新年を迎える準備

 2023年 今年は12月22日に年内の納品を終えたので、その後事務処理、片付け、読書と比較的時間の余裕が出来てリフレクションできている。

 年賀状も早めに投函できたし、WEB掲載用の記事も書き溜めて、予約投稿を済ませた。どの日時、どの曜日に合せて予約投稿するか多少試行錯誤する。

 クリスマスの日に 注文していた手帳の皮カバーが届いた。この作家さんの手帳カバーを使っている人のものが気に入り紹介してもらい依頼したので、仕上がりには大満足。

作家さんによると「栃木レザーさんの上等なサドルレザーを使用していますので、革そのものは一生ものだと思います。時間の経過でどんどん深い光沢が出てきて、こげ茶色も濃くなってくると思います。

革の自然な風合いを生かすため、どの部位から型を抜くのが一番いいか、アレコレと慎重に試しました。」とある。

左は、私の愛用HOBONICHI TECHO cousin。右は妻の手帳。

長く愛せそう。

新しい2024年の手帳をセットし、来年も健康に留意して爺婆パワーを炸裂させるぞ!

Fyre

英紙が「大阪万博も『FYRE』みたいになるのでは」と報道したのでNetflix でドキュメンタリー『FYRE: 夢に終わった史上最高のパーティー』観た。

多数のインフルエンサーやセレブリティにInstagramでイベントの告知を行わせるステルスマーケティングを用いたプロモーションキャンペーンを展開する。

 バハマの孤島でセレブたちとゴージャスな音楽フェスを楽しみましょうという企画で投資を募り、前売り券を売り捌いたのだけれど、宿泊施設もトイレも食べるものも、そもそもミュージシャンとの契約も準備不足で当日中止になったという1917年の話。

 このマーケッティングの手法は、SNS時代の危うさを感じる。

 FYREは7日間の音楽フェスで売ったチケットは5000枚。大阪万博は半年間で入場者は2820万人を想定している。

 FYREは資金繰りと無計画性が要因で失敗するけれど、万博は国がバックだから金は使い放題。それでも「こけそう」と伝わってくる。

 事業費が膨らみ多額の税金を投入する大阪万博。突き進む主催者。果たしてその成否は?

 

水音はショパンの調べ?

12月25日クリスマスの夜20時頃。外のPSから水が流れ出ているのを見つけ、PS扉を開けると上から水がポタポタ。やがて洗面所の天井換気扇のあたりからもポタポタ。そして台所の吊戸棚からもポタポタ。

これは上階からの水漏れだろうと上階の住戸を訪ねると、もっと悲惨な状況だった。どうやら我住戸の2層上の住戸が原因らしい。詳しく聞くと台所下部の水道からの水漏れとの事。

関係会社に連絡を取ったが、水道屋さんが来れるのは22時頃との事。2時間近く水漏れは続き、ポタポタの調べは大きく、色々な個所からしてくるようになった。

22時頃 水道屋さん到着。まずは発生原因の処置に向かい。台所の混合水栓に繋がる給湯機からの温水配管が外れて水漏れしたらしい。そんなところ外れるかしら?
工事ミスか? 配管の老朽化?

22時半頃、設備屋さんが我家にも状況確認に来た。若い職人さんで、大切な人とクリスマスの夜を過ごそうとしていたのか、夕ご飯はまだ食べてないと言う。我が国のインフラは、こうした末端の職人さんが支えているのだ。

ポタポタは朝まで続き規則正しい音に、途中で目が覚めてしまい寝れなくなった。
翌日関係会社の担当者から状況確認の電話。とにかくに状況確認に来なさいと告げた。が年明け対応とか。

