で、DVDディスク1と2合せて3時間以上と長い。

https://moviola.jp/nypl

このドキュメンタリーの中には、まったく知らなかったアメリカがあった。

ベトナム反戦運動の高まりの中で青春時代を過ごしたこともあり、アメリカ帝国主義とアメリカそのものに、長く嫌悪感を抱いてきた。アメリカの民主主義は健在かもと思い始めたのは、さほど以前からではない。

さて、このドキュメンタリーは、ニューヨーク公共図書館の担う探究、交流、学習の平等なネットワークとしての役割に迫る。中心人物はなく、玄関ホールや別館、ミーティングルームなど、あらゆる場所に無名かつ普通の図書館利用者が登場する。

図書館を率いる幹部は多様なニーズに応えるという課題を議論し、ワイズマンはそれを様々な図書館の利用者と対比させ、ノートPCユーザ、研究者、ホームレスの姿をとらえている。

この図書館には分館が92ヵ所あり、それぞれの地域のニーズに合わせ、異なるサービスを提供していることが良くわかる。図書館というものの定義、役割を再認識した。

ワイズマンの手法の特徴は、映像をTVドキュメンタリー番組のようにナレーションや字幕を使って明確に意味づけることを徹底して回避し、映像だけを観客の前に差し出すことにある。観客は、さまざまな解釈の幅を含みこんだままの映像に対して、自ら働きかけて物語を読み込んでゆかねばならない。

私は、あらためて公共とは何か、民主主義とは何かを考えた。

ワイズマンは、プロデュース・撮影・編集を自ら担当し、極めて少人数のスタッフとともに制作するスタイルを貫いている。だからか細部の表現に目が行き届いていると感じた。

The New York Public Library (nypl.org)

この図書館の本館となるシュヴァルツマン・ビルディング(Schwartzman building)はマンハッタンの5番街と42丁目のブライアント・パーク内にあり、その豪奢なボザール建築で観光名所としても知られていて、映像の端々に表れる建築を見るのも楽しい。

「丘の上の本屋さん」

2023年劇場公開されていたが、映画館では見れなかったのでDVDを購入しておいた。

このところ大小の仕事で忙しかったので中々見れていなかったがようやく鑑賞できたDVDのひとつ。

「イタリアの風光明媚な丘陵地帯を見下ろす丘の上の小さな古書店。訪れる風変りな客たちを温かく迎え入れるリベロの店は街のちょっとしたオアシス的な存在でもある。ある日、店の外で本を眺める移民の少年エシエンに声を掛けたリベロは、好奇心旺盛なエシエンに、コミックから児童文学、中編小説、長編大作、さらに専門書まで次々と店の本を貸し与えていく。エシエンから感想を聞きながら、様々な知識やものの見方や考え方など、リベロはジャンルを超えて叡智を授ける。そしてイタリア語で「自由(Libero)」を意味する自身の名の通り、エシエンに自由であること、誰もが幸せになる権利を持つことを伝えていくのだった。」

https://mimosafilms.com/honya

とてもシンプルな映画なんだけど味わい深く、心温まる映画。

「持ち主が代わり、新たな視線に触れるたび、本は力を得る」(カルロス・ルイス・サフォン「風の影」2001)

とても良い言葉。

槇文彦さんが亡くなった。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: MAKIFUMIHIKO.jpg

槇文彦さんが6月6日、老衰のため亡くなった。95歳。

私にとって一番の思い出は、代官山ヒルサイドテラス

大学の集合住宅の演習では、代官山ヒルサイドテラス1期の図面を写すことで学ばさせてもらった。学生時代、何度かヒルサイドテラスを見に行った事が懐かしい。その後も折につけ代官山ヒルサイドテラスを訪れている。

もうひとつは、美術館の課題で、鹿児島の岩崎美術館の配置を活用して美術館の計画をするものだったように記憶している。非常勤講師で来ていた槇事務所の小沢明先生が指導されていた。小沢明先生は、その後 東北芸術工科大学第三代学長となり同大学名誉教授となられた。

間接的にせよ影響を受けた建築家のひとり

槇総合計画事務所の作品は、品が良いから

合掌

松月庵・渋谷区東2丁目

食べたものの記事が続きますが

仕事で渋谷・氷川神社近くに行った時に食べた「町の蕎麦屋」さん

明治通り沿いの東渋谷と恵比寿の間にある「松月庵」

「松月庵」という蕎麦屋さんは、各地にあるけれど渋谷区東2丁目の「松月庵」

鼻が利く妻が、匂いに吊られて「ここ、美味しいよ」と言うので暖簾をくぐる

鰊蕎麦か肉南蛮蕎麦か迷い、鰊は単品で頼む

旨し

私は肉南蛮蕎麦、妻はカレー南蛮饂飩

つゆが甘くて濃い

なんか懐かしい味

駅の立ち食いソバばかりで、久しく蕎麦屋さんに入っていなかった。

というか町の蕎麦屋さんが少なくなった

ここは創業50年以上という。見るところ家族で経営している

午後3時頃なのに、客がひっきりなしに入ってくる

時代が変わっても、美味しい処、消費者ニーズに合致したところは繁盛している

「絶対、カツ丼とか親子丼が美味しいはず」だと妻が言うので

上カツ丼・御飯少な目で追加注文

半分ずつ食べる

旨し、旨し

これだよな「カツ丼」は

美味いものに出会い、パワー充填。

HP・MP回復

BROOKLY RIBBON FRIES KOMAZAWA

仕事で駒沢に行ったので、ランチをした店「BROOKLY RIBBON FRIES 」

住所は、世田谷区ではなく目黒区東が丘2丁目

田園都市線・駒澤大学前から徒歩10分ぐらい

以前デパートの催しで、この店の自家製ジンジャエールが美味しくてシロップを買ったことがあつた。

まずは、サラダを注文

最近はサラダで店の品定めをする事が多い

野菜の鮮度は良い。カリカリベーコンが面白い。

ドレッシングはジンジャーシロップのようなもので少し甘い。

二種類のサンドイッチを半分ずつ、ピクルス付き

内装はブルックリンをイメージしたインテリア

まあ、良くも悪くもアメリカ的な店かな

医者に例えると・・・

ある人に「既存建築物の再生と活用」に関わっている設計者の違いについて聞かれた。

A「リファイン建築(青木茂)とかあるけど、どう違うの?」

Q「一般的な意匠設計者を内科医に例えるとリファイン建築は外科医かな」

A「御社は、外科医ではないの?」

Q「前職が指定確認検査機関勤務だったこともあり、横目でリファイン建築を眺めていて、あそこまで切った貼ったしなくても良いケースもあるのではないかなと思っていた。初めの頃は総合診療医的だったけど、最近は整形外科医かな」

A「じや、デザイナーって言われる人は?」

Q「デパートの化粧品売り場のおねーさん」

A「わかりやすいたとえ」

Q「一般的な内科医は多いけど整形外科医や外科医は少ないのが、現在の設計業界かな」