VBJ「事例から学ぶガイドライン調査~成功事例と失敗事例~」

 7月20日に開催されたビューロベリタスジャパン(VBJ)のオンラインセミナー「事例から学ぶガイドライン調査~成功事例と失敗事例~」を拝聴した。

 東京都建築士事務所協会で準備している書籍のなかで、ガイドライン調査すなわち「検査済証がない建築物に係る指定確認検査機関を活用した建築基準法適合状況調査のためのガイドライン」について執筆を担当していたので、機会があればこういうセミナーを受講している。

 VBJは以前から課題別のセミナーを多数開催しており、このガイドライン調査についてのセミナーも幾度か開催しているようでした。1時間のセミナーの中で説明事項もよくまとめられて手慣れた感じを受けました。

 国交省に届出をしたガイドライン調査をする指定確認検査機関は全国で38社(2022.4.1現在、但し実質業務をしていない会社が数社)あるが、ヒアリングをしてみると同じガイドライン調査でもアプローチの異なる会社も散見します。

 VBJは、国交省が2014年(平成26年)に発表した このガイドライン調査の内容を忠実に履行していると感じていました。

 セミナーで説明していた「Q&A」は、実例を通じて良くまとめられており、こういう「Q&A」も作成してみようかなと思いました。

 さて このガイドライン調査が発表されてから8年経過して、全国での実施事例も概略1,000件を超えているようです。(公表数字ではなく私のヒアリングによる概数)このあたりで日本建築行政会議あたりが音頭を取って事例研究をおこない、ガイドライン調査のバージョンアップを図ってはいかかがでしょうか。

 

 

空調服

【画像は参考例】

真夏の調査は、熱中症対策がかかせない。

兵隊・士官・司令官とその時々で位置を切り替えるが、

やっぱり現場は面白い。

この夏、職人さんたちが着ている「空調服」を用意した。

腰のあたりに換気扇をつけるタイプの半袖の作業着

妻に、ペアルックにしようと言ったら断られた。

彼女はベストタイプのものを選択した。

中々快適である。

バッテリーが3時間ぐらいしか持たないので、

スペアバッテリーが必要かもしれない。

外目には、服が膨れ上がってハイパーおデブさんになる。

地方巡業の旅 -2

鳥取県米子市の駅前

駅ビルが改築中でお土産を買うどころか、昼ご飯も食べることができなかった。

この後、岡山経由で京都に向かったのだが、

乗り継ぎの時間が短く岡山で駅弁を買って食べた。

出張が続くと野菜不足になる。それと駅弁に飽きてくる。

ところで鳥取は、「まんが王国とっとり」なのだそうだ。

「鳥取県 交流人口拡大本部 観光交流局 まんが王国官房」という部局もある

鳥取を代表する三巨匠は、水木しげる、谷口ジロー、青山剛昌

コンテンツ・ツーリズムの実践が行われている。

地方は面白い。

地方からこの国を変えていくしかないのかも知れない。

地方巡業の旅 -1

既存建物調査の為に全国各地を訪れているが、

「建築探訪」という記事にはしなかった

ショートバージョンを書くことにした。

題して「地方巡業の旅」

最初は埼玉県熊谷市。

全国一暑い都市として有名なので、警戒していたのだが、

幸いにも訪れた日は曇り。

しかし猛烈に汗をかいた。

今までで一番ぐらい着ているものがビショビショになった。

ということで、調査現場から熊谷駅に向かう途中で

「ハレニレの湯」で日帰り入浴

風呂に入り着替えてさっぱりしたが、

中々モダンで色々な趣向が仕掛けてあって

スーパー銭湯も進化しているのを知った。

スーパー銭湯と漫画喫茶をミックスしたような業態

恐らく入浴施設だけでなく

リラクゼーション施設として定義付けをしたのかと

家族連れとか、友達同士とかがゆっくりできる場になっている。

ボルダリングもあったし、漫画が沢山置いてあった。

実際 平日の昼間なのに若い家族連れ、友達同士、学生さんなど客層が若い。

奥は飲食スペース

桃のかき氷を食べて、身体を冷やした。

【熊谷市・「埼玉県熊谷市の暑さ対策の取組2005-2021」より】

ところで 何故こんなにも熊谷は暑いのだろうか。調べてみると下記の事が熊谷市のホームページに書いてあった。

「熊谷市がなぜ暑いのか、熊谷地方気象台の見解によると、その理由は2つ考えられています。一つが、都心のヒートアイランド現象により温められた空気が、南寄りの風に乗って運ばれてくるため。もう一つは、上空を吹いている北西風が山を越えて吹き降ろしてくる際に圧縮されて温度が上がるフェーン現象が発生し、温度の上がった空気が流れ込むためです。つまり、フェーン現象と、東京都心から流れるヒートアイランドの空気が重なる「交差点」が、この熊谷だといわれているのです。」

調査建物の屋上は、煤のようなものが防水層の上、一面に付着していた。こんなに黒い屋上を見たのは初めてで、その時は、なんでこんなに黒いのかわからなかったが もしかしたら都内の排気ガス等の煤がここまで運ばれているのかもと思った。

「ジブリの立体建造物展・図録<復刻版>」

監修は藤森照信さん、コンセプト・デザイナーは種田陽平さん。

ジブリの作品に描かれる建物には、何故か懐かしさを感じる

所謂建築家が設計したような建物は出てこない

それが皮肉と言えば皮肉で、

建築家は、こうした建物は設計できないのかも知れない

宮崎駿さんと藤森照信さんの対談が興味深い

この本を時々見直すと「ホット」する

源光庵

京都北区にある曹洞宗の寺院・源光庵

ここは「悟りの窓」「迷いの窓」というのが有名なお寺です

また伏見城遺構の血天井というのも有名で、慶⻑5年7⽉(1600年)徳川家康の忠⾂・⿃ 居彦右衛⾨元忠⼀党1800⼈が⽯⽥三成の軍 勢と交戦し討死、残る380余⼈が⾃刃して相 果てたときの恨跡が天井板に使われています。

左が「悟りの窓」右が「迷いの窓」

まあこんなものかと

小規模な倉庫の建築基準法の取扱い

「小規模な倉庫は、建築物には該当しない。」という国交省の技術的助言が出されたのは、もう随分と前だったと思い調べてみたら平成27年(2015年)だった。

国住指発第4544号・平成27年2月27日「小規模な倉庫の建築基準法の取扱いについて(技術的助言)」

「土地に自立して設置する小規模な倉庫(物置等を含む。)のうち、外部から
荷物の出し入れを行うことができ、かつ、内部に人が立ち入らないものについ
ては、建築基準法第2条第1号に規定する貯蔵槽に類する施設として、建築物
に該当しないものとする。したがって、建築確認等の手続きについても不要で
ある。

この取扱いについては、当該倉庫が既製のものであるか否か、及びその構造
種別にかかわらず、上記に従って判断するものとする。」

以上が技術的助言の内容。

「建築確認のための基準総則集団規定の適用事例2017年度版」でも「小規模倉庫」について記載があり、

「土地に自立して設置する小規模な倉庫(物置等を含む)のうち、奥行き1m以内の物又は高さが1.4m以下のものは、建築物に該当しない」

解説として

「・小規模な倉庫は物置等を含むものとし、外部から貨物の出し入れができ、かつ、内部に人が立ち入らないものについては、法第2条第1号に規定する貯蔵槽に類する施設として、建築物に該当しないものとする。」「・したがって上記の規模は、最低限、人が内部に入ることのないものとした数値の目安を示したものである。」「・なお 倉庫の内部に収納・備蓄する内容は問わないものとする。」「・この取扱いについては、当該倉庫が既成のものであるか否か、及びその構造種別にかかわらない。」「・幅、面積及び連結型の取扱いなど具体的な適用の判断については、申請する審査機関に確認が必要である」とある。

意外と「小規模倉庫は建築物ではない」という事を知らない設計者が多い。また具体的な取扱いが行政によって異なることがある。

例えば東京都・大田区では、下記の規定が全て満たすものとしている

「1 、外部から物の出し入れを行うことができ、かつ、内部に人が立ち入らない
もの。
2 、用途は 防災用とする。
3 、1 棟のおおむねの大きさ (下記の全ての条件を満たすもの
高さ2 メートル 以下、幅 2 メートル 以下、奥行き 1 メートル 以下
4 、建築物に付属して、設置する こと 。
5 、設置できる合計床面積等
・敷地面積が200 平方メートル 以下の場合は、 2 平方メートル 以下とする。
・敷地面積が200 平方メートル を超える場合は、敷地面積 の 1 パーセント 以
下かつ3 棟程度までとする。
6 、風致地区内や壁面後退制限のある地区計画内
・壁面距離を確保する。」

神奈川県・相模原市 平成29年4月14日「小規模な倉庫の建築基準法上の取扱いについて」

「「小規模な倉庫の建築基準法上の取扱いについて(技術的助言)」(平成27年2月27日国住指第4544号)における「小規模な倉庫」とは、奥行が1m以下かつ高さが2.3m以下で、床面積が2㎡以内の規模の倉庫とし、かつ、当該倉庫の設置場所が次の各号のいずれにも該当しないものとする。
(1)建築基準法第42条に規定する道路
(2)相模原市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例別表第2の規定により壁面の位置の制限が定められている地区又は街区においては、当該倉庫の外壁又は
これに代わる柱の面から道路境界線(地区計画の計画図に表示する壁面の位置の制限
を定める境界線に限るものとし、都市計画道路にあっては計画線をいう。)又は隣地境
界線までの水平距離が同表に定める計画地区の区分に応じ、同表(5)部(ア)項に
掲げる数値未満の位置。ただし、同表(5)部(イ)項の規定により適用除外の建築
物が定められている地区又は街区を除く。
(関連事項)
小規模な倉庫において消防法で規定する危険物を保管する場合は、関連法令を遵守する
こと。(予防課)」とある。

また静岡県では、

「10㎡を上限とする」とある。

また東京都練馬区では、倉庫の外形を奥行有効内寸1.0m以下、幅の有効内寸2.0m以下、高さの会゛圭2.5m以下」として「設置数は、原則として戸建て住宅1 棟に対して1 台とし、その他用途の建築物については規模や計画等に応じて3台を上限とすること。その場合、各倉庫の壁や屋根同士の固定は不可とし、隙間はふさがないこと。」

まあ 結構地域によって異なるので注意が必要だ。

「人生には、飲食店がいる。『人と』」サントリーCM

流石サントリーだなと思うCM。

まあ宣伝が上手なのは企業としての伝統ですかね。

とは言っても私が飲むビールはエビスかアサヒ

ウィスキーだと国産はニッカ

今は、もっぱらアサヒスーパードライのノンアルコール。

音楽がブルーハーツの「情熱の薔薇」というのもグッド