上階の人が訪ねてきて来て、住戸のかなりの部分が被害にあい、押入の布団も水浸し、天井裏に水が溜まり孕んでいると聞いた。

動画や写真を撮影しておきましょうと確認した。

昔の歌だが「雨音はショパンの調べ」というのを思い出した。水漏れの音は、あんなロマンチックな音ではないな。

集合住宅にあまり住んだ経験がないので、水漏れの洗礼を受けたのは始めて。

眠れない夜でした。

紅茶

  読書の至福のひと時に寄り添ってくれるのは、最近は珈琲ではなく「紅茶」「台湾茶」「緑茶」時々「ハーブティー」。

 とりわけ「紅茶」が好き。砂糖やミルクは入れない。

 クリスマスプレゼントには少し早いが娘が贈ってくれたフォートナム・メーソンの紅茶詰め合わせ。

面倒なのでティーパックをお願いした。ティーパックにしては、中々美味しい。

 これは、妻秘蔵のマリアージュ・フレールのジャミラ。気が向いた時に淹れてくれる。そういう時は、決まって美味しそうなケーキがついている。勝手に飲むことは許されていない。

 紅茶の世界も奥深い。どんな紅茶との出会いがあるか楽しみ。

テナントビルの看板

 借主(テナント)にとって看板は、店の集客と売り上げを左右するものなので、「できる限り通行人の目をひきたい」と考え、看板の設置が必要不可欠なものと位置付けられている。
 一方、貸主(オーナー)にとって看板は、所有物である建物のイメージを左右するものなので、「建物のイメージとかけ離れた看板を設置してほしくない」と考える。

 テナントビルの場合、設計者は通常、完了検査が終わり済証をもらい、工事の完了検査、引き渡しが終了すれば契約が完了し、その建物とは関わりが少なくなる。

 しばらくしてからテナントビルを訪れると、随分と建物のイメージと違ったり、他のテナントとは異質な看板を見る事もあり驚いたりする。テナントビルは需要と供給の力関係が反映する事もあり、一概にこれが正しいとは言い切れないが、やっぱり設計者としては、ビルのイメージを損なうテナントの看板は控えめでお願いしたいところ。

 あとあとトラブルがないように賃貸契約書上で看板のデザイン・種類・設置場所についての記載をすることが大事だと思う。

 契約書などで設置する看板のデザインや場所について明記されている場合は、予め契約書を交わしていることを理由に、後に無断で借主が設置した場合でも看板の撤去を警告することが可能となる。
 テナントから看板類のイメージパースを提出してもらい、話し合いによって契約書上で取り決めた看板のデザインと違う旨を説明し、看板デザインの修正について交渉を行う必要がある。

 ここはやはり、オーナーの姿勢次第。

定期通院

3ヶ月に一度、病院に通院している。血液と尿の検体検査をして診察を受ける。今回も特に異常はなかった。

それらが終わると昼を過ぎる。

病院近くの食堂で昼ご飯を食べる。検体検査がある時は、朝食を抜いてくるのでお腹が空く。

好物の冷奴

決まってハムエッグ定食を食べる。実はメニューには無い。以前、「ハムエッグできますか?」と聞いたら、嫌な顔せず作ってくれた。それ以来、頼んでいるが単品でアジフライを一匹つける事もある。

ハムエッグ定食が運ばれてくると、周りの客が「こんなメニューあるの?」という感じで壁にあるメニュー表を見まわしている。ささやかな優越感に浸りながら食す。

通院すると半日はかかるが、3ヶ月に一回の行楽という感じになっている。

バーチャル空間で遊ぶ

以前見たドラマ「ユニコーンに乗って」の中でも開発されていた仮想空間・メタバースの世界を体験してみたくて、凸版印刷のバーチャルショッピングモールアプリ「メタパ」に入ってみた。

https://metapa.app/

 古い方のPC(win10)だと少し動作が遅くなるので新しいPC(win11)で動かしてみると大丈夫だった。

 まだ出店数も少ないし、こちらも操作方法はまだ不慣れ。アバターも顔の色と服装を少し変えれるだけ。

 NTTドコモ発のメタバース「XR World」なんかも興味津々だが、あんまり遊んでいると飯が食えなくなるので少し自重中。

でもバーチャル空間にすごく将来性を感じている。

 たぶん 将来は店舗毎のオンラインショップなんかもメタバースに変わっていくのではないか。例えばだが、仮想店舗に行くと美人の店員さんが出てきて商品の説明をしてくれたり、仮想店舗のデザインとかアプローチとかも魅力あふれる楽しげなものになるのかなとか、色々夢想するとワクワクしてくる。

