世間一般では2018年12月28日~2019年1月6日まで年末年始の休業のようですが、弊社は、ずっと営業しています。(^^♪
事務所を出入りしていることが多いので御用の方は、メールか携帯電話に御連絡ください。
1月7日、1月15日に二件の確認申請を提出するべく現在奮闘中です。サービス業ですから師走・正月は、精一杯仕事をさせていただきます。
爺に仕事の依頼がある事に感謝して。
建築法務/ 建築ストック再生・活用 /長寿命化/ 環境建築 / 建築設計監理 / ㈱寺田建築事務所・一級建築士事務所
「獅子頭柚子」は「獅子柚子」「鬼柚子」とも言います。
果肉を食べるものではなくジャムやマーマレードにするらしいのですが、香りが強く大きいのでインパクトがあります。
師走もいつの間にか中半になりました。
前回から二週間ぶりの更新となりました。
まだ生きてます。
【国立西洋美術館・2018.11】
すでにお気づきかと思うが右側に「建築法務」「企画」「調査分析」「設計」「監理」のアイコンを作り、クリックすると そこから弊社の業務の内容と過去5年間の業務実績について記載したページにいく。
この投稿部分は更新していなくても色々なところを日々少しずつ更新している。
弊社が、どんな業務を行っているかよくわからないとクライアントから言われることが多い。
指定確認検査機関時代に知り合った人は、私が設計ができない、CADは使えないと思っている人が多い。遵法性調査しかできないと思っていたという人もいた。
耐震偽装事件の後 これからは品質管理の時代だと思い工事監理に専任していた時期もあったので、結構 品質管理については詳しい。
以前は「図面を書かない設計事務所です」と煙にまいたようなことも言っていたが、最近は小規模な建物なら設計も手掛けるようになった。
それは「設計」は色々な知識の結晶であり、自分で行政等と打合せを行い建築確認申請を出すことで時代から取り残されず、設計をすることが建築技術者としてメンテナンスする最良の方法だと思い直したことによる。
建物のリノベーションに係わっていくなら、自分自身も時々リノベ―ションする必要があるだろうと気付いたからに他ならない。
昔とった杵柄(きねづか)とはよく言ったもので、最近は段々CAD図面の作成が速くなってきた。
また建築ストックの再生活用検討調査のような「企画」業務が増えている。総じて部分的な業務ではなく総合的な業務になりつつある。
それと弁護士さんから紹介される係争に係る調査や意見書作成業務が増加している。民事訴訟の案件は時間がかかると言う事もあるが、常に数件は弊社の予定表に組み込まれている。世の中には表出することはあまりないが、水面下では色々な建築に係るトラブル案件は多い。
この5年間あまりの業務を整理してみると、主に東京以西だがよく全国に調査に行ったなと考え深い。
【西新宿の木立にも秋の気配】
2017年訪日外国人数は前年比19.3%増の2,869 万人に、訪日外国人消費額は4.4兆円に達しました。観光庁の「訪日外国人消費動向調査」でも、訪日外国人旅行者の消費費目の最大を占めるのが『買物代』(32.6%)。次に宿泊費、交通費が占めます
都内でも訪日外国人を対象とした宿泊関係の事業・建設が盛んですが、実のところ訪日外国人と言っても中国本土、台湾、韓国、東南アジア諸国、欧米人等 そのニーズや客質、趣味嗜好は千差万別です。当然インバウンド宿泊施設に求めるものも異なると思います。
現場の声を事業企画立案に生かすという観点で、弊社クライアントの某会社・事業企画グループからの希望で、同じく弊社クライアントで都内でホテル・民泊を経営している中国籍社長との「茶話会(さわかい)」を行いました。
茶話会を終えて「実際に民泊等を運営・経営している人から率直に、色々と伺えることができた」と好評でした。
私もホテル室内に置く什器備品をどう揃えるか、そのこだわりの濃淡を聞けて興味深かった事。ネットの活用、人件費の削減方法、宿泊施設の立地やこれからの民泊やインバウンド用宿泊施設の動向を聞くことができました。異業種・プロフェッショナル同士の交流を図っていくのは面白いなと思ったところです。
大宮の鉄道博物館に行ってきた。
孫娘の保育園の遠足に またも爺婆が駆り出された
朝10時の開場に長蛇の列。保育園、幼稚園の遠足場所として選択されることが多いようで子どもが多いが、意外と高齢者も来ている。
ロビーのあたり
一号機関車(150形式蒸気機関車)
車両ステーション
圧巻の実物車両36両展示
懐かしい電車も数多く、高齢者にも人気のある博物館だと頷ける
200系電車(たぶん)の連結部
C51型蒸気機関車
爺と婆は、始めて鉄道博物館に来たので結構楽しめた。しかし2時間あまりぞろぞろと歩いていただけなのに結構疲れた。保育に関わる人は体力がある。感心した。
