
先週末、久しぶりに建築会館に行った

建築基準法制定準備会の年次総会にリアル参加した

建築会館は建築学会が所有する建物で1982年(昭和57年)竣工。構造はRC造地上7階建地下1階。設計は秋元和雄設計事務所。築42年。外観上の状態は良かった。


建築法務/ 建築ストック再生・活用 /長寿命化/ 環境建築 / 建築設計監理 / ㈱寺田建築事務所・一級建築士事務所
先週末、久しぶりに建築会館に行った
建築基準法制定準備会の年次総会にリアル参加した
建築会館は建築学会が所有する建物で1982年(昭和57年)竣工。構造はRC造地上7階建地下1階。設計は秋元和雄設計事務所。築42年。外観上の状態は良かった。
ある人に「既存建築物の再生と活用」に関わっている設計者の違いについて聞かれた。
A「リファイン建築(青木茂)とかあるけど、どう違うの?」
Q「一般的な意匠設計者を内科医に例えるとリファイン建築は外科医かな」
A「御社は、外科医ではないの?」
Q「前職が指定確認検査機関勤務だったこともあり、横目でリファイン建築を眺めていて、あそこまで切った貼ったしなくても良いケースもあるのではないかなと思っていた。初めの頃は総合診療医的だったけど、最近は整形外科医かな」
A「じや、デザイナーって言われる人は?」
Q「デパートの化粧品売り場のおねーさん」
A「わかりやすいたとえ」
Q「一般的な内科医は多いけど整形外科医や外科医は少ないのが、現在の設計業界かな」
先週、携帯電話の機種変更をした。
長年、ソニーのXperiaを使ってきたのだが、一回りサイズの大きい携帯にしたくてGalaxyS24Ultra サムソンに切り替えた。
日本製とはいっても、どこで作っているかわからず、サムソンだって同じようなものだろうから、あえて言えば地球製の携帯電話。
法人契約なので携帯電話3本とiPad1台 計4台の機種変更を一度にした。予約して行ったのに受付から4時間30分かかり、とても疲れた。
受付、手続き・支払、初期設定、データ移行等が分業制で、1回1回、初期料金等の支払処理を済ませないと次の機種変更に進めない。いつもながら書類と説明が多すぎる。
日本の労働生産性の低さが指摘されるけど、実像を見た感じがする。
新しい携帯電話には、まだ不慣れだけどカメラ機能が魅力的。望遠の100倍がある。すごいぞ。
下記の記事は、かれこれ10年ほど前に書いたものだ。自分でも時々書いたことを忘れる。
現在進行形のプロジェクトでテナントからELVピット下を店舗として使いたいという希望があった。
では、ちょつくら確認審査機関に相談してみるかと思ったが、ちょっと知恵を巡らす。
「駄目だと言う法規定はない。ようは構造安全性が担保されれば良いということだ」ということで相談。OKもらう。構造担当者と打合わせしよう。
【2013年1月17日記載】
エレベーターのピット下を居室、物置などとして使用することは原則として禁じられている。
やむを得ず使用する場合には、特定行政庁に事前相談し承認が必要。
また、つり合いおもりに非常止め装置を設けなければならないので昇降路および機械室を広げ、かつ、ピットスラブを2重スラブとする必要がある。
この二点は最低条件。
以下、「昇降機技術基準の解説」に措置方法が記されている。
「昇降機技術基準の解説 2009年版」付 昇降機耐震設計・施工指針
税込価格8,000円 送料500円
体裁:A4判 約450頁,A4判 約200頁
監修:国土交通省住宅局建築指導課
編集:財団法人 日本建築設備・昇降機センター/社団法人 日本エレベータ協会
東京駅八重洲口界隈をぷらぷら
写真は、東京ミッドタウン八重洲の南面
外壁面の装飾を眺めていた
この辺は東側
西面・テラスの緑化
Q「仕事が忙しいと言いながら、いつもぷらぷらしてますね」
A「自分でも どこまでが仕事でどこからが遊びなのかわからないんですよ」
Q「公私の別はないの」
A「ないかなぁ~。もともと読書したり、映画みたり、家族と過ごす時間を作るため自営業者の道を選択したから。自由な時間が欲しかったからね」
Q「いいね」
A「もう残り少なくなってきたからね。時間が」
暑い夏がやってくる
