「ZEBのデザインメソッド」空気調和・衛生工学会編

ZEB(ゼブ) ネット・ゼロ・エネルギービル

「先進的な建築設計によるエネルギー負荷の抑制やパッシブ技術の採用による自然エネルギーの積極的な活用、高効率な設備システムの導入等により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギー化を実現した上で再生可能エネルギーを導入することにより、エネルギー自立度を極力高め、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロとすることを目指した建築物」

2019年に公益社団法人 空気調和・衛生工学会編で技法堂出版から出されたZEBの基本的な解説書。

以前は、大規模な建物、先進的なプロジェクトの話と思っていたら、中小規模の建物でもZEBが話題になってきた。そこで再学習のつもりで基本を確認。

御存知のようにZEBには4つの評価基準があるが、投資対効果を考えたら無理せず Nealy ZEBあたりを目標にした方が良いのかなと思ったりしている。

オフイスビルにせよ、全ての建築物に言えることだが、「雨風を凌ぐ」「単なる箱」から「性能とデザイン」の両立が求められる時代を迎えているのだと思う。