
設計は安藤忠雄








建築法務/ 建築ストック再生・活用 /長寿命化/ 環境建築 / 建築設計監理 / ㈱寺田建築事務所・一級建築士事務所
設計は安藤忠雄
青森公立大学 国際芸術センター青森
写真は2021年11月
原田左官工業所は、店舗左官という分野を切り開いた東京文京区の左官屋さんで、店舗関係の設計や工事をしている人には結構知られている。その原田左官工業所の社長である原田宗亮さんの本。昨年の秋に出版されたようだ。久しぶりに大きな本屋に行き見つけた。
そういう私も若い時は飲食店の設計に多く携わっていた時期があり、色漆喰を左官屋さんに塗ってもらったあと、たわしでたたいたり、ビー玉を二つに割り塗り壁に埋め込んだりと色々な表現を試してみた事があった。ヨーロッパ各地で見た左官に啓発されていた頃だった。
「オルタナティブ」という言葉には、「既存・主流のものに代わる何か」という意味があるという。それは多分、職人の手仕事なんだろうと原田さんは思つているのだろう。あらゆる分野で商業主義に支配された現代では、建築も無味なものに置き換わっている。商業主義に抗いながら、生きていくのは容易な事ではない。
この本には、様々な左官の可能性を示唆する表現が紹介されてる。私は、このブックカバーになっている「版築」の表現が結構好きだ。
野帳場の左官工事は、めっきり少なくなっただろうが、非日常の世界を演出する店舗左官の分野で原田左官工業所さんには、まだまだ挑戦を続けて欲しいと思う。
青森港
「リボン状のスクリーンは、青森周辺のブナの原生林に見られる光と影が織りなす縦のラインを連想させ、内部に到達する光の量や質を調整するとともに、「ねぶたの家」として、建物に深い表情を与えている。」設計者は書いている。
「ねぶたの家 ワ ラッセ」
設計は、フランク・ラ・リヴィエレ・アーキテクツ
建物を取り巻く高さ12mの鋼板のリボンのラインが印象に残る
撮影は2021年11月
早朝に見学した為、開館前で内部は見れていない
ミュージアム・ロード
ミュージアム・ロードの煉瓦の面取り
カフェ・ショップ棟のコーナー部
右がミュージアム棟、左がカフェ・ショップ棟
カフェ内部
姪の子供が大学受験をする年齢になった。
高野山の踊る僧侶のダンスを採用した森永製菓のPR
【写真は2021年11月】
【写真は2021年10月】
ロビー
霧の彫刻
東山魁夷館への連絡ブリッジ
長野駅から車で移動したら長野県立美術館の3階の屋上広場につけられた
3階から2階の水辺テラスに降りていく外階段
佐久檜の大庇
内部から屋上テラス
写真は2021年10月
松本丸の内ホテル
街区の角地にあるレトロな外観のレストラン棟は1937年(昭和12年)に日本勧業銀行ビルとして建設された。2003年には銀行としての役目を終えホテルの施設の一部として保存。モダンな内装にリノベーションされ2007年には登録有形文化財に指定された。現在レストラン、バンケットホール並びにウエディング会場と利用されている。
隣のホテル棟とはエントランスホールでつながっているが棟別増築のようだ。お互いに庇をオーバーラップしている。
ホテルフロント
写真は2021年10月
長野県松本市の信濃毎日新聞社の「信毎メディアガーデン」
設計は伊藤豊雄氏
写真は2021年10月
徳島県の山奥・那賀町木頭に出来た「世界一美しいコンビニ」
俗に限界集落・人口1000人
立体トラスとガラスのシンプルなんだけど美しい「コンビニ」。こんな田舎で物販店の経営が成り立つのだろうかと一般的には思うのだけど。
一方的に物を売るだけでなく、地域の人達の欲しいものを聞きながら、商品を提供している様子が伺える。地域の人達と一緒に作るコンビニというところか。
徳島市から車で二時間半と聞くが、ちょつと見に行きたい。
福岡県大川市「大川家具」のコマーシャル動画
見た目はいつもの家具だけど、動いたり、止まったり、子供達の遊具になつたり、おうち時間を楽しくします。
「職人MADE 大川家具」のコンセプトには次のように記載してあります。
「職人とは、熟練した技術を持つ人である。職人とは、こだわりを持ち最後まで諦めない人である。職人とは、変化を恐れず挑戦しつづける人である。職人とは、使い手を想う温かいまなざしを持つ人である。家具づくりに携わる全ての人が”職人魂”を持つ。職人がつくる良質な家具、大川家具」
「猫家具」もあるよ。
初詣は、恒例・大塚天祖神社
妻が初詣でにぎわう境内の出店で見つけた「神社声援」(ジンジャエール)。当て字だけど考えた人を声援する為に2本購入。
まだ飲んでないので、味はわからない。
神社を声援するのか、神社が声援してくれるのか。どちらにしても御利益がありそうだ。
大塚天祖神社は、旧巣鴨村総鎮守とはいえ600年以上この地で維持されてきた。地域の神社を守ってきた人々に尊敬の念を込めて、お参りして来た。
新年、明けましておめでとうございます。
平素はご愛顧を賜わり、厚く御礼申し上げます。
旧年中は、多大なるご尽力をいただき、誠にありがとうございます。
2022年も、より一層のご支援、お引立てを賜りますようお願い申し上げます。
本年も宜しくお願い申し上げます。
株式会社 寺田建築事務所
藤森先生と山口画伯の掛け合い漫才のような珍道中ならぬ建築史講義。2013年に淡交社から出版された単行本が。今年8月中公文書から文庫版で出された。写真は淡交社版。
古くは法隆寺に始まり、新しくは聴竹居の全13回と文庫版では「平野家住宅」が特別収録されている。
この本の中で、近くに行くのに見に行けないのが、京都大山崎の「聴竹居」(ちょうちくきょ)。昭和初期のいわばエコハウスの先駆けと言われている建築。施主の藤井厚二は、モダニズムと数寄屋が両立するデザインを追求し、自然エネルギーを生かした住まいを完成させた。
聴竹居の存在を知ったのは学生時代、卒業設計に着手したころではなかっただろうか。その頃のテーマは「エナージー&フォーム」(エネルギーと建築形態)で、いまでもそれを引きずっている。
あれから半世紀近くになろうとしているのに京都や大阪には幾度となく行くのに見に行けないでいる。冥土の土産に一度は行かないと。
さて、藤森先生と山口先生の視点は 流石に面白い。
それぞれ懐かしい思い出が呼び起こされる建物が題材になっている。京都「角屋」は文化財保存修理の最中に今は亡き田中文男さんらと見学する機会を得た。横浜の「三渓園」は、横浜の設計事務所の頃、所員とその妻が全員招待されて懐石料理をいただいたこと。西本願寺飛雲閣を見る機会を得て、その頃「日本の屋根」について書いた論考を見た師・伊藤ていじから激励の葉書が来たこと。
実際に見た建物からは記憶が呼び起こされてくる。恐らく建築というのは記憶を封印する装置なのだろうと。