 建築では、CGに変わってバーチャル空間になるように思う。又マンションとか戸建て住宅の展示場等もバーチャル空間になるのかも知れない。まあ当分は現実の空間と仮想空間は並行していくようにも思うが。

 

嬉しかったこと

相談に乗っているお客様からメールが届いた。

「ブログを定期的に拝見しております。過去規定の話題、タイムリーでした。
本職の建築士の方でさえ、過去規定で悩まれている方が多いので(ブログやtwitter(X)で見かけます)、寺田さんの知見は後進の方々にとって貴重な情報の宝ではないでしょうか。ブログでのシェアは素晴らしい社会貢献だと思います。様々な話題、今後も楽しみにしております。特に私は神社仏閣が好きなので、お話興味深いです。」

「理解してくれている人がいるんだな」と思って嬉しくなった。

若い時に読んだ、物理学者のアルベルト・アインシュタインの言葉が思い出される。

「人の価値とは、その人が得たものでなく、その人が与えたもので測られる」

生きていれば毎日毎日新しい発見があり、喜びや悲しみや怒りがある。爺(じじい)になって、否、なったからこそ、余計 色々な事を書き留めておこうと思っている。

翔んで埼玉WOPPER SET

娘が昼に買ってきてくれたハンバーガーセツト

今、埼玉はバーガーキングのワッパーセットが大人気らしい

バーガーキングの味付けは、無理に日本的ではないので意外と好き

私はハンバーガーはつぶして食べず、一枚一枚めくって食べるので、

皆に邪道だ。汚い食べ方。作った人の意図を尊重していない等と

Disられながらも、我関せずと食す。

佐野みそ本店

 以前仕事先の人に紹介されて、機会があれば来てみたいと思っていた「佐野みそ本店」に妻と行ってきた。JR亀戸駅から近い。

 妻が食・食品衛生の分野なので、こういう店に買い物に行く話は、すぐまとまる。この日も「味噌がなくなったから買わなくちゃ」というから「佐野みそ行ってみる?」ということで、すぐまとまった。

亀戸の本店は客が一杯だった。店が手狭に感じるぐらい味噌を始めとして各種調味料や漬物等の商品が並んでいる。

店の後ろの方にイートインコーナーがあり、焼きおにぎりと具沢山味噌汁を食べた。

味噌は6種類ほどから選択できる。身体が温まり美味しい味噌汁だった。

味噌とか漬物を購入したが、味噌は重たいので送ってもらう事にした。

「ユニコーンに乗って」

2022年に放送されたTBS火曜ドラマ。

最近ネットフリックスで一気に観てしまった。

実務に追われていると逃避的になる悪い癖

デジタルとアナログの融合のような、何だかほんわかするドラマ。

このドラマのロケ地には、幾つかの図書館が登場する

その一つが「武蔵野プレイス」(武蔵野市図書館分館)

