杉並区役所一階カフェにてお昼ごはん。
カレー…無いので、見た目似ているハヤシライスにしました。
五百円也。
福祉のお店で働く人の「いらっしゃいませ~」
「ありがとございましたぁ~」の声が元気でいい感じ。
ご飯は五穀米、ルーもなかなか美味しい。
家庭の味です。
建築法務/ 建築ストック再生・活用 /長寿命化/ 環境建築 / 建築設計監理 / ㈱寺田建築事務所・一級建築士事務所
名古屋から足をのばし鳥羽の「海の博物館」に行った。 名古屋から二時間あまり、鳥羽駅からはバスの便が悪くタクシーを使わざるを得ず予期せぬ出費。
着いたのは午後3時を回っていて、閉館の4時30分まで 駆け足気味で見てまわった。
「海の博物館」が竣工したのが1992年だから、20年経って ようやく逢いに来れたという想いがした。
名古屋とか三重県には、これまでも何度か訪れている。
それでも中々、訪れる機会がなかった。 一度は見ておきたいと思っていた建物のひとつなので逢えてよかった。
右側のカフェテリアは、2003年に増築された。
志摩半島の風雨に耐え20年。 「海の博物館」は、ひとつも陳腐化しないで そこにあつた。
野面石の外溝が とても似合っている。
2014年1月10日に国交省が発表した『今後の建築基準制度のあり方について「木造建築関連基準等の合理化及び効率的かつ実効性ある建築確認制度などの構築に向けて」(第二次報告)(案)』を読んだ。
「Ⅰ.木造建築関連基準のあり方」は、耐火建築物以外の木造建築物3000m2以上が可能とする。3階建て学校で準耐火建築物が可能になるような規制見直しについて記載されている。
以下 簡単な個人的コメントを記載してみた。
「Ⅱ. 効率的かつ実効性ある確認検査制度等のあり方」の「2.効率的かつ実効性ある確認検査制度等のために早急に講ずべき施策」では、
1,構造計算適合性判定の手続きの見直し
より早い段階で構造計算の審査ができるような見直し。構造計算適合性判定に いては審査請求又は異議申し立てを行う仕組みを導入→賛成
2, 構造計算適合性判定の対象の見直し
許容応力度計算(ルート2)について十分な審査能力を有すると判定された建築主事等が審査を行う場合については構造計算適合性判定の対象外とする。→どういう基準で十分な審査能力を有すると判定されるのだろうか。指定確認検査機関については、その会社によって構造適判が必要なところと不必要なところが生じるということだろうか。
3, 構造計算適合性判定の質の確保
構造計算適合性判定員の継続的確保→賛成
的確な監督体制を整備し、質の確保を図る→賛成。申請者からの評価を反映して欲しい。
4,計画変更の合理化
建築基準法施行規則第3条の2の規定見直し→賛成。項目ではなく基本的な考え方を示すだけでも良いのではないか。
5,型式適合認定の合理化
→よくわからない
6,仮使用承認制度の合理化
今まで行政が取り扱ってきた仮使用審査を指定確認検査機関に開放する→検査は行政が担うのか。検査を指定確認検査で担うなら反対。指定確認検査機関の検査は、おざなりになりがちであるから。
7,定期調査・検査報告制度の見直し
対象建築物の見直し、防火設備検査の専門性、検査結果の数値記載→賛成。定期調査・検査に検査結果の数値記載の充実とあるが、現状の目視重点型建築確認完了検査のままでよいのか。完了検査も検査方法の見直しが必要ではないか。
8,昇降機等の維持保全の徹底
→賛成
東京に住んでいる自分にとって大阪を象徴するのは「グリコネオン」だ。
大阪というと大阪城でも通天閣でもなく、この道頓堀のグリコネオンを思い出す。
このグリコネオンは、1935年に最初のネオンが飾られてから五代目になるそうだ。
■ネオンサイン 概要
大きさ : 高さ20.00m、横幅10.85m
ネオン管 : 総数約4,460本、のべ 5,100m。全7色。
デザイン : 大阪の街を走るランナーの姿。
背景には大阪の街を代表する4つの建物(左から大阪城、海遊館、大阪ドーム、通天閣)が描かれて、ランナーが大阪の街を走る姿を表現しています。
高さ20m×横幅11mだと 街の中で このぐらいの訴求力があるんだ。
道頓堀も随分綺麗になった。あっ水質は別ですが・・・
戎橋筋・・・平日の夕方なのに なんでこんなに若い人が多いのだろうか
「見ようとしなければ見えない」まちなかの歴史的痕跡を丹念に拾い上げた労作。
本に「まちで目にするカタチを読み解く」「江戸・大正・昭和。時代のデザインがわかる」と書かれているが、建築だけでなく、洞窟、湧水、坂道、暗渠、水路、路面電車、ガード下、屋台、サイン等、東京に暮らしていると日常的に目にしているだろう身近な存在を深く読み解こうと思ってしまう。