街路樹は切られ、何十年も経った樹木が簡単に伐採される
SDGsもくそもあったものではない
都市に木陰が少なくなった。
写真は、さいたま新都心のコクーン2の前の「日除け」
シェード、オーニング・・・
帆布を巻き上げる方式
最近は庭や植栽に興味がある。
土とタイルの間に境界石みたいなものを最近は作らないようだ
2024年5月17日に初版が出版された「既存建築物の法適合調査ガイドー円滑な改修のためのAtoZ」が一般財団法人・日本建築センターが届いたので早速一読。
日本建築センターだけあって流石に全体的であり項目も過不足なく網羅されている。
図書の全体構成が、建築基準法の概要・既存建築物に関する法令の整理・建築基準法の変遷・既存建築物に関する調査方法・増築等又用途の変更の改修計画と展開される。
既存建築物の法的調査に関する文献は随分と充実して来た。それだけ既存建築物の再生と活用業務が増加してきているのだろう。
「既存建築物の再生と活用分野」のひとつの課題は、既存建築物の改修に法(建築基準法だけでない)の適用関係を理解し、適法な改修をする為の実務に精通している設計者が少ないことだ。
人間の医療で言えば「診察・検査・診断」=既存建築物の調査・検査・診断と「治療」(手術等)=改修方法・補修方法は一体不可分なのだが、それらに精通した設計者・技術者は多くない。
一級建築士事務所なら、これらのことに精通しているだろうと思われるが、ところがどっこいで、一級建築士といえども昨今では、医療で例えるとメスも使えない、傷の縫合もしたことがない出来ない。つまり実務が出来ない設計者も多い。図面はドラフトマン。設備や構造は別の人。現場に行った事もないから、当然配筋検査もしたくない出来ない。そうした分業化や極端なアウトソーシングの弊害も大きい。
設計者は、医療の分野で言えば「臨床医」であり、「森を見る」ドクター・ゼネラルでなければならないのだ。
私が考える、もうひとつの課題は、建築病理学が確立していない日本では、既存建築物の補修方法が、建築基準法の構造規定に適合しているとは一概に言えない。判断に苦慮するということだ。これについては現在悪戦苦闘中でもあり、別の機会に記したい。
とにかく、この本「既存建築物の法適合調査ガイドー円滑な改修のためのAtoZ」は、「既存建築物の再生と活用」を担いたい者にとって必読本である。
是非、購入をお薦めする。
(^^♪
港区長当選 ! 万歳!
任期満了に伴う港区長選挙が5月26日告示、6月2日投開票の日程で実施されている。今回の港区長選挙には、前港区議会議員の清家愛さん(49)が立候補している。
清家あいさんとは、以前面識があり2021年に青山の急傾斜地の問題で港区との仲立ちをしてもらい問題の解決に導いてもらった。その時の印象で優秀な人だな、これからはこういう人が地方自治のリーダーに相応しいと思った。人によると「優秀」とは「やさしさにひいでた人」の事らしい。
下記はその時の交渉経過
2021年東京青山の住宅街。華やかな幹線道路沿いから入ると、古くからの住宅が立ち並ぶ閑静な街だが意外と崖地も多い。本件は東京都の土砂災害特別警戒計画区域に指定されている急傾斜地で、崖地の上の住宅がそれまでの樹木を伐採し、敷地一杯にデッキを作る工事を始めた。
法面の安全対策に不安を感じた崖下の住民から相談を受け、無所属の港区議会議員「清家あい」さんの紹介で建築指導課長に面談し、実情を話し要請文を渡すことに同席。正式文書に対して後日文書が返書され「違法ではないが、安全対策を講じるように指導する」旨の回答。後日、崖上の建築主と建築業者から安全対策の補強工事等を行うとの説明があり、その後一定程度是正された。
若い主婦が関係各所を回って「専門家を連れて一緒に来なさい」と言われ続け半年後に、私に相談があった。たったひとりでも声をあげる事の大切さ・勇気を若い人からもらった。リアルな世界では、建築基準法の手の届かない世界はまだ多い。
神宮外苑再開発で撤去される18本のイチョウ並木は港区のもので、現職の武井区長は港区の18本のイチョウがなくなることを許容しており、イチョウ並木の伐採すら認めていた人物です。6月2日の選挙ではイチョウ並木を守る「清家あい」さんに投票を!