正式名称は、

武蔵野市立「ひと・まち・情報 創造館 武蔵野プレイス」

図書館をはじめ生涯学習支援、市民活動支援、青少年活動支援の

4つの機能を備えた複合機能施設。

設計は、川原田康子と比嘉武彦によるアトリエ事務所「kwhgアーキテクツ」

雑誌で見て知っていたが、まだ実物は見に行ったことがない。

でも、可愛らしい建物だ

その他に、山梨県立図書館

主人公達の出身大学として登場してくるのが三鷹の国際基督教大学

緑豊かなキャンパスが印象的だった

そしてドリームポニーが入居しているビルとされていたのが、

H1O 神田

見慣れている建物がドラマに出てくると親しみが沸く

【超十夜法要2023】

阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩の三尊を讃える「三尊礼」。
 このお経を、伝統的な声明の旋律をそのままに、住職が篳篥(ひちりき)、琴、太鼓などの音源を用いて編曲して「和楽器mix」にされている。
 それに合わせて真言宗僧侶にしてダンサーの滝山隆心師とメイドくーたんが供養の踊りを奉納。

 現代の「踊念仏」とも呼ぶべき法座

進化した「ドローン仏」

スメルスケープ

スメルスケープとは匂い(smell)と風景(landscape)を合わせた造語で、失われつつある視覚以外の豊かな体験の復権を目指すものとして地理学者ポーティウスが提唱した概念だそうだ。

2023年北海道小樽市を訪ねた。9月だというのに今年の北海道は暑かった。

【写真は上下共・小樽運河2023夏】

 小樽の街の第一印象は「くっちゃい」だった。下水の臭いが街を支配していた。たぶん小樽運河の臭いなのだろうと思う。小樽運河も長い間浚渫をしていないのだろう。

最近の報道で、道路の標識が「Otaru Poot」(小樽おなら)と30年以上書かれたままだったというのがあった。正式には「Otaru Port」なのだろうけど、確信犯だったのではないかと思った。

https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E5%B0%8F%E6%A8%BD%E3%81%8A%E3%81%AA%E3%82%89-%E3%81%AF%E3%81%93%E3%81%A1%E3%82%89-%E5%B0%8F%E6%A8%BD%E5%B8%82%E3%81%AE%E9%81%93%E8%B7%AF%E6%A8%99%E8%AD%98-%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E8%A1%A8%E8%A8%98%E3%83%9F%E3%82%B930%E5%B9%B4/ar-AA1l55og?ocid=msedgdhp&pc=SCOOBE&cvid=09fd348fa20148daba028913aec702b4&ei=61

 
かれこれ50年以上前に小樽市を訪ねたことはあるのだが、その時は冬でもあり、臭いは感じなかった。そして今日も小樽は雪だと聞くので臭いはないだろう。

 夏の皇居の外堀、神楽坂下あたりのカフェで嗅いだ臭いだ。東京駅周辺でも時々、特定の箇所で嗅ぐ臭い。

 そんな小樽の経験から「街を覆う臭い」が気になり始めた。

 視覚も大事だけど聴覚(音)とか嗅覚(匂い)も大事なのだろう。「音のある風景」というのは聞いた事があるが「香りのある風景」というのは、実は聞いたことがなかった。

 環境省は平成8年に「残したい”日本の音風景100選”」を選定し、平成13年には「かおり風景100選」を選定していた。

 どうやら都市計画の風景概念が視覚的なものから聴覚・嗅覚、そして五感全域に向け拡張し捉え直そうと様々な分野で試みられているが、その背景には,視覚に偏り人間の身体から乖離した近代的風景観を是正しようとする動機だけでなく、社会の近代化にともなう環境悪化・荒廃に起因する「風景の危機」がいっそう進んでいるという認識があるのだと思う。

 建築学会の論文等でも「スメルスケープ」について既往の研究が散見される。時々勉強している程度なので、まだこれ以上書けないが、継続して勉強していきたいテーマとなった。

働き方改革~仕事と遊びはメビウスの輪

宗教学者・哲学者の山折哲夫先生は御年87歳。

その山折先生は、夜は9時頃に寝て夜中に一度起きて湧き上がる突飛な「妄想」と戯れた後に原稿を執筆し、朝食後に朝寝、昼食後に昼寝という「妄想三昧、執筆三昧、昼寝三昧」の生活を送っていると聞いた。

