藤本タツキ 初期短編集4冊

 あの「チェンソーマン」の藤本タツキの初期短編集4冊(漫画)を読んだ。ルックバックを2026年に是枝監督が実写化するという事を見聞きして、原作のルックバックを読んでみたいと思ったのがきっかけ。

 漫画を見るのは、いつもベッドで横になって。ディスクの脇にベッドを置いてから、疲れたらすぐ横になる。それから腰痛に悩まされることはなくなった。時々そのまま寝てしまうのが難点だが、そうした休憩の時間に見るのは、決まって漫画が多い。

 藤本タツキ氏は、まだ30代前半と若い作家だ。私の感想では正直、絵がそれほど上手いとも思えないし、ストーリーも意外と平凡だけど、着眼点に光るものがあると思う。

 結構、刺激的でパワーがある。爺さんは若い人のパワーを吸収したい。吸血鬼もいいけど若い人のエネルギーを吸収してトランフォームするというのもありかも。

 それと 時々背景に描かれる秋田の風景が美しい。実写版の映画が楽しみ。

 ルックバックは「回想」とか「振り返る」とかの意味だが、男も女も後ろ姿に表情が現れる。年齢に関係ないのかもしれない。

 尚 私は「チェンソーマン」は まだ見ていない。

この初期短編集の17歳から26歳の作品8編もアニメ化されたとのこと