昨日は名古屋出張
名古屋駅に車で迎えに来てもらい、愛知県下の某市に
1件目案件の打合せと下見を終えた後、再び名古屋市内に
東別院の道路沿いにある「甘未処 柴ふく」に寄る
室内はレトロ感満載
いつも行列ができているそうだが、すんなり入れた
連れてきてくれた人も始めて入ったそうだ
で頼んだのは、
黒柴金時ミルク+白玉(黒蜜・きなこ・小豆・ミルク)
旨し
血糖値爆上り
それから夕方の打合せ箇所に向かった
朝6時半に自宅を出て、帰宅は夜11時
日帰り出張は疲れる。
江戸日本橋浮世小路にあった料亭「百川(ももかわ)」は江戸時代中期に始まり幕末にかけて繁盛した料亭だが、明治の初めに忽然(こつぜん)と消え去った。その史料を掘り起こし謎に包まれた名店の全容を小泉武夫さんが浮き彫りにしている。
「百川」は、江戸中期の明和・安永頃(1764~1781年)に創業し、文化・文政(1804~1830年)頃に最盛期を誇ったようだ。
逢引きの場としての茶屋、卓袱料理屋から始まり当代屈指の一流料亭に変貌している。この本によると幕末の安政6年(1859年)の「即席会席御料理番付」には、山谷「八百善」、山下「がん鍋」、両国「亀清」、両国「万八」、深川「平清」、檜物町「嶋村」といった江戸料理屋とともに浮世小路「百川」の名前があげられているとのこと。
江戸の町民文化が根付いていくうえで、人々がとても大切にしていたもののひとつが「社交」だったという。それは江戸という街が、様々な地域の出身者の寄せ集めで成り立っていたからかも知れない。
商売の新規開業や家督相続、跡取りの元服、養子取り、火消しや鳶の頭の就任披露といった様々な機会に、関係者や親戚を招いて饗応し、引出物を配った。それらの舞台が一流料亭であり、料理茶屋であったと記されている。
興味深い記述が盛沢山の本で、江戸時代の一流料亭では、まず風呂に入ってもらい、次に酒席になるのが習わし。料理は「旬」と「産地」に強くこだわる。茸・ジビエ・川魚など多様な食材を活用していた事。またこの頃既に食用花も料理に彩を添えていた。
日本文化の凝縮した空間が日本料理店にはあり、建築・料理・器・庭・掛け軸による総合的な空間構成である。敷居が高いようにも感ずるだろうが、高級なフランス・イタリアン・洋食店と、さほど料金は変わらない。
日本文化の探求と継承のために「日本料理店」に行きましょう。
芽吹稲荷(めぶきいなり)とも称されるらしいが、結構参拝者が多い
パワースポットと知られており、宝くじ当選を祈願する人が多いのだとか。
「創祀された時は明らかではありませんが、古くからの言い伝えによると貞観年間(清和天皇・859~876年)には既に鎮座していたと云われている。 鎮座地の日本橋室町二丁目付近は、往古は武蔵国豊島郡福徳村(あるいは豊島郡野口村福徳)と伝えられ、農漁家の点在する片田舎だったそうです。 古くは稲荷の祠と呼ばれていましたが、後にその村名をとって「福徳稲荷」と呼ばれました」というような由緒が書かれている。
関東大震災や、戦後の再開発などに伴う4度の遷座を経て、2014年(平成26年)に現社殿に至った。
薬祖神社
福徳の森
周辺の人々の憩いの場にもなっているようだ
右側の建物は、コレド室町1
日本橋室町三丁目にある福徳(ふくとく)神社に寄ってみた
日本橋大通りから東に入る小路の奥にある
上の提灯に「浮世小路」とあるが、これは「うきよしょうじ」と読むとのこと
江戸時代、日本橋大通りの室町三丁目から東に入る奥行20間ほどの小路であり、突き当たりは伊勢町堀からの堀留だった。江戸中期以降には福留神社社務所周辺(現在)に有名な料理屋「百川楼」があった。