最近は、建物以外のものを多く見ているが、他の科学技術も結構楽しい。
東大(本郷)の正門から真っ直ぐ歩くと安田講堂です。
正面入口部分は、こちらからは1階ですが、反対側からは3階部分。つまり段差があります。
先に掲載した工学部2号館は、この安田講堂に向かって左手にあります
国の登録有形文化財です
こうして安田講堂を見ていると1969年1月にタイムスリップしたような気分になります。当時 私は中学校3年で高校入学が決まった頃でした。テレビで中継されていた安田講堂の攻防戦・封鎖解除の様子を食い入るように見ていた記憶があります。人生の中で最も鮮烈な思い出となっているかもしれません。
あれから50年の月日が経ったんですね。
それにしても東大本郷キャンパスは、公園のような開放感があります。色々な人があちこちで休息しています。
歴史学者の磯田道史さんが、テレビ(「英雄たちの選択」「サワコの朝」等)で「反実仮想の教育」の必要性を訴えていた。
「反実仮想」
簡単に言えば「もし~だったら~だろうに」と仮定して考えることだ。これこそ防災教育や現代に生きるものとして必要なことだと磯田さんは言っていた。
未来のまだ起こっていないことは、想像するしかない。
と言っても、単に「津波が来たら」と想像するだけでは無意味で、「もし津波が押し寄せてきたら、村はどうなるだろう」とまで考える能力が必要だ。ともすればこの国では「津波は来ないものとして」処理される。
想定した事態が、諸条件でどうなるのか連想していくのである。
建築のプロジェクトや実際の社会生活では、「反実仮想」のシュミレーションはとても重要だが、若い人達はこの「反実仮想」が不得意ということに直面することが多い。
教育者に言わせると「短期の記憶能力」に優れた人が試験の点数をとり、優秀だとされるからで、試験そのものが「短期の記憶能力」を問う出題形式になっているからだと言う。今の学校教育の中で「考える力」を養うことをしていないと嘆く。
今、私の仕事のネットワークは、ほとんどの人達が65歳以上なので「年金者ネットワーク」と私は言っている。構造・設備・積算・あまたある専門技術者。マンパワーはあまりないが、とにかくみんな「知恵」はある。
私自身が時々想定している反実仮想は「もし突然すべての仕事が途切れたら」である。建築事務所とはいえフリーランスで生きている限り、いきなり、あるいはじわじわと仕事が減って、ある時に仕事が途切れることは十分ありえる。
今が仕事が順調でも、全然安心できないのである。体調を悪くして仕事を断っていたりしたら数か月後には、突然暇になる事だってある。取引先の人事移動で担当者達が変われば切られることだってある。
とにかく何が起こるかわからない。
でも仮想することで、生き残る確率は確実に増える。さまざまな種子を蒔いておき、いつ来るともわからない収穫期に備える。その準備は怠りないよう目配りしておくことが必要だ。
東京都建築士事務所協会の広報誌に掲載されていた「東京消防庁からのお知らせ」が冊子にまとめられた。
この連載は、「コア東京」の中でも読みごたえがありコピーしてファイル化していた部分なのだが、このように一冊にまとめてもらつて感謝している。
建築プロジェクトに係る時には、消防との基本的な打合せは設備設計者任せにしないで、自分で問題点を整理して打合せに行っている。
この冊子にある「消防の無窓階」「みなし従属」「小規模特定用途複合対象物」「特定一階段等防火対象物」等は、中小規模の建物でも重要な項目で充分理解しておく必要がある。
例えば事務所ビルの一部に飲食店とか物販店が入居するとする。事務所は消防法の防火対象物としては15項だが、複合になることで16項イになることがある。このあたりのところは建物の管理方法とか総合的に理解している人が打合せに行かないと、間違えることがある。
今 建築に係る法令解説本は、単体法律毎のことに終始し総合的なものがない。実際の建築プロジェクトは、建築基準法だけでなく消防法、バリアフリー法等多岐にわたる法律のハードルを越えなけれはならない。もうすこし総合的な視点の法令解説本があっても良い。
調布市深大寺の参道にある「鬼太郎茶屋」
ゲゲゲの鬼太郎のグッズ類の販売と甘味処
壁には妖怪達が書かれている。屋根は台風で損傷したらしくブルーシートをかけていた。
鬼太郎とネズミ男
撮影スポット
鳥取県の境港市が「ゲゲゲの鬼太郎の聖地」で「さかなと鬼太郎のまち」として全面的に売り出しているが、水木しげるさんが昭和34年から住んでいた調布市は、水木さんの第二の故郷とも言われているので、鬼太郎をもっと強く押し出しても良いのではないかと思う。
親子孫・三世代に愛されるキャラクターは、中々いない。商店街にある妖怪モニュメントと鬼太郎茶屋だけでなく、鬼太郎プチ・テーマパークがあっても良いのではないか思った。
