既存オフイスビルの調査。
各テナントが終業した21時とか22時から現況調査をして、帰りはタクシーという生活が続いた。
何しろ全体で1万㎡を超える建物なので、共用部は昼間、テナント専有部は深夜2回に分けて調査した。
内部だから そんなに暑くないだろうと思っていたら大間違い。完全に就業時間が終わり、エアコンが切られた状態だと室内でも結構暑い。調査をしていたら汗だくになった。空調服を着るまでもないが。
幾つか気づいたのは、オフイスビルの入退のセキュリティーシステムが電子的に進化している事。もうひとつは、テナントとして入居している様々な事務所を見させてもらい、経営陣の考え方によって多彩な事務所空間がある事を再認識した。
【入退管理システム】
入退管理システム | 東芝電波テクノロジー株式会社 (toshiba.co.jp)
ハンズフリー入退管理システム:RFID応用ソリューション:入退管理・動態管理:株式会社 日立パワーソリューションズ (hitachi-power-solutions.com)
先進的なオフイスビルでは、入退管理システム・セキュリティーがしっかりしている。
【多様な事務所空間】
「専有部の半分近くが、まるでカフェのような事務所」
女性スタッフが多い職場と聞いたが、低価格で飲食物や菓子類が提供されると聞いた。一人用のテーブルやグループ用のテーブルなど多彩な席があり、さながらカフェが併設されているかのような事務所。実物を見て圧倒された。
「ヒエラルキーを感じる構成の事務所」
管理職と思われる人の席部分が一般部分より30cmぐらい床があがっていて、上から監視されているかのような事務所。今時こんな「番台スタイル」の事務所があるんだなと感心した。
「均質な構成の事務所」
整然と事務机が並んでおり、まるで兵馬俑のように整然と並ぶ均質な空間。昔ながらの事務所といった感じ。
各テナントの平面図は先に見せてもらっていた。図面だけでは強く感じなかったが実際に従業員がほとんどいなくなった状態のオフイスを見せてもらうと、事務所空間は、それぞれなんだと思った。やっぱり自分の目で現場を見る事は大切だ。