浮世小路を加賀言葉で「うきよしょうじ」とも読むのは、古くは加賀藩出身者が住んでいたことに由来しているとのこと。
「百川楼」は明治のはじめ頃まで営業を続けていた江戸屈指の料理屋で、落語「百川」の舞台にもなっていて幻の料理屋とも書かれている。また安政元年(1854)ペリー来日の際には、百川楼の料理人が横浜まで出向き、一人前3両、総額1500両の料理で使節団をもてなしたとある。財政難に陥っていた幕末の江戸幕府から、果たして料金は回収できたのでしようか。
社務所の敷地の隅に、「百川楼」の事が記載されている銘板があった。
2023年島根県立岩見美術館での展覧会に向けて準備され、書籍となった本だと知った。
内藤廣さんの これまでの作品が整理されて、実現した建物。コンペ等の応募作品で実現しなかった建物。現在計画中の建物。約80プロジェクトが掲載されている。
情熱的でロマンティストな赤鬼に対して、冷静なリアリストの青鬼。
この自問自答のような、内藤廣さんの脳内を見ているかのような文章が楽しい。
手書き時代の青焼き図面、CADの断面詳細図、近年竣工物件に納品している寄贈図(断面詳細図にポイントとなる特徴的なディティールをレイアウトした図面)が模型写真等とともに収録されている。
CADの断面詳細図等は、老眼鏡にルーペを併用しないと活字を判読できない文字の大きさで読むのに苦労したが、やっぱり図面が美しい事務所の作品は、愛と情熱がたっぷりと注入されている。
今まで見た内藤廣さんの作品も幾つかあるので、時々見直し、思いだしながら、大いに学ばさせてもらっている。
店内
カウンターの甲板はテラゾー
コースター
真昼間からお酒
どぶろくの概念を一新するどぶろく
梅ジュースソーダ割
どぶろく専門店がビジネスとして成り立つのか
リピート率は、どのくらいあるのだろうか
結局は、テナント賃料にもよるのかな
KITOKI/飲食店+事務所
この建物は新築との事
1階の平和どぶろく兜町醸造所に入ってみた
淺沼組名古屋支店・ANビルを思い出した
1階から地階への新設階段・吹抜け部分
とっても雑なディティール
鉄筋を切断した後の処理はどうしているのか、開口補強筋は?
と気になって仕方ない
今風のデザイン思潮なのかもしれないが
建物が痛々しく感じ、愛を感じない。
1階のベーカリーbank
空調と換気の状態が良くないように感じた
ピストロ「yen」で昼食
ベーカリーbankに併設されている
客を映さないようにしていたら天井ばっかりの写真
ミニクロワッサン/べったら漬け
一人一個
パンとグリーピースのスープ
サーモン/蕎麦米/柑橘
オリヴィアポーク/とまと /アンチョビ
アーモンド/パイナップル/ココナッツ
「パンを美味しく食べるビストロ」をテーマにしているそうだ
爺婆だと 自発的には決して食べに入らないだろう飲食店
量は少ないが味は良かった
日本橋兜町再活性化プロジェクトを視察して来た。
兜町第7平和ビルは、ベーカリー、ビストロ、ライフスタイルショップ&カフェバー、フラワーショップが1F及びB1Fに展開される複合施設。建物は旧銀行店舗との事だ。
外壁面をセツトバックしてパブリックな空間を設けている
思っていたより狭かったが、人々に利用されていた
推定樹齢1000年というオリーブの樹
平和の象徴と言われているが、なんとも窮屈に感じた
既存の階段の切断面を表現しているが、鉄筋を切断した後の処理方法は?
切断面から鉄筋が錆びて鉄筋コンクリートの中性化が進むんだけど
テラス壁面の木材は、型枠材を再利用
エリア内の素材の循環の象徴らしいが、
私は こういう汚いのは好きではない
まあ、世代の差かも知れないが
この鉄骨のブレースは何だろう
耐震補強というより耐力壁を撤去したので補強として入れたのか?
