「実務者のための工事監理ガイドラインの手引き・戸建木造住宅編」

改訂版から分冊された「戸建木造住宅編」

 最近は戸建木造住宅の仕事は少ないのだが、「非木造建築物編」と一緒に「戸建木造住宅編」も購入したので目を通した。

 両編ともに掲載されている「2、工事監理と監理業務の法的責任等について」という弁護士の大森文彦さんの書かれいる章を読むと身が引き締まる。

 「工事監理者が法的責任を認識することの重要性」「工事監理者の不法行為ルールについて」「準委任責任契約の場合の設計者の注意義務」「設計受託者の不法行為責任」について再学習することができた。

 基礎の配筋やコンクリートの品質、木造だとアンカーボルトや金物類の確認は、とりわけ重要だ。

 いずれにしても「非木造建築物編」と「戸建木造住宅編」は工事監理者必携書。