この本をしるべにして街に出てみよう。
■目次
・1章 地形を読み解く
坂の名前は江戸っ子のイメージ/縦横無尽に堀が走る江戸のまち
隠された水の路の痕跡を探せ/パワースポットに湧水あり
神社の社殿はどこを向く/江戸にも存在した碁盤の目ほか
・2章 まちなみを探る
駅ナカから始まるまち歩き/路地はみんなで使う庭
井戸は台地の端を探せ/縁日の屋台配置に秘訣あり
ガード下の建物に屋根は不要?/銭湯のデザインは寺社風/今も残る駄菓子屋の立地条件
ほか
・3章 建築探訪のススメ
木の建物を石に変える擬洋風建築/火に強い店蔵造り・塗屋造り
ファサードがキャンバス 看板建築/進化した長屋の変遷を知る
きれいな板塀には裏がある?/桃太郎の鬼が嫌う仕掛けほか
・4章 細部のこだわり
屋根は切って進む船/半永久的な長持ち建材 板壁と土壁
玄関で家の格式を見極める/戸袋で一目瞭然 大君お技術
大空間はアーチが可能にした/ほか
・5章 まちに出よう
事前調査でまち歩きのイメトレを/身体1つで何でも測る
・コラム
橋詰の「三種の神器」とは?/橋がなくても残る親柱
ポンプの印も探せ/屋台で使える隠語
素材で異なる塀の表情/場所ごとに名を変える店ののれん
ほか
・トピックス
まち歩きに必携の地図「江戸切絵図」
橋にも押し寄せた西洋化の波
アール・デコを見つけよう
新年 あけましておめでとうございます。
旧年は、通院・入院・手術・自宅療養と
約半年間に渡って事実上仕事を休んでしまいました。
夏からは、その反動でしょうか全国各地への出張が続き、
業務を通じて各地の建築条例や取扱に触れ見聞を広めることができました。
出張のついでに立ち寄る社寺仏閣を初めとした建築物には、
相変わらず多くの刺激を与えてもらいました。
教科書でしか知らなかった建築の数々
昨年は、京都の「岩清水八幡宮」、「上賀茂神社」、「貴船神社」
等が印象に残った建築でした。
今年も全国への出張が続きますが、
御朱印帳をバックに入れ
業務の傍ら社寺仏閣めぐりをしたいと思っています。
尚、私どもの業務は
以上の三本に集約されてきました。
この分野で、一層の研鑽に努める一年にしたいと思います。
本年も宜しく御願いします。
この本は近世における寺社建築行政と建築、さらにそれを取り巻く社会構造、すなわち人々の思惑と規制の解釈について考察している。
第一部では、河内国の古橋大工組関係史料、および摂津国の福井大工組史料などを用いて、畿内、主に摂津・河内国における規制行政と、「規制運用の実態にみる規制解釈の幅」について、遺構や社会的背景をふまえつつ述べている。
第二部では、摂河とは対照的な行政的枠組みである藩領における建築規制の一例として、萩藩の寺社建築物に対する規制について考察している。
中々の労作で、しばらくぶりに学術書を読んだなぁというというか、読み終えるのに時間がかかった。
近世においても、現在ほど厳密でなく、法規に対する理念も異なるものの、建築を建てる上で必要な書類と行政手続きがあつた。
それらは「普請申請」(現在の建築確認申請)であり、「作事検分」あるいは単に「検分」(現在の竣工検査・工事完了検査)である事は知られていた。
これらに関わる建築行政に、どのような組織がかかわり、どのような書類手続きが必要であつたかについて本書では踏み込んで研究されており興味深い。
総合的な視野に基づき都市に対する権力者側、建築を必要とする人々(施主)、規制を意識しつつ建築する大工、かれらの建築に対するそれぞれ思惑や考えについても迫っている。
建築史家であり、建築評論家でもあった伊藤ていじ氏(本名:伊藤鄭爾 1922-2010)が、建築画報に寄せた連載「ていじ手帳」全24回(2005-2009)をまとめた一冊。
伊藤鄭爾は、私の恩師。
学生時代に、先生と長く語らった事は少ないが、今思えば あのころの瞬間瞬間の言葉が示唆にとんでいたと思う。
この本は、先生の晩年の思考が、重厚かつ難解な示唆に富む文章で書き綴られている。
磯崎新氏、二川幸夫氏による特別寄稿に加え、1970年代に伊藤研究室によって行われた倉敷美観地区の調査図面「倉敷川畔伝建」も掲載されている。
扉ぺーじには、中山繁信氏からの寄稿も掲載。
確か先生は、黒革の手帳を愛用していたなぁ・・・あの手帳は遠目でしか見なかったが、予定だけでなく原稿を書くときのヒントとかも書かれていたのだろうか。
表紙の「ていじ手帳」の文字は篠田桃紅さん、帯の建物の立面図は高山の吉島休兵衛忠男さんで格調高い本に仕上がっている。