5/14 指定確認検査機関の日本ERI㈱が、同じく指定確認検査機関の㈱東京建築検査機構(TBTC)の株式を取得し子会社にすると発表した。
http://www.j-eri.co.jp/news/data/new285.pdf
ERIは、国土交通大臣指定でTBTCは関東地方整備局指定の指定確認検査機関。
取得金額は3000万円、ERIの議決権所有割合は76.9%と発表されている。
ということは、資本金1億8千万円で設立した会社が、現在では3900万円としか評価されなかった・・・。
TBTCは、平成13年5月に清水建設が、建築確認業務に参入するため設立した会社で、当時ゼネコンが建築確認代行業務に参入する初のケースとして注目を浴びた。
TBTCの資本金1億8000万円のうち、清水建設が43.3%、オリックス・キャピタルが19.4%、残りをその他10社が其々出資していた。
建築着工件数の減少・停滞で指定確認検査機関の経営状態が芳しくないところが増えていると聞く。
TBTCも数年前から業績が悪化し人員整理・縮小していた。発表されていた決算書でも赤字が続いていたが、ついにERIに身売りした? それとも買ってもらった? それとも・・・
これから指定確認検査機関の業界再編に拍車がかかるのだろうか。