自分も この10年ぐらい夜は9時頃寝て、深夜に起き出し、本を読んだり、ネットサーフィンをしたり、YouTubeやネットフリックスを見たあと仕事をする。そして朝方には一日のディスクワークは終わらせるようにしている。外出する予定がない時は、朝食後に朝寝、昼食後に昼寝という生活になっている。最近はお腹が空いたら食べる事にして一日二食。

まだまだ日中の外出が多いのが難点で、疲れるので毎日は外出しないようにしているのだが、それも段々と減らしたい。しかし外出しないと運動もしない方なので悩ましい。

年寄りは年寄なりの働き方改革をしないとならないが、自分にとって仕事と遊びはメビウスの輪みたいなもので、今後とも変わることはないだろう。

そういう今も午前2時。

来週13日~15日は中部地方に出張。16日は別件で都内でクライアントと打合わせ。それらの準備に追われている。と言いながら古代史の本を読んで逃避中。

「LB 244+1」李鳳宇著

「LB」李鳳宇(リ・ボンウ LEE BONG WOO)さんが配給とプロデュースを手掛けた映画は「244」本あり、「+1」として、2023年「パラサイト 半地下の家族」の世界初舞台化を手掛けている。この「244+1」の全作品について自ら書きおろし振り返った、回想録のようであり、まるで日記のような本。

「シュリ」の大ヒットにより、日本映画界におけるアジア映画の市場を築いた人であり、「JSA」でパク・チャヌクを、「殺人の追憶」でポン・ジュノを日本に紹介し、いまや韓国のトップ俳優になったソン・ガンホの作品を8本も配給している。今日の韓国映画・ドラマのムーブメントの礎をつくったのが李鳳宇さんだった。私が韓国映画を沢山見るようになったのも、これらの映画がきっかけだったので、この本を一気に読んだ。

李さんは、イギリスのケン・ローチ、マイケル・ウィンターボトム、デンマークのスサンネ・ビア、アメリカのトッド・ソロンズ、ドイツのミヒャエル・ハネケと世界中の巨匠たちの初期からの作品を配給してきたことがわかる。これだけの配給を行いながら日本映画の製作も行ってきた。「月はどっちに出ている」「フラガール」「パッチギ!」などの多くの名作を生みだす。さらに是枝裕和、岩井俊二、中島哲也、西川美和らの初期作品にもかかわってきた。李さんの30年を振り返るとつくづくすごい人だと思う。

映画は圧倒的にマンパワーが必要で、意思を同じくする人が集まって、映画を成功させることが大事だと書かれていた。そういえば映画の撮影現場は、例えば「黒澤組」とか呼ばれ、監督の周りに人が集まってくる。建築も大規模のプロジェクトになるとマンパワーが必要で、制作スタイルは似ていると思った。

この本で、見ていない映画がいっぱいあることを知った。この本をガイドにしばらく映画の世界に浸れそうだ。

上布田宿

布田五宿には、上石原、下石原、上布田、下布田、国領の5つの宿場がありました。
5つまとめて「布田宿」と呼ばれていて、そのうち、中心地だったのがこの上布田宿です。

この看板は、旧甲州街道沿いに立てられていて新選組の近藤勇が病にかかって生家に帰った時、上布田宿に来ていた伊東玄朴という蘭方医に診察を受けて全快したという案内板です。

今日は、調布市で新しいお客さんになるかもしれない人と打合わせ。

9月に完了した建物の近くなので、以前の現場にも寄ってみました。

残っていた外構のタイルが貼り終わっていました。

テナントさんの内装工事・下地まで終わりつつあるようです。

屋根上にシロッコファンを設置するので、そのダクト敷設のための足場が組み立ててありました。

以前行ったセイロン紅茶店が定休日だったので、近くの今川焼店で今川焼を一つ買いベンチに座って食べた。

この街には、縁があるのかなぁ~。食べながら通りを見渡して、そんなことを思った。

この後、調布市役所で台帳記載事項証明を取得。やっぱり検査済証無かった。しかも新築時の検査済みないのに、増築確認をおろし、その増築も検査済みがない。ここまでくると建築行政の怠慢としか思えない。

