VISON -2 ,マルシェ ヴイソン

橋を渡って右側に猿田彦珈琲。中央がスイーツ。左側にマルシェ

翌日の朝、HOTEL VISONから撮影

日本最大級の産直市場と言われている「マルシェ ヴィソン」

木造集成材の架構です

海女小屋 なかがわ

 この日、天気は晴れていたが風がとても冷たく、時折雪が吹っ掛けてくる一日で、視察も早々に切り上げてホテルに戻りました。屋外の商業施設だから、客入りも天候に左右されやすいだろうなと見ていました。

VISON -1

名古屋での打ち合わせを午前中で済まし、クライアントと三重県多気町の商業施設「VISON」の視察に行ってきた。

2021年7月にオープンした民間初認可のスマートIC直結施設でもあり、敷地面積119ha(東京ドーム24個分 )の広大な商業施設。

主要な商業施設は、個あるいはグループの木造建築。それらがテーマ別に分散的に配置されている。

HOTEL VISONから外部エスカレーターを乗り継ぎ下りていく途中での写真

ぎょうざの満州

 ぎょうざの満州は、埼玉県川越市にある主として埼玉、東京に店舗がある中華料理チェーンで、最近よく食べに行ったり、テイクアウトしている。

 数年前に一度食べたことがあり、あまり美味しくないという印象を持っていたが、最近食べてみて以前より格段に味が良くなっていた。それと油が強くなく、餃子はあっさりしていて爺婆でも毎日のように食べられるように思える。

 それで株式会社ぎょうざの満州のことを検索してみたら、なるほどなと思う企業戦略の宝庫だった。

「食品の製造及び販売・中華料理店の経営」と企業概要にあるのは普通なのだが、植物油を使い、麺も餃子の皮も国産小麦を使用している。さらに自家製農園も持っている。

 全店直営店舗 101店舗(2021年12月現在)、従業員数 2,050名<正社員320名>(2021年6月現在)とあるから餃子の王将や日高屋といった他の中華料理チェーンに比べて規模が大きいわけではない。

 全店直営店舗ということもあり社員教育が徹底しているように見える。実に店が清潔だ。他の中華料理チェーン店のように、油ギトギト。客が食べて帰ったあとの食器をいつまでもテーブルに置いておかない。

 社長が創業者の2代目で女性ということもあり、客の視点が貫かれているように思える。

「顧客に届けるべき価値が明確」な戦略ストーリーが展開されている。

 財務から言って3・3・3・営業利益1というのは、結構大変。

 最近は玄米チャーハン+餃子+小松菜と玉子炒めに、はまっている。

深夜のお仕事

 華金の深夜に東京を横断して既存建物のエレベーター入れ替えのための設計調査に立ち会いました。

 25時のテナントの閉店を待って調査開始。上の写真はエレベター。

 こちらはエスカレーター。保守点検を兼ねたメーカーの技術者と設計担当者による調査で、色々な個所を計測していました。エスカレーターも新規入れ替えなのですが、もしかしたらエスカレーターの構造体であるトラスは残して現行法の層間変計角はクリアーできるかも知れないということで、詳細な調査が進みます。

 今日はメーカーから設計3人、技術5人、立ち合い2人、警備員さんと深夜の店舗はにぎやかです。

 それにしても夜中は寒い。

「伝説の銀座マダム おそめ」石井妙子著

 かつて銀座に川端康成、白洲次郎、小津安二郎ら文化人、知識人、政財界人が集まる伝説のバーがあった。その名は「おそめ」。マダムは元祇園芸妓であり、京都と銀座に二つのバーを持っていた。

 ライバルとの葛藤など、さまざまな困難に巻き込まれながらも、己を強く通して生きた女性の半生を描いている。まるで暴走する車のような、止まることができない人だったように見える。

