「エメラルドネックレス」

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この間、浅草雷門前から台東区のコミュニティーバス「東西めぐりん」に乗って、台東区役所・東京文化会館・東京国立博物館・寛永寺・谷中霊園・千駄木まで行き、そこで文京区のコミュニティーパス「B-ぐる」に乗り継いで文京シビックセンター(文京区役所)まで行ってきた。

そこから都バスと都電で帰宅した。

車窓から街の風景を楽しむことができた。車でも走った事のない道をコミュニティーバスは走り、新しい発見もあり ちょっとした小旅行気分だった。

この日は、風がとても強い日で途中下車はしなかったが、穏やかな季節がきたら一日券(300円)で、途中下車をしながら施設巡りをして楽しんでみようと思っている。

両方とも乗車賃が100円で、いろいろな文化財・史跡・施設を結んでいる。

まるで「ネックレス」のようになっていると感じた。

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都市の「ネックレス」で思い出したのが「エメラルドネックレス」

何十年も前の、確か学生時代に都市計画の授業か、それとも都市計画の本を読んで、どこかにしまわれていた記憶が蘇った。

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 【めぐりん の路線図】

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【B-ぐる の路線図】

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都市計画家 フレデリック・ロー・オルムスレッドがアメリカ・ボストンの公園やパークウェイを結んだ公園システムのことが「エメラルドネックレス」と呼ばれている。

現在のボストンは、いたるところで このネックレスが寸断され 当時の輝きは無いそうだ。

都市の中の点と点を結ぶコミュニティーバスに「ネックレス」の役割を持たしたら、地域の生活にも観光にも寄与する。

実際 台東区のコミュニティーバス「めぐりん」が観光に果たす役割は多いように感じる。文京区のコミュニティーバス「B-ぐる」は生活密着型という印象を持った。

残念ながら 豊島区には コミュニティーバスがない。

施設づくりや道路整備だけでなく、コミュティーバスを是非 運行してもらいたいと思う。