夜の神楽坂

久しぶりに夜の神楽坂を散策

住宅街の路地の奥に飲食店があったりします

飲食店と住宅が混然一体となっていて東京の街では一番好きかな

できる事ならこのあたりに住みたかった。

地盤がよく、人気があるので地価も高いけど

ぷらぷらしていたら、いつのまにか見番横丁に辿りつきました

涼しくなったので、始めての店を梯子するのも楽しいです

小さな焼鳥店が意外と多い事に気づきました。

夢を見た・・・

ある設計事務所に、この爺(私)が新規採用されたという夢をみた。

かねてより尊敬する高名だが年老いた建築家の下に、本当に設計実務ができるプロフェッショナルが集まった事務所。

既存建築物の専門家として爺(私)も加わることになった。
意匠・構造・設備・電気・施工・積算のプロがいる。どうやらシニア以上の人達が多いようだ。

私「先生、どうしてこういう事務所にしたいと思ったのですか?」

所長「軍隊で例えるならばね。参謀ばかりでなく、本当の戦闘集団にしたかった。」

スタッフに挨拶したあと、建築家(所長)の奥様と思われる年老いた女性と入所手続き上の会話をしている。

社会保険の加入を巡ってだ。

私「もう年金貰ってますし、健康保険も妻の会社に加入してありますので不要です。失業保険も不要です。」
所長「そういうわけにもいかないだろう」
総務(所長妻)「経費がかからなくて助かるわ」

報酬は一流だと思うが、仕事は選んでいるし、これだけ専門家の集団を維持しているので事務所経営は決して楽ではないと察した。高齢化社会だ爺婆が中心の会社があっても良いかもしれない・・・

画像が切り替わり

現場で打合せ・指示している場面になったところで目が覚めた。

今日は良く寝た。
朝5時起床。

「うたわない女はいない・働く三十六歌仙」

最近のマイブームは短歌

短歌集は、総じて文字が大きく見やすい。短い時間で少しづつ味わえる

「女性だけの短歌集」「働くことがテーマ」と言う視点が興味深かった

様々な仕事の現場から生まれる女性たちの歌から、この社会の現実が浮かび上がり、いろんな感情移入ができる歌集でした。

歌人の俵万智さんとシンガーソングライターの吉澤嘉代子さんが選考委員を務めた「おしごと小町短歌大賞(2022年度)の多彩な受賞作と選考会の様子が、とりわけ楽しく読めた。

大賞受賞作・遠藤翠さんの「子の熱で休んだ人を助けあうときだけ我らきっとプリキュア」が良かった。仕事を持ちながら子育てしているお母さんが助け合うという高揚感が歌われていた。

昔、中間管理職だつたとき、職場に補充されてくるのは子育て中の人とか、妊婦さんだったりして、保育所から電話が来て子供が熱出したから早退とか。通勤途中で気持ちがが悪くなったからと遅く出社する人とか。その度に人員ギリギリの職場はてんてこ舞いしていたことを思い出した。「プリキュア」になる連帯感はなかったな。「女性ばかり補充するなと」と会議で発言して「男が欲しけりゃ、売上げ上げろと」と役員に言われ、喧嘩になりそうになった事を思い出した。ジェンダー平等なんて言われない時代の思い出。

俵万智賞の田中楓人さんの「顔見れば欲しいタバコがわかるほど会っているのに他は知らない」も共感できた。

作者はコンビニでアルバイトしているそうだが、私もコンビニで深夜アルバイトをした事がある経験から、よくわかる感情。でも普通の職場でもそういう傾向あるよね。意外と同僚のプライベートなことは知らなかったり・・・