構造材をデザインする力はなさそうだ
2-1 調査の流れ
本ガイドラインに基づく法適合状況調査の流れは、原則として依頼者が調査者に調査依頼の際に提出する依頼書や図書に基づき、調査者が法適合状況について図上調査をした後に、当該図書と現地の照合をすることで法適合状況を調査するものである。
以下に法適合状況調査の流れをフロー図として整理したので参考にされたい。
【調査の流れ】
工事完了検査済み証の無い建物の多くが、確認済証を取得した図面とは異なる箇所がある場合や、何かしら違反箇所がある場合がある。
あるいは無届出で用途変更や増築、変更が行われている事もあると思っていた方が良い。変更箇所や違反箇所が何処なのかを事前に見極めることが必要となる。
新たに増築等の確認申請を提出する場合、違反箇所を直して法適合させてから建築確認申請を提出するのが原則だが、増築等の工事の際に一緒に違反是正工事をすることで了解を得られる場合もあり、特定行政庁等と綿密な打ち合わせが必要となる。
下図は、ビューローベリタスジャパン(株)のガイドライン調査の説明図。
ガイドライン調査も「コンプラインアンスの為だけの調査」と「増築等の建築確認申請の為の調査」と目的は分かれる。その目的によつて違反箇所の是正時期に関する時期は変わる。
https://kansa.bvjc.com/service/bsacs
【事前に準備することが望まれる調査】
1)調査項目の確定
2)調査に必要な資料の準備
3)調査の実施
1)調査項目の確定について
「事前に準備することが望まれる調査」として、調査依頼者・代理者(設計者等)は既存建物の調査項目について確認申請図書に記載された仕様通りに施工されているかについて、調査を実施して確認する必要がある。
しかし「検査済証のない建築物に係る指定確認検査機関を活用した建築基準法適合状況調査のためのガイドライン」(以下「ガイドライン」という。)の中で例えば構造調査の具体的な調査内容は記載されていない。
検査済証のない違反建築物に対して是正的な建築行為を行なう場合、是正工事に関する事項は、特定行政庁等の判断に基づき作業を行なう必要がある。とりわけ構造調査については、事前に特定行政庁等の判断を仰ぎ、具体的な調査方法や調査対象となる構造部位を確定させた後、調査を行なう必要がある。
調査項目については、特定行政庁ごとに調査方法や調査内容は異なり、特定行政庁ごとに調査内容について判断を仰ぐ必要がある。
しかし、特定行政庁に相談してもすぐに調査項目等が決まるとは限らない。
以上は建前で、実際には特定行政庁によっては、調査依頼者の相談に対し「指定確認検査機関の判断に任せます」との対応がなされる場合も多いし、ガイドライン調査機関独自の判断による場合も多いようだ。
5月13日 葵祭の準備が進む上賀茂神社に今年もお参りすることができた。
朝、京都駅から真っ直ぐ上賀茂神社へ
小雨模様だった
洛北の上賀茂神社までくると、随分と空気が清浄なことがわかる
毎年来ているのに、何かしら発見がある
加茂祭(葵祭)に寄せれたお酒
雨の中設営などの準備が進められていたが、この日の夕方には晴れ上がった
社務所に寄った
寺町通り反対側にある2号館・別館
背後は鳩居堂の倉庫・配送センターと社員寮
こちらは本館の外観
張弦梁
工房
天井材は杉小幅板
石塀
中庭で中国人グループが記念撮影していたので石塀部分のみ
トップライトを設けた切妻屋根を極細のトラスで補剛
16φぐらい
防犯建具のレール。スチールにリン酸処理
軒天は杉材
軒庇のリブ。スチール リン酸処理
防犯用の木製建具
寺町通りの京都鳩居堂本店を見てきた
ここも車に待つてもらっていたので駆け足で
石塀、腰壁は黄竜山石 ビシャン下見貼り
竜山石は兵庫県産の凝灰岩
外壁は、焼杉だが、
下地(基材)はALC版でCチャンの上に焼杉を貼っているようだ
設計は内藤廣建築設計事務所
「ワぁ、ゴッホになるッ!」
1924年、画家へ道に憧れを抱き裸一貫で青森から上京した棟方志功。
しかし、師もおらず、画材を買うお金もなく、帝展に出品するも落選し続ける日々。
そんな彼が辿り着いたのが木版画だった。全精力を打ち込む創作姿勢から生み出された「板画」は、やがて新しい芸術を生み出す。
棟方志功の生い立ちや妻チヤとのなれそめは知らなかった。
棟方志功の妻チャの視点から世界の「ムナカタ」を描いているが、棟方志功を支え続けるチヤにも引き込まれていく。
純粋すぎて眩しくなる夫婦。
妻や家族などの支えてくれる人。応援してくれる人。そういう人達がいて自分がある。やはり妻の力は偉大。
一気に読んでしまった。
なんとなく「ほんわか」気分。