「神楽坂『和可菜』」ばんせい総合研究所

 東京神楽坂・石畳の路地、兵庫横丁にあった旅館「和可菜」は、10年前ほどに廃業したと聞いていたが、このほど再生工事が終わっていたというのを、この本で知った。

 旅館「和可菜」は、昭和から平成にかけて多くの作家がカンヅメになる「本書き旅館」として有名で、山田洋次監督は年の1/3ぐらい、この旅館で寅さんの「男はつらいよ」シリーズを書いておられたそうだ。

 2015年に閉館し、その後7年間かけて再生の道程を歩んだそうだ。詳しくは隈事務所の下記のサイトをご覧いただきたい。

https://kkaa.co.jp/project/kagurazaka-wakana-renovation

この本は、一種の写真集で、再生に対しては出来るだけ当時の姿を維持するように努められている。外壁、塀、門扉など傷んだ部分も新しく更新されている。

 技術的なことは あまり書かれていないが、工事を担当した石間工務店の功績大だなと思う。

 誰が関わったかによれ、古い建物が保存再生されるのは喜ばしい。