台湾建築の情報収集をかねて読んだ本
特集1の「台湾のフジモリ建築」では藤森照信が台湾と日本に作った茶室を網羅して紹介している。宣蘭の「羅東文化工場」にも藤森さんの茶室があるのを知り、行く楽しみが増えた。
特集2の「知られざる梅澤捨次郎の仕事」では、工手学校(工学院大学の前身)を1911年に卒業し台湾に渡り日本統治時代の警察や病院、百貨店を建てた建築家の生涯に迫っている。
彼の仕事の足跡を追うなかで台湾の現代建築も紹介している。丹下健三の聖心女子高級中学や、伊東豊雄のオペラハウスなども掲載されている。ただし2015年3月に出版された本なので最新の現代建築というわけではない。
また特別企画の「アントニン&ノエミ・レーモンドのトータルデザイン」では、1961年に北澤興一が譲りうけた「軽井沢新スタジオ」を題材に、日本のモダニズムに迫っている。
建築事務所という法人のサイトに映画の感想を書くことは、普通はしないのだろうけど、もともと私生活も業務も混然一体としたブログを書き綴っているので そういうサイトだと思って貰えれば良い。
昨年の暮れに亡くなった葉室麟の原作。黒澤組の撮影担当だった木村大作が監督・撮影。そして黒澤組の小泉堯史が脚本と聞けば、葉室麟・時代劇ファンとしては絶対見逃せない映画。
小説家・葉室麟さんは「人のやさしさと美しさ」をずっと文字として表現して来た人でした。
監督の木村大作さんは「美しい時代劇」を作りたいと言われてましたが、この映画は本当に美しい日本の自然・四季・人を描いていると思います。
今は、デザインや本格的な設計からは少し距離を置いた仕事をしていますが、本当に美しい建築空間を作り上げる仕事をしたいものです。
監督の木村大作さん79歳。脚本の小泉堯史さん74歳。
残された命を振り絞って作品を作り上げていると思いました。
沖縄県の基地負担軽減を求め、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設阻止を掲げ、安倍政権と対峙(たいじ)し先頭に立ち任期途中で亡くなった前翁長雄志沖縄県知事も、思えば命を振り絞っての闘いでした。
散り椿は、残る花弁があると思うからこそ散っていけるのです。
無事 オール沖縄の後継者にバトンが繋がることを願っています。
(^^♪
最近は、人生の諸先輩たちの「有終の美」に感激することが多いですね。
「ハーフ&ハーフ」 ビールのことではない。
民泊は、建築基準法上の用途は 本当は何なのかという問いかけ。
民泊は住宅宿泊事業で住宅の活用という視点なので、かりに床面積が100㎡を超えていても用途変更確認申請は不要である。
しかし実態は、ホテルと住宅という二つの用途が内在する。家主不在型だと180日の営業日数しか認められていないので180日/365日=49.3%で住宅が過半と言う事かも知れない。
しかし他の法令との関係で「住宅等」としてくくることが本当に妥当なのかという疑問が残る。
例えば都市計画法の特別用途地区に「中高層階住居専用地区」というのがある。これには第一種から第五種まであるのだが、第五種だと住宅の割合を敷地面積の80%以上としなければならない。
この中高層階住居専用地区によって設けられた共同住宅を民泊に利用して問題ないよねという問いかけを都内特別区の都市計画課に照会したら「ちょつと待て」となった。同様に地区計画で住宅の誘導をしている場合もある。
この中高層階住居専用地区で規定している「住宅等」は、「住宅、共同住宅、寄宿舎、下宿、老人ホーム等」としている。地区計画でも同様なのだが。後から出来た「民泊への転用」は想定外らしい。
建築指導課と都市計画課で協議してもらい「住宅等」には落ち着いたのだが、ハーフ&ハーフと言うかリバーシブル(両面利用)で両義性(アンビバレント)の建築用途はかってあっただろうか。
建築基準法等で考えても疑問の残る「民泊」。これでは運用後の実態でも様々な問題が生じるわけだと納得した。
「白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり」若山牧水
(しらたまの はにしみとおる あきのよの さけはしずかに のむべかりけり)
昔から酒飲みには詩人が多い。
実は、私は酒はあんまり飲めない。体格から酒豪だと思われることも多いが、最初の一杯程度で あとは飲んでいるふりをしているだけ。
そんな私でも秋になると日本酒を飲みに行きたくなる時がある。
東京では、大塚の「串駒」という十四代が常備されている居酒屋に行く。
この俳優の角野卓造さんの「予約一名、角野卓造でございます【京都編】」を読んでいたら魅力的な店ばかりで京都に酒を飲みに行きたくなってしまった。
歴史と現代が交差する京都の田の字地区をブラブラと歩き、酒を飲み歩くのは大人の散歩。