「イラストで読む 湯けむり建築五十三次」宮沢洋著

しばらく温泉に行ってないなぁ~。出張であちこち出かけるけどホテルのユニットバスだし、湯治に行きたいなと思いながら、この本「イラストで読む 湯けむり建築五十三次」を見ていた。

相変わらず宮沢洋さんのイラストは楽しい。名だたる建築家の手掛けた浴場がいつのまにか、沢山全国にあるんだとという事を知った。

軽井沢の「星野温泉トンボの湯」は泉質も良かったし、何より露天風呂が印象的だった。石組はイサム・ノグチの石の彫刻制作を20年以上支えた石彫家の和泉正敏氏によるものだし、浴槽と池の際が心地よい。あの水深の浅い浴槽に身をゆだねていると最高にリラックスできる。

別府温泉杉乃井ホテル棚湯も入ったことがある。棚田をイメージした絶景露天風呂は、山梨のほっらかしの湯に原型があるとおもうが、杉乃井ホテルは、別府を代表する大型ホテルで、団体観光客が多い。私が入った棚湯は、混雑したプールのような状態で、とてもこの本の写真やイラストにあるような雰囲気ではなかった。

前から行ってみたかった大分県竹田市の温泉療養文化館御前湯(象設計集団)、ラムネ温泉館(藤森照信)、クアパーク長湯(板茂)は、一層行きたくなった。

2025年は、西の方角が良いので九州に行きたいな。