 その一方 夜の銀座の水商売の戦略ストーリーのイノベーション変遷を知ることができ興味深い。

 一人の女性の生涯を綿密な取材をもとに丹念に掘り起こした隠れた昭和史。

 この本の存在を知ったのは、競争戦略の研究者である楠木建さんの「戦略読書日記」。その中で紹介されていた22冊の本の一冊であり、戦略と経営の本質を探究する思考の基になった本ということで、興味を持って読んでみた。

 若い時から勤め先が新橋から八重洲周辺が多かったこともあり、銀座は、社会人になってからは東京でも一番馴染みのある地域である。

 もっとも銀座のクラブには若い時に接待のお供で一度行ったきりで、あれから半世紀行ったことはない。

 半世紀前上司に、座ったら一人5万円だと言われた記憶が残っている。

 その頃の私の給料のほぼ一月分。それでも社会勉強だからと若者を連れていく余裕が日本社会にはあった。

 

てら小屋チーム・第16回WEB打合せ

 毎月開催していたWEB打合せ。1月は諸事情により飛ばし2月になって開催。

 冒頭、現在進行形のプロジェクトの進捗状況の報告。進行形プロジェクトの共用部デザイン検討のための事例、カラースキームを担当者が報告し質問や意見の交換を行った。

 今回のメインは、「ジャンク不動産の商品化」と題して、今までの事例を紹介をした。

 違反建築箇所がとても多い物件の改修。是正工事を行って、全体的にリノベーションを行ったうえで検査済証を取得した。ちょっと内容が濃くて2時間もかかった。その後、チーム参加者からの個別相談を受けた。

 次回は3月。「生産施設の遵法性調査」について説明することにした。

labor、work、play

聞くところによると「仕事」に対応する英語の意味は三つあるそうだ。

「labor」は「労役」である。基本的には強制されて行う奴隷の仕事。嫌でもやらないと生命や安全が脅かされる。

「work」は、企業組織に属し、それぞれ決められた仕事をするような、現代的な仕事の形態なのかもしれない。

「play」は、プロの野球選手などのようにプレーして報酬をもらうう形態。彼ら、彼女たちの事を決してワーカーとは呼ばない。

 我々設計者の仕事は、果たしてlaborか、workか、果たしてplayか。それぞれの所属、立場によって異なるだろうが、私は一生プレーヤーでありたいと思うのだ。

「はたらく細胞 ばいきんvs白血球たちの大血戦!」原作:清水茜、作:牧村久実

 昨年、2024年12月に実写映画版が公開されていたので、映画を見に行こうと思っていたのだが、仕事とか一級建築士の更新講習とか予定を詰めすぎていた上に年末にはインフルエンザでダウンして見に行けなかった。

 それで原作の絵本をとりあえず第1巻だけ買って読んでみた。

 人間の身体のことは、まったく知らず、白血球、赤血球、血小板とか名前しか知らない。それぞれどんな役割があるのかさえも知らない医学音痴の自分。妻は医学、薬の事はめちゃくちゃ詳しいので、そちらの分野は依存しきっている。

 子供の頃に、こういう絵本を見ていれば、人生の選択は変わっていたかもしれない。

 

「ネット情報におぼれない学び方」梅澤貴典著

 岩波ジュニア新書だから、若い人たち向けの本なのだろうが、実にわかりやすい内容だった。

 「情報リテラシイー」とは、情報の信頼性を見抜く能力の事なのだが、現代のネットの中では、特にSNSではデマ、誹謗、中傷が横行、席巻していて気持ち悪くなる。

 自ら情報の信頼性を見抜く能力を身につけながら、自ら学ぶ力を伸ばす。そうすることで、それまでは存在すら知らなかった「人生の選択肢」を増やすことができる。

 この本には知的探求の「ワザ」が5個書かれている。

1、確かな情報を集める

2、幅広い知識体系を育てる

3、自分の探求テーマを見つけ

4、解決策を考えだし

5、言葉で伝える

「学びは終わりなき旅」