とにかく色々な情景が浮かぶ歌集でした。

浅草寺2023

仕事で近くまで行ったので浅草寺に御参り

やぁ~ すごい人だった。海外からの観光客と修学旅行の生徒たち

平日の午後だというのに

大きな提灯の下部

身体のあちこちに煙をかけてきました

こうやって写真を見ると10月13日金曜日は、雲ひとつなかったのですね。

「渋谷ではたらく社長の告白」藤田晋著

サイバーエージェント社長の藤田晋さんの創業時の、もがき苦しみながら成長した軌跡と経験を書いたノンフィクション・ドキュメンタリー。

最近、こうした20年ぐらい前の本を何故か手に取ってしまう。同時代を生きていたが、まったく異なるレイヤーで生きてきた人たちの事がとても気になる。

大体自分は、事業計画を立案し投資家を募り起業するなんてことは考えたこともなかった。目標は「21世紀を代表する会社」「みんなで一緒に会社をおおきくしょう」という発想も自分にはなかった。まあ起業した年齢にもよるのかも知れない。

藤田さんがこの本を書いたのが31歳で現在でも50歳。だけど この人のハングリーさは凄い。爺婆よりハングリーさがない若い人達を見たりするとガッカリする事も多いけど、知力と体力に満ちた若い人達もいたし、現在もいることを知って安心する。

日本は「嫉妬社会」であること。

メディアへの露出を重視したこと。

創業時 週110時間労働を目標にしていたこと。(平日朝9時に出社、深夜2時まで仕事。土日は12時間)・・・尚 最近の私の労働時間は週90時間程度だが、20年前は週110時間以上働いていた時期もあった。

インターネットビジネスの社会も苛烈だ。

「キリンビール高知支店の奇跡・勝利の法則は現場で拾え!」田村潤著

 1980年代後半、それまで国内シェアトップだったにも関わらず、ライバル会社の登場により業績不振に陥ったキリンビール。そんな中、高知支店に移動となった著者は、試行錯誤を重ねて業績を回復させた。

 2016年に出版され2023年3月の時点で第33刷、累計22万部の隠れたベストセラー。

 私は営業マンではないが「現場に本質がある」というのは同感。「すべてそこからスタートさせる。現場のリアリティを大事にし、机上論、美辞麗句を排する」。「人間の能力は無限大である」、職種は違っても普遍的な考え方や物事の捉え方は共通していると感じた。アサヒビールのスーパードライが発売された時代の事を思いかえしながら一気に読めた。


 1954年、キリンビールは国内シェア1位を獲得するが、1987年にアサヒビールが「スーパードライ」を発売したことにより、徐々にシェアを奪われる形となった。

 そのような状況下で、著者は全国でも苦戦していた高知支店へ異動(左遷)となる。

 著者は試行錯誤しながらも、赴任から2年半後に高知支店の業績を回復させた。現実と向き合う中で、負けから勝ちに転じさせるには、なぜ負けているのか、その原因を見つけそれに応じた施策を絞る必要があると著者は書く。

 業績が苦しいときほど、営業担当者にはこなすべき指示が増えていく。そして上意下達の流れの中で、自分の頭で物事を考えることができなくなってしまう。そのような状況下に陥ってしまっているとき、「自分で考えることの重要性」が、現状を打開するヒントとなる。

 キリンビール高知支店の逆転劇も、個々の営業マンによる愚直な営業活動の上に成り立っている。「商品は誰のためにあるのか」「なぜ働くのか」を見直すきっかけとなる。

 高知に行って鰹の塩タタキが食べたくなった。

【ポイント】

  • 現場に本質はある
  • 負けている組織の風土
  • 「結果のコミュニケーション」とは
  • 営業と広告のシナジー効果
  • リスクより理念
  • 「市場にうねりを起こす」作戦
  • 高知の井戸を掘ると世界につながる
  • 会議廃止の効果
  • 上司を見るな!ビジョンを見ろ!
  • 経営は実行力