
第166回直木賞、第12回山田風太郎賞を受賞した米澤穂信(ほのぶ)氏の「黒牢城」。
歴史・ミステリー・軍事・思想を融合させた、ミステリーを超えたミステリーと言える作品。村重と官兵衛の二人の推理戦の展開は見事。
荒木摂津守村重が織田信長に反旗を翻した理由も、立て籠もった有岡城を出て一人尼崎城に移動した理由さえ、歴史上の謎なのに、その訳(わけ)にも踏み込んでいる。
読者を戦術、戦略、政治、哲学と深淵なる世界に導いてくれる。
2026年に公開される映画「黒牢城」どんな脚本で、どんな映画に仕上がってくるのか